西部劇と懐かしのカントリー&ウェスタン日記

現代とはかけ離れたOld Countryの世界ですがずっと続けていきます。興味のある方は時々のぞいてみて下さい。

お気に入り (3)

2008年08月24日 | つれづれに
一日の仕事が終わったらよく酒を飲む。バーボンか焼酎を飲むことが多くて、いくつか気に入りのお酒があります・・・・・「小松帯刀」は鹿児島は加世田(現在は南さつま市)の焼酎で「こまつたてわき」と読みます。小松帯刀(1835~1870年)は幕末に西郷隆盛や大久保利通らと活躍した志士で、薩摩藩の家老職にあった人ですが35才と若死にしたので歴史好きの人以外にはあまり知られていないかもしれない(今はNHKドラマ”篤姫”で脚光を浴びていますが)。そんな彼の残された写真から描いた絵をラベルとして貼った焼酎・・・・さつまいも・米こうじが原材料の少し辛口の焼酎ですが本来の焼酎らしい味だし、五合瓶で980円くらいとお手頃価格なのでよく飲んでいます。
もう一本は長崎県は壱岐島産の麦焼酎「壱岐」・・・・・大麦2/3・米こうじ1/3が原料のまろやかな(少し甘みの)味の焼酎で、疲れた時などに飲むととても癒される感じがします。 ”壱岐は麦焼酎の発祥の地”と書いてあります・・・・お酒が大陸を経て伝わったことを思うとそうかもしれないなと思います。私が以前勤めていた職場を辞める時、Nさん(きれいなのにいつもスッピンでお化粧の嫌いなひとでした)からもらって初めて飲んだものです。壱岐は小さな島で、大きな川が無いからおいしいお酒は出来ないのでは・・・・と思っていましたが私のとんだ間違いで、何ともおいしい焼酎でこれもよく飲んでいます。
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西部劇 -11- ( ジョン・ウェイン西部劇 ” ユタから来た男 ” )

2008年08月17日 | 西部劇映画
  ユタから来た男 (The Man From Utah)  
監督:ロバート・N・ブラッドベリー  1934(昭和9)年


ジョン・ウェインの若い頃の西部劇「ユタから来た男」を見た。

<ストーリー>
”ユタから来た男 ”ジョン・ウェストン(J・ウェイン)は射撃と乗馬の名手。アリゾナのとある町に着いた時たまたま駅馬車会社に押し入った強盗団と連邦保安官ヒギンス( ジョージ・”ギャビー”ヘイズ )の撃ち合いに遭遇して加勢して撃退したことが縁で二人は意気投合する。腕を見込まれたジョンは町で開かれるロデオ大会の裏で暗躍する悪党団を捕らえようとするヒギンス保安官に協力することとなった。
一味には凄腕のロデオライダーA(ヤキマ・カヌート)がおり、これまでも有力な対抗相手がいると汚い手を使って排除してロデオの賞金や町民の掛け金を独り占めしていた連中だった。ジョンはロデオ大会に出場し、悪党団が鞍に針を刺して落馬を誘う卑劣なやり口を未然に防ぎ、ロデオでもAを負かして優勝してしまう。
今はこれまでと賞金を保管する銀行を襲う悪党団をジョンは追っかけて打ち負かす・・・・そして感謝する銀行家カーターの娘ケイト(ポリー・アン・ヤング)とめでたく結ばれる・・・・・・というとってつけたような結末で終わるというわけで思わず笑ってしまいます。

でもどんなにお粗末な映画でも取り柄があって、ロデオのシーンは当時のロデオ大会の実写(恐らく)を使っていて馬での集団行進、インディアン達の余興、2頭の馬に立ち乗りして疾走する(ローマ乗り)余興、荒馬乗り、投げ縄の妙技などが出てきて楽しめます。 それに比類なきスタントマンといわれたヤキマ・カヌートや1930年代の美人女優だったというポリー・アン・ヤングなどを見れること・・・かな?   1930年代といえばジーン・オートリーやテックス・リッター等の Singing Cowboy 達の西部劇花盛りの時代でもあるので、この映画でも我等がジョン・ウェインもいきなり白馬にまたがってギターを弾きながら歌う・・・というシーンでの登場、さすがに歌の方は抵抗があったらしく吹き替えになっているそうですが・・・でも楽しいシーンです。

 
映画評論家の児玉数夫さんの本「娯楽映画の世界 西部劇」(教養文庫)によると、ジョン・ウェインは1933年から1935年にかけて弱小のMonogram映画社に在籍して西部劇に出演したそうで、同社の西部劇はLone Star Westernと呼ばれてJ・ウェイン主演のものが15~6本作られたらしく、唯一この映画だけが昭和31年になって初めて日本公開されたんだそうです。
僕は百円ショップに200円で売られていた2種類の「ユタから来た男」DVD(写真)と他にJ・ウェインの昔の西部劇DVD-BOX集に入っていたものと都合3回見てみたのでした。感想としてはまあ西部劇としては大した作品ではなくて昔のテレビ西部劇よりもひどいなあ・・・・というところなんですが、やはりジョン・ウェイン(大根役者だけど)が出ているということで良しとしなくてはね。 番茶に駄菓子の味というところですが西部劇好きはこんなのも見なくちゃね・・・・と思った次第です(smile)
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本 -18-(Country & Western)

2008年08月17日 | カントリー&ウェスタンの本
カントリー音楽のアメリカ  家族、階層、国、社会   ロバート・T・ロルフ 著  ロルフ 早苗 訳   南雲堂フェニックス
先日本屋さんに行ったらこのような本が出ていました、今年の夏(2008年7月25日)発売です。題名に見られるようにこれは現代アメリカのカントリー・ミュージックを理解するためのある一面を述べたもので、実に詳細に書かれているので現在進行形のカントリーを知るにはうってつけの本ではないかと思います。

序文に大まかな要旨が述べてありますが、それによると・・・・・「カントリー音楽はアメリカ南部、特にその農業地帯に暮らした一般大衆の生活に根ざした音楽であった・・・年月とともに全国的、さらには国際的に広まり、都市や郊外で様々な生活をしている人々に語りかける音楽となった。本書では比較的新しい、商業ルートに乗り広く歌われたカントリーソングを取り上げ、それらの歌がアメリカの暮らしを具体的にどう語っているか、アメリカ社会の重要な側面をどんな姿勢で描いているかを詳細に見て行く・・・・カントリー・ヒット曲の多くはロマンティックなラブソングかあふれるばかりの若さへの賛歌だが、そういった作品は本書には登場しない。そのような歌に混ざって、家族、階層識別、愛国心、深刻な社会問題を歌った作品があり、そうした歌に焦点を当てている・・・・カントリー音楽に登場する社会政治的関心に光を当てるのに筆者がふさわしいと感じた歌を取り上げた・・・・・”ほとんどのアメリカ大統領を選出するミドル・アメリカ、という世界の政治で最も影響力を持つ人々が何者であるかを知りたければ、カントリー音楽に関心を払うべきだ”・・・という言葉には真実がある」 と述べられています。

 約60曲が「家族」 「階層」 「国:9・11以降」 「社会」 等の分野に分けられて詳細に載っており、しかも1985~2004年までの歌がほとんどなのでほぼ今を生きるカントリーソングといってもよいと思います。
歌手としてKenny Chesney 、Patty Loveless 、Randy Travis、 Suzy Bogguss 、Reba Mcentire 、Martina Mcbride 、Brad Paisley、 Sawyer Brown 、Alan Jackson 、Travis Tritt ほかの現代のカントリー歌手がほとんど出てきます。

この本を見ると私たち日本人が抱いているCountry Musicに対するイメージが何だか表面的なものに思われてきます・・・・私達がさりげなく聴いたり歌ったりしているカントリーソングの中にアメリカの人達にとってはもっと深い意味を持っている歌が存在するんだ・・・ということを教えられるような内容の本でした。この本に載っているようなCountry Songを聴いて見ようかな・・・・という気持ちを起こさせるきっかけになるかも知れないです。
280ページで3000円と高価ですが内容はとても濃いものです、ただ写真やイラストは全く載ってなくて、ブルーグラスについても全体から見ると聴衆の数が少ないという理由から載っていません
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つれづれに (初めてのレコード・・・三つ子の魂百まで)

2008年08月10日 | つれづれに

レコード好き・・・・おいらの原点!!


先日休みの日に倉庫の整理をした。昔の物が雑多に詰め込んである中に蓄音機と一枚の古いレコードがあった。
ゼンマイ式でしかも針は鉄針だから ”蓄音機 ” という名前の方がしっくりくるもの・・・・・SPレコードを載せて、針をつけて,ゼンマイを巻いて聴く・・・・・という手間のかかるものだけれど、自分が生まれる前からあったもので、祖父~父~私と伝わってきたもの。
1枚の小さなレコードは表裏に「 おもちゃのマーチ 」「 お手てを洗いましょう 」 と題名が書いてある。
亡くなった母が、祖父の浪曲などのSPレコードが沢山あった中から「 博多夜船 」という調子のよい歌曲だけを選び出して 「 3才頃だったかね、まだ年端もいかないのによくかけて聴いていたよ どんなにしてゼンマイを巻いたのかね 」・・・・・と話をしていた。私のレコード好きの原点なんだと思う。 

 
4才になった時初めてねだって買ってもらったのがこの小さなレコード(写真)。今では盤がそって波打って聴くことはできないけれど、姉に話をしたら何回も聴かされたから今でも覚えてるよ・・・・・と歌ってくれたものだ。私の小さな指紋が付いているはずのレコードだ

以来私はレコードが好きで今でも趣味のひとつにしている。 盤面の埃をとってそうじして、プレーヤーにのせて、手で針を落として、片面が終わったら反対にひっくり返してまた同じことをする・・・・・という不便さを全然イヤだなと思ったことはない。むしろその不便さと手間がレコードを聴くときの楽しみみたいになっている、そして何よりもレコードそのものが好きということなのです。CDの時代ゆえにレコードは安くなって経済的でもあるし、音に神経質でなければ十分に楽しめると思っています・・・・ 聴いた後はまたスプレーをかけてきれいに埃をとって大切に保管・・・
これからも仕事に疲れた時などコーヒー、お酒を飲みながら大きなジャケットを眺めつつレコードを聴くことを楽しみとしたい。 アナログ人間、時代遅れといわれても平気  私にとっては Vinyl is still King( アメリカのある中古レコード店のカタログに書いてあったタイトルで気に入って私も使っている文言です
)・・・・・かな
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