西部劇と懐かしのカントリー&ウェスタン日記

現代とはかけ離れたOld Countryの世界ですがずっと続けていきます。興味のある方は時々のぞいてみて下さい。

西部劇 ー14- (左ききの拳銃)

2008年09月29日 | 西部劇映画
左ききの拳銃 (The Left Handed Gun) 監督: アーサー・ペン  1958年製作  1958(昭和33)年 日本公開
この作品はずいぶん前にビデオとレーザーディスク(LD)で見たのが初めてだった。9月26日にポール・ニューマンが亡くなったことを知って見直してみた。 西部劇で「左ききの」という言葉が出てきたら好きな人は「ビリー・ザ・キッド」の物語だろう・・・・とピン!とくるに違いない。1859年ニューヨーク生まれで、本名 William・H・Bonneyといい1881年に21才で射たれて死ぬまでに21人を倒したというアメリカ西部に轟きわたった伝説と、一枚だけ残されている写真から左ききだった・・・・といわれている。写真は間違って裏焼きされたから「左きき」にみえるのでは、ともいわれているがいずれにしろ”拳銃に生きた”伝説の無法者。

<ストーリー>1880年代のニューメキシコ準州リンカーン郡。平原で行き倒れかけていたビリー(Paul Newman)はイギリス生まれの家畜商ジョン・タンストール(Colin Keith-Johnston)に助けられ、牧童として働くことになった。折りしもリンカーンの町では家畜商どうしの対立があって雲行きが怪しくなっている頃であった。家畜商ヒル・モートン(Bob Anderson)とその息のかかった保安官ブレディ(Robert Foulk)達はタンストールの牛群を町へ入れまいと画策して配下の手下を差し向け、丸腰のタンストールを射殺してしまった。父親とも慕っていたタンストールを殺されたビリーは復讐のために黒幕モートン、保安官ブレディを射殺し他の下手人達も次々と手にかけてゆく。この緊急事態に保安官就任を要請されたパット・ギャレット(John Dehner)は自らの結婚式をビリー一味が起こした先の射殺事件で汚されたこともあって保安官を引き受け、ビリー一味の討伐を始めるのだった。一度は捕まったビリーだったがまんまと脱獄に成功して逃げ延びる・・・・・しかし、執拗に追うパット・ギャレットの追跡隊から逃れて助けを求めて寄った知り合いの鍛冶屋のもとで遂にパットに追いつかれ、相手がパット・ギャレットと知りつつ”キエン エス(誰だ)?”という短い言葉を残して銃弾に倒れるのだった・・・・・というあらすじ。
モノクロ映画ですがそれがかえって雰囲気をよくしており、実話に基づいた展開はなかなか面白くて優れた西部劇だということが解ります。ただ、ビリー役のポール・ニューマンがもう少し若ければ・・・・と思いました(21才にはみえないのが唯一欠点か)。よく知らない俳優が多い中、リタ・ミランというきれいな女優さんが人妻セルサ役で出ていてP.ニューマンとのラブシーンもあって色を添えています。103分モノクロ映画。
LDの解説によると・・・・後年 ”最後の西部劇監督” といわれたサム・ペキンパー監督が「ビリー・ザ・キッド/21才の生涯」(1973年)を撮ることになった時、「左ききの拳銃」を見直してみたそうですが  「素晴しい傑作だ。レジスタンス・ビリーとしての像を私自身があらためて描き直す必要もないだろう。ポール・ニューマンのビリーは映画史に特筆されていい」 ・・・・とコメントを残したそうです。 
今はビデオもLDも全て廃盤になっているのでレンタルヴィデオで見るしかないと思いますがDVDでも出てほしいし、できれば映画館の大きな画面で見てみたい・・・・いくら便利な時代になったといっても過去の作品が映画館の大きなスクリーンで見られないのは何とも残念な気持ちです。他に「太陽の中の対決」という西部劇も私的にはお奨めです。 「左ききの拳銃」を見終わって思わず涙、大好きな俳優さんでした・・・・ポール・ニューマンを偲んで・・・・・
尚、ビリー・ザ・キッドについては伝承風の歌にもなっていて、古いカントリーやフォーク歌手達に歌われていました(映画タイトル部分でギター伴奏で歌われている唄とは別物です)・・・・・・後日採りあげてみたいと思います。
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何だか淋しいな

2008年09月28日 | つれづれに
(1)ソフトバンクホークスの王監督が今シーズン限りで引退するという・・・・ホークスは結局王監督の花道を飾ることが出来なかった。セパ交流戦では優勝までしたのに息切れして最下位にまで転落するとは予想もしなかったな。残念だけど仕方ない・・・・・こうなったら是非来春のWBCの全日本チームの監督になってもらって最後の花道を飾ってもらいたいと思う。

(2)今朝の新聞に往年の映画スター ポール・ニューマンが亡くなったと載っていた。1925年オハイオ州出身で2008年9月26日癌で死亡、83才だったとのこと。  僕が初めてポール・ニューマンの映画を見たのは「栄光への脱出」(1960年)だった、誰に連れられていったのかは思い出せないけれど・・・・この映画がイスラエル建国の時の状況を描いたものだということは理解できた。映画の中でもアラブ側の反発による攻撃が描かれていた。あれから相当の年月がたっているのにいまだにアラブとイスラエルの戦争状態は絶えることがないし、今日のテロの脅威もさかのぼって考えると全てはここに行き着くと思う・・・・(私達日本人の常識を超えています)。 あの映画は主題音楽もよかったしもう一度見てみたい・・・・。 ポール・ニューマンにも西部劇がある、私の好きな西部劇では「左ききの拳銃」「太陽の中の対決」「明日に向かって撃て」「ロイ・ビーン」があった。リアルタイムで見たのは後の3本、地味だったけれど「太陽の中の対決」が一番好きな作品だった(西部劇ー7-に書いています)

(3)27日(土)夜、鹿児島から出張で博多に来たM君とカントリー・ミュージックのライブハウス「マンプレ」に行った・・・・マスターの人柄が出ていてここの雰囲気はなかなかよい。飲んでいるうちにM君も私も何曲か歌わせてもらった、酔った勢いとでもいうか後で思い返すと歌詞もうろ覚えの私の下手な歌が恥ずかしい
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本 -19- (西部劇の世界)

2008年09月23日 | 西部劇の本
西部劇の世界  岡 俊雄 編   荒地出版社   1971(昭和46)年発刊

過去の西部劇本です。岡俊雄さんら10人の方達の分担執筆で、310頁のハードカバー本。文章は上下2段になっているのでかなりのボリュームになります。以下目次
(1)西部劇の魅力
(2)西部劇の歴史
(3)西部劇ベスト・テン・・・・・映画評論家の双葉十三郎さんが「荒野の決闘」「赤い河」「黄色いリボン」「ウィンチェスター銃73」「ヴェラクルス」「真昼の決闘」「シェーン」「OK牧場の決闘」「リオ・ブラボー」「大いなる西部」の10本を挙げて各作品の見どころを述べたもの。最低限これ位は見て下さいよ・・・という指標にもなるんだと思います

(4)正統西部劇の後退<1960年以後>・・・・1961年を境にして西部劇は転換期を迎えた、特徴をひと口にいえば伝統的なテーマであったフロンティア・スピリットが次第に物語の中心部から姿を消し、その結果「西部劇の型」がなくなり無制限に多様化した・・・・ということで61作品を挙げながら述べてある。私個人は世代的にこのあたりから見始めているので興味があるところでした

(5)マカロニ・ウェスターンの登場・・・・・非情、残酷を売り物にイタリア製西部劇が大手を振って世界を駆け巡った時代(1960年代)、なぜあのような現象が突発したのか余りにも沢山の問題が含まれていそうです。発生の過程とブームの原因をできるだけ具体的に解説してみます・・・・で始まる項目、興味深い。

(6)実説 西部の英雄・銃豪・・・・・例によってアメリカ西部に勇名を馳せた御一行さま達、西部劇を面白くしてくださっている方々が善悪によらず同席なさってその行状功績(?)などを吟味されているページであります(Smile)

(7)西部の地理と歴史・・・・・本の初めにミズーリ州セントルイス以西の「標準西部劇早わかり地図」なるアメリカ地図が載せてあって各西部劇題名が舞台になった場所に書き込んであり、他に「ジェシー・ジェイムズの墓があるところ」とか、「ビリー・ザ・キッドの殺された町」、「ジェロニモの死んだ町」、はては「ゲイーリー・クーパーの故郷」なんていうのが地図に書き込んであるんですね・・・・・何とも楽しい地図だ、こんなのでアメリカの州を覚えた方がよっぽど楽しいなぁ。こうした遊び心があるのが楽しいなあ

(8)西部劇の周辺・・・・銃器、ガン・プレイ談義、インディアンと騎兵隊、西部劇と音楽など、”知っているともっと西部劇を面白く見れるよ” という予備知識群。これが案外大事です、予備知識がないと何のことか解らずに面白くなかった・・・・となってしまいます。去年の映画「ジェシー・ジェイムズの暗殺」などはそうかも知れないです
(9)西部ア・ラ・カルト・・・・これも予備知識群。酒・酒場・牢やぶり・西部の女傑・レデイファースト・西部版おしゃれページ・カウボーイの生活・自警団・北部と南部・ナイフ など西部劇を面白く見るため以外は何の得にもならない雑学なんですが・・・・・これが”面白い!”と思えるくらいになりましょう(smile)
(10)西部劇用語集
(11)西部劇俳優一覧
この本は改定3版まで出たようで人気があったのでしょうか、僕が買った初版本の表紙はピンク色だったのに先日古本屋さんで見つけたこれ(3版)は黄色。改訂版ごとに表紙を変えるなんて一種の販売戦略だったんでしょうか(おおげさか)?古本であってもここで遭ったが百年目(めったに出会わない)、この表紙違いを買ってしまったのでした(苦)・・・・・第2版はどんな色なんだろう
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つれづれに ( 中古レコード店にて ” カントリーはないですか?” )

2008年09月22日 | つれづれに
8月末に鎌倉の姉の家を訪ねて2日目の夜は横浜に泊まった。横浜駅近くだったのでフラリと食べ物を買いに出かけた時に、ある大手の中古レコード専門店があったのでのぞいてみた。レコードのところに行くとジャズ、ロック、そして僕にはさっぱりわからないヒップホップとかレゲエといったものが大半を占めていた。

「 カントリーはないですか? 」 とは何となく気が引けて店員さんに尋ねられなくてポップス&ボーカルのコーナーを見て、次に下に1枚100円と書いて無造作にダンボールに詰め込んであるところをのぞいて結局8枚のLPを買った。みんな100~300円でステラ・パートン(ドリー・パートンの妹)、Bobby Helms、Jimmy Wakely & Margarett Whiting、有名なフィドル奏者の Buddy Spicher などのLP8枚で合計2200円・・・・・ジャケットも綺麗だし、これだけ買っても新譜のCD1枚の値段よりも安いなんてまったく嬉しい気分だった。
ステラ・パートンのLPは既に持っていましたが100円とガムの値段と一緒だなんて、また買ってしまった・・・・とてもいいアルバムで1977(昭和52)年のだけれど今の時代でも十分通用する音です・・・・何だかとても複雑な気持ち。 「 レコードで何が悪い! 」 なんて開き直ることも出来なくて 時代についていけなくて相変わらずレコードを聴いていることが多い自分としては経済的にも有難いな・・・・と思います。
ステラ・パートンの歌 ”Easy To Love ”、”If You're A Dream ”、”I'm Not That Good At Goodbye ”などがなんともよい雰囲気で素敵でした
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つれづれに ( 自分は本当にカントリーファン?? )

2008年09月21日 | つれづれに
最近 昔のものばっかり聴いているので 「 自分は本当にカントリー・ミュージックファンといっていいのだろうか? 」 とふと自問してしまうことがあります。新しいカントリー歌手を知らない、最近のカントリー・ミュージックに今ひとつ興味が沸かない・・・・・という状況がかなりの期間続いている。 気に入ってCDを追っかけたアーティストも The Hot Club Of Cowtown が最後で、一人の歌手のアルバムを通しで聴いて楽しいという経験がなくなってオムニバスCDで済ませることが多いのです。 Country Music への情熱を失ったとは思わないけれど感激を受けるほどのことにはもう出会うことが無いような気がしている・・・・・・
これからはあまりジャンルにこだわらない音楽の聴き方をしようと思う今日この頃だ。
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懐かしのカントリー & ウェスタン 54 [ チャーリー・ウォーカー(2) ]

2008年09月20日 | つれづれに
Charlie Walker(2)  
米国盤 Dot Records MCA-39078  CHARLIE WALKER

(1)Pick Me Up On Your Way Down (2)Mean Woman With The Green Eyes (3)One Step Away (4)If I Were You I'd Fall In Love With Me (5)I Was Doin' Her Wrong (6)Don't Squeeze My Sharmon (7)Right Or Wrong (8)I'm Gonna Get Together With Your Memory Tonight (9)That Ol' Texas Two Step (10)Does Fort Worth Ever Cross Your Mind


正調カントリー歌手として根強い人気があったチャーリー・ウォーカーが81才で亡くなりました(1926~2008年9月12日テキサス州出身)。それほど強烈な個性を持った歌手ではなかったので日本ではLPレコードとしては紹介されたことは無かったと思います。ヒット曲もそんなに多い方ではなかったと思いますが何といっても(1)Pick Me Up On Your Way Down1曲だけでも記憶に残る人だと思います。
いつ聴いてもTwin Fiddle に Steel guitarをフューチャーして淡々と歌う印象が強く、悪く言えばどの曲も同じように聞こえる・・・・という感じがありましたが一本筋の通ったカントリー歌手だったことははっきりしています。
このレコードは約15年前中古屋さんで500円くらいで買ったものですがあまり注目されなかった所以でしょうか新品でした・・・・スティールギターとフィドル(バイオリン)とホンキートンクピアノを使った僕が理想とする正調カントリーを叶えてくれるものでした。(1)(6)のヒット曲の他(10)や特に(8)がしみじみとした静かなフィドルとピアノから入る曲で”カントリーていいなあ”と思わせてくれる秀作。チャーリーについては「懐かしのカントリー&ウェスタンー40-」でも採り上げたのでそちらを見てみて下さい。
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懐かしのカントリー&ウェスタン 49 [ ジョニー・ホートン(1) ]

2008年09月01日 | つれづれに
Johnny Horton (1) 
 米国盤 Hilltop JS-6060   All For The Love Of A Girl

(1)All For The Love Of A Girl (2)First Train Headin' South (3)Move Down The Line (4)The Child's Side Of Life (5)Broken-Hearted Gypsy (6)The Mansion You Stole (7)The Train With A Rhumba Beat (8)Ridin' The Sunshine Special (9)Big Wheels Rollin'  (10)Devil Made A Masterpiece


ジョニー・ホートン(1925~1960年 カリフォルニア州出身でテキサス育ち)を初めて聴いたのはいつだったのだろう?初めての曲が「North To Alaska」だったことは覚えていて、1961(昭和36)年公開のジョン・ウェイン主演の西部劇「アラスカ魂」を見ていた(もちろん当時は父親同伴で)からで、その主題歌だったから多分その頃だと思う・・・・・映画自体はそんなに面白いというほどではなかったのにJ.ホートンが威勢よく歌うこの曲はやたらかっこよくてインパクトのあるものだったので小遣いを貯めてシングル盤を買ったのでした。
マーチングスタイルで全編語り調の「The Battle Of New Orleans(ニューオーリンズの戦い)」というヒット曲もあったけどそっちの方はいまひとつなじめなかったなあ・・・・いま思うとアメリカの歴史を知らないと理解できない内容だったかと思う。あと「Honky Tonk Man」をオムニバスレコードで聴いたぐらい・・・・自分にとってカントリー歌手としてのJ.ホートンはその程度の広がりしかなかったというのが実際のところです。よく知るようになった時には既に亡くなっていた、というのも興味が続かなかった理由の一つと思います。 後年アメリカから安い廉価盤(Hilltopや Harmonyといった)を買うようになった中に彼のワンマンアルバムが数種類あって少し世界が広がった・・・といった具合でした。 その中の一枚がこれなんですが、調べてみるとジョニーは Cormac、Abott、Mercury、Columbia といったレコード会社にレコーディングしているようで、この廉価盤レコードはマーキュリー時代の音源を使ったもののようで前記のColumbiaレコード時代(しかもほんの一部の曲)しか知らなかった僕にはとても新鮮な感じを受けたものでした。
ジャケットの解説を訳してみたのですが特に経歴とかエピソードとかで特徴的なことが書いてなくて・・・・「1960年に自動車事故で死んだ偉大なカントリー歌手だったが、Pops fanにも記憶に残る歌手であり、ジョニーの音楽は Countryや Folk、Popを含めた”Americana”とでも呼ぶべきカテゴリーにあるといってよい」・・・・とあります。
音的にはMercuryレコード時代は一言でいえば純カントリー時代といえると思います。
スローな愛の歌(1)は彼の隠れた明唱、(2)は軽快なアップテンポのTrain songで歯切れのよいリズムとスティールギター、ホンキートンク・ピアノに乗って歌う若々しいジョニー (3)はミディアムテンポでフィドル(バイオリン)、スティール・ギター、ホンキートンクピアノの伴奏で思わずウキウキしてしまうWestern Swing調
(4)はハンク・トンプソンの「Wild Side Of Life」と同じメロデーで子供サイドから見た歌 (5)は一転してマイナー調の不思議な雰囲気を持った曲で、生ギターとフィドルでややアップテンポに歌われますがちょっとハンク・ウィリアムズの「Ramblin' Man」に似ている感じ
(6)スローバラッドで、歯切れのよいリズムでラジオ体操の伴奏的なホンキートンク・ピアノとフィドル、スティールギターをバックに朗々と歌うジョニー、ちょっとレフティ・フリゼルみたい (7)スローから徐々にアップテンポに移っていくTrain Songでマイナー調のジョニーの裏声を入れた歌がなかなかGood、ちょっとハンク・ウィリアムズの雰囲気(涙もの)

(8)軽快なフィドルと軽快なエレキ・ギターに乗って歌い飛ばすTrain Songで聴いていて思わずウキウキしてくるような楽しい曲・・・・カントリーはこうでなくちゃね~と思わせる (9)こちらはアップテンポのTruck-Driver Song でハーモニカとスティールギター、機関銃のように繰り出す単音のギター音に乗って”Big wheel~Carry Me Home”と歌うジョニー・・・・・うーんジョニー・ホートンの良さを見直してしまったなあ
(10)歯切れのよいミディアムテンポでフィドル、スティールギター,チェットアトキンス・スタイルのギターに乗って軽快に歌う全般に若々しいジョニー・ホートンの歌
という訳でColumbiaレコード時代とは違った若々しいジョニー・ホートンの魅力全開のアルバムです・・・・・MercuryレコードのCDなんかどうなっているのかさっぱり解らないので単品CDがあるか不明。ドイツのBear FamilyレコードのJ.ホートンBox-CD集で聴くしかないかもしれませんが高価だしなあ、Box物は良し悪しと思います
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懐かしのカントリー&ウェスタン 48 [ サンズ・オブ・ザ・パイオニアズ(4) ]

2008年09月01日 | サンズ・オブ・ザ・パイオニアズ
The Sons Of The Pioneers (4)
米国盤 AFM-721  Sons of The Pioneers: DECCA/CORAL

(1)Way Out There (2)Tumbling Tumbleweeds (3)Kilocycle Stomp (4)A Melody From The Sky (5)Blue Bonnet Girl (6)So Long To The Red River Valley (7)Plain Old Plains (8)Kelly Waltz (9)If You Would Only Be Mine (10)Sierra Nevada (11)The River Of No Return (帰らざる河) (12)The Lilies Grow High (13)Lonely Little Room (14)Montana (15)Somebody Bigger Than You And I (16)The Mystery Of His Way


Cowboy Song が好きで、サンズ・オブ・ザ・パイオニアズが好きで色々なレコードを知るようになった時、普通のレコード会社が出すレコードとは違うものがあることを知って買ったのがこれです。 ジャケット底に American Folk Music Archive and Research Center for the John Edwards Memorial Foundation、UCLA とあります・・・・・カリフォルニア大学ロサンジェルス校の JEMF から出されている・・・・つまり The Sons Of The Pioneers が研究の対象になっている・・・・ということなんですね。そして、そこからパイオニアズに関する本も出ていると知って僕はもう驚いてしまったのでした。JEMF とパイオニアズの本については別の機会に述べたいと思います。

さて、このレコードの解説を補足を加えながら訳して見ますと・・・・・「 サンズ・オブ・ザ・パイオニアズは1934(昭和9)年8月に DECCA レコード社に初めて商業的なレコーディングをしました。同社のレコーディング歌手としては Stuart Hamblen 、Bing Crosby に次ぐものでした。面白いことに Decca 社での9年間は Western 曲と Country 曲を均等に録音しています。ロイ・ロジャース、ティム・スペンサー、ボブ・ノーランのトリオがコーラスとヨーデルに磨きをかけていったのですが、時はあたかもアメリカ中が1934年の大恐慌時代で 経済的には苦境の時代で、”Way Out There ”、”Tumbling Tumbleweeds ”、”Cool Water ”、”Blue Prairie ” といったパイオニアズの代表的曲でさえ上手くいかず・・・・・有名になるまでには何時間も何時間も試行錯誤、努力を重ねたものだよ、とロイ・ロジャースは述懐しています。

Farr Brothers( Hugh & Karl )の参加がグループとしてのパイオニアズを究極の成功に導いたことは明らかで、2人は1930~40年代を通じて最高のフィドル、ギタープレイヤーだったことは疑いの余地がないところです。さらに、1936(昭和11)年に Lloyd Perryman が加わることでパイオニアズ スタイルが確立されたと言っていいでしょう。 以上がA面に聴かれる8曲です。(2)Tumbling Tumbleweeds は彼らのテーマソングになった曲、個人的には(6)So Long To The Red River Valley が好き。
( その後レコード会社を移り、メンバー移動もあるのですが )1954(昭和29)年にパイオニアズは短期間ですが DECCA レコード社に復帰してLloyd Perryman 、Tommy Doss、 Dale Warren、 Farr Brothers 、Deuce Spriggens の6人でレコーディングしています、それがB面で聴かれる8曲です。
トミー・ドスが感情豊かに歌う(9)If You Would Only Be Mine、(14)Montana ( バーバラ・スタンウィック主演の西部劇 ”Cattle Queen Of Montana ” のために書かれた曲だったけれど結局使われなかったそうです) の2曲はパイオニアズの魅力全開でまったく素晴らしい。 そして、Lloyd Perryman 亡き後今日までパイオニアズののれんを支え続けて 最近亡くなった若き日の Dale Warren (1925~2008年8月亡、ケンタッキー州出身。1953=昭和28年 pioneers 加入) のソロをフューチャーした(15)Somebody Bigger Than You And I 、(16)The Mystery Of His Way など。

1934(昭和9)年初レコーディングから1954(昭和29)年まで20年の時を経ていてもパイオニアズのコーラスの質はなんら変化することなく維持されています。ファー兄弟の完璧な楽器演奏に裏うちされた The Sons Of The Pioneers のハーモニーコーラス、シンプルなアレンジは classic western singing group の最高峰であり、まさに伝説であるといえます。」

このLPレコードの表は1934年のメンバー写真が載っています、裏は1954年のこの写真で左からヒュー・ファー( Fiddle )、カール・ファー( Guitar )、デール・ウォーレン、トミー・ドス、ロイド・ぺリマン( Guitar )、デュース・スプリゲス( Bass )。 今ではドイツの Bear Family レコード社からパイオニアズに関する完璧ともいえるCD-Box 集 が出されていますので全て聴くことが出来るんでしょうが・・・・・高価だし、単品のCDを期待したいところです
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懐かしのカントリー&ウェスタン 47 [ サンズ・オブ・ザ・パイオニアズ(3) ]

2008年09月01日 | サンズ・オブ・ザ・パイオニアズ
The Sons Of The Pioneers (3)  
米国盤 Vocalion VL-73715 (日本盤MCL-1042)   Tumbleweed Trails

(1)Tumbleweed Trails (2)I'll Be Around Somewhere (3)Home In San Antone (4)There's A New Moon Over My Shoulder(肩にかかる月) (5)Salt River Valley (6)Montana (7)River Of No Return (帰らざる河) (8)There's A Long , Long Trail (9)I Knew It All The Time (10)He's Gone Up The Trail (11)Lonely Rose Of Mexico (12)Cielito Lindo


このレコードはパイオニアズの初期の頃(1941~43年と1954年)の録音曲が入っていることでとても珍しいもので、デッカレコードの廉価レーベル Vocalion レコード社で出されました。日本盤も発売になってうれしかったものです。

ボブ・ノーラン、ティム・スペンサー、ヒュー&カール・ファー、ロイド・ぺリマン、パット・ブラディという強力メンバーでパイオニアズの魅力全開という感じで、ジャケットもそれらしくて Good。(1)Tumbleweed Trails はゆったりした曲ですがコーラスの仕組みはけっこう複雑です。(2)I'll Be Around Somewhere は何ともウキウキするようなスイング感を持った曲でファー兄弟のフィドル(バイオリン)と生ギターがとても素敵な伴奏をつけています。
次のボブ・ウィルスの(3)Home In San Antone もスウィングしていますが、Hugh Farr のスイングするフィドルが素晴らしくて僕は何度も何度も聴いてそっくりに弾けるように練習してはみたもののなかなかヒューの弾くフィドルの雰囲気は出せないなあ・・・・というのが結論。歌では 「 メイン州やカリフォルニア州もいいけれど おいらにはテキサスが一番さ 」 という Bob Wills のオリジナル曲にはなかったフレーズを途中に入れて ”テキサス賛歌 ”にしているのも楽しいところで、このアルバムの白眉。

ジミー・デイヴィスやテックス・リッターの歌で有名な(4)There's A New Moon Over My Shoulder (肩にかかる月)もききもの。 尚、(3)Home In San Antone 、(4)There's A New Moon Over My Shoulder では短期間だったけれど(兵役のため一時抜けた)ロイド・ぺリマンにかわってメンバーに加わっていた Ken Carson が素晴らしいソロを披露しています。(5)Salt River Valley スローな曲ですが佳曲、(6)Montana はボブ・ノーランが去った後に入った Tommy Doss の素晴らしいバリトンヴォイスをフューチャーしての牧歌調の佳曲。こうした牧場ムードいっぱいの曲を聴くとパイオニアズていいなぁ~と思えます、個人的には大好きな曲。
 
(7)River Of No Return (帰らざる河)はマリリン・モンロー出演の同名の西部劇主題歌・・・・・これは M.モンローの色気たっぷりの歌があるので僕はそっちの方が好みかなあ、でもパイオニアズも違ったムードがあっていい( 歌うは B.Nolan の後釜に入った Tommy Doss )
(8)There's A Long, Long Trail 、(9)I Knew It All the Time の2曲はウェスタン・スウィング調、(10)He's Gone Up The Trail、(11)Lonely Rose Of Mexico は気だるい調子ですが曲の間を縫うように弾くヒュー・ファーのフィドル( 淋しげでもありロマンチックでもある )・・・・素晴らしい。 最後はメキシカン調の賑やか仕立ての(12)Cielito Lindo (シェリト・リンド)で終わる・・・・・・・・というほぼ全盛期の Pioneers Sound を味わえるレコードになっています。
こうしてみるとどれもこれも「 素晴らしい佳曲 」 になってしまっているという・・・・・えこ贔屓の感想になってしまいました、だってね・・・そうだもん(Smile)   CDになって発売されているかは不明ですが、なっていたら絶対のお奨め・・・・・と思います
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カウボーイ ソング 23 [ ジョニー・ボンド & ウイリス・ブラザーズ(2) ]

2008年09月01日 | カウボーイ・ソング
Johnny Bond & The Willis Brothers (2)  
米国盤  CMH Records CMH-6213  The Return Of "The Singing Cowboy"

(1)Cimarron (Roll On ) (2)IDAHO (3)Cowboy's Dream(カウボーイの夢) (4)High Noon (西部劇「真昼の決闘」の主題歌)(5)Take Me Back To My Boots And Saddles (6)Cool Water (7)Rollin' Plains (8)Take Me Back To Tulsa (9)South Of The Border(国境の南) (10)The Happy Cowboy (11)Red River Valley(赤い河の谷間) (12)Back In The Saddle Again(鞍に戻ろう)


前回のレコードの続編です。2枚のレコードジャケット前面には Production Inspired By GENE AUTRY   ROY ROGERS  TEX RITTER   JIMMY WAKELY  REX ALLEN   EDDIE DEAN   THE SONS OF THE PIONEERS と載っていて、「 B-西部劇 」で活躍して後年はカントリー&ウェスタン歌手としても有名になった Singing Cowboy 達を偲ぶような意図で作ったものだ・・・・と銘打っています。

さて、音的には前編と同じで (7)Rollin' Plains と(9)South Of The Border は Johnny Bond のソロ、(1)Cimarron、(5)Take Me Back To My Boots And Saddles 、(8)Take Me Back To Tulsa 、(11)Red River Valley は Willis Brothers のソロ、他は共演ですが古いカントリースタイルやカウボーイ ソングの好きな人にはこちらのほうがより知っている曲が多くてなじみやすいかも知れません・・・・・
ジョニー作の(1)をウィリス兄弟がアップテンポでのスタート、(2)ミデアムテンポだけどアコーディオン、フィドルがスウィングしていてジョニーの歌も乗っています・・・(3)は有名な Traditional Cowboy Song でメロディは ”My Bonnie Lies Over The Ocean ” と同じ。(4)High Noon は本家のテックス・リッター盤ほどの低音ではないですがジョニーの歌もオーソドックスでなかなかの雰囲気、(6)は Sons Of The Pioneers の名曲をややアップテンポで歌っています
Bob Wills で有名な(8)は全くのウェスタン・スウィング調でウキウキ楽しく、ジョニー・ギンブルのスウィング フィドルと管楽器が盛り上げてくれます・・・・(9)「 国境の南 」は一転してゆったりとしたメキシカン スタイルでジョニーも情感豊かに歌っています。(10)Happy Cowboy はかのハンク・ウィリアムス(Sr.の方)が一時ショウのスターティングテーマとしてとり上げていたという Sons Of The Pioneers のアップテンポの楽しい曲、ここでのウィリス兄弟もにぎやか仕立てで楽しくやっています。(11)Red River Valley は有名な Traditional cowboy Song、ウィリス兄弟もマンドリン、アコーディオン、フィドル等をバックにきれいなコーラスで牧歌的にやっていて思わず涙・・・・という感じになってしまいます。   
さて締めはジーン・オートリーの歌で有名な(12)「 鞍に戻ろう 」で、ジョニーとウィリス兄弟がゆったりと情感たっぷりに歌ってくれます、ジョニー・ボンドもギターを弾いていますよ・・・・因みにジーン・オートリーの録音でギターを弾いていたのはこのジョニー・ボンドだったそうですがなかなか上手です。
これから涼しい秋になってくると COWBOY SONG は季節に似合いますね・・・・・そう思います。
ところで、CDは2枚のレコードをまとめたものとして出ていたのかもしれません(??)
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