楽しいオムニバス アルバム (6) 米国盤 Guest Star Records NGS-1441 GEORGE JONES Star of the "Grand Ole Opry"
(1)It's OK・・・・George Jones (2)Tennessee Rag・・・・Benny Martin (3)Foot Prints In The Snow・・・・Willis Brothers (4)Boll Weevil・・・・Jim Glaser (5)Wabash Cannonball・・・・Moon Mullican (6)Intoxicated Rat・・・・Frankie Miller (7)Poor Old Me・・・・Benny Barnes (8)You Are The One・・・・Leon Payne (9)Hold Everything・・・・Red Sovine (10)Mom And Dad's Affair・・・・Cowboy Copas
スターデイレコードのことを話題にしているので 私がまだアメリカから直接 安物レコードばかりまとめ買いしていた頃のものを引っぱり出して聴いてみた。このレコードは2ドルという安さと”George Jones”というタイトルに半ば騙されて買ったようなレコードでした。レーベルが Guest Star( Diplomat というレーベルもあって妙に符合しているんですが-よくわからない?? )という怪しげなLP でレコードが中袋も無しに裸のままポンと入っているだけで解説も何もなしなんですね・・・・・でも届いてビックリ と同時になんだかとっても嬉しく得したような気分にさせられたものでもあります。
ジャケットは確かに若い頃の刈上げ髪GI カットのジョージ・ジョーンズなんですが、なんと下に Stars Of The " Grand Ole Opry " とあって9人のカントリー歌手の名前が書いてあります・・・・・ワッだまされた! と思ったのはそのためだったのです。 ですが今考えると何ともすごい往年のカントリーメンバーなんですね、当然今の時代からすれば全く垢抜けない時代の Country Music です。 スマートさとは縁のないサウンドだけれど こんな時代の American Country Music がかえって新鮮にきこえます(私感)・・・・・カントリーの世界でよく使われる down to earth という言葉が ”真の意味で” 出ている音楽なんだと思います。 ここに名前を連ねている歌手達がかつてのスターデイレコード社にいた人達と判った時は驚いてしまいました( Starday Records 社はジョージ・ジョーンズが recording artist としてデビューしたことで有名です)。
気合いの塊(かたまり)見たいなジョージ・ジョーンズの (1)It's OK はスティールギターとしつこいくらい多用している wild なフィドル(バイオリン)に思わずこちらが赤面してしまいそう(あまりのド・カントリーぶりで他の人に聴かせるのが恥ずかしくなるくらい・・・・・という意味なんですけど-smile-)。 (2)Tennessee Rag は歌手としても通っていたフィドルの名手ベニー・マーチンが square dance 用に弾いている rag 、 ブルーグラスの古典曲として有名になった(3)「雪の足跡」 をウィリス兄弟が軽やかに歌ってくれます。3人兄弟で、古くは Oklahoma Wranglers と名乗ってカウボーイソングなどを演っていたようですが、Hank Williams の初期のレコーディング伴奏をつとめたことでも有名。
(4)Boll Weevil はテックス・リッターの歌で有名な曲ですが、ここではグレイザーブラザーズの Jim Glaser がバンジョーを伴奏にからっとした感じで歌っていて テックスとは趣の違うスタイルですがなかなか good。
ムーン・マリカンがピアノの弾き語りで歌う(5)Wabash Cannonball はスティールギターとフィドルも入って 鼻に抜けるややハスキーなムーンの歌声が軽快で楽しい、ほんとに simple そのもの。
(6)フランキー・ミラーという歌手は当時のスターデイとしては New star として売り出したかったようですが何故か大成しなかったもよう・・・・・いい雰囲気のホンキートンク歌手なのに時代に合わなかったのでしょうね。
カントリーの名曲「I Love You Because」を作った盲目の叙情歌手レオン・ペインが歌う”You Are The One”はスティールギター、フィドル、ホンキートンクピアノを伴って軽快に歌い飛ばしていて楽しいものです。
目立たないけれど根強い人気があったレッド・ソヴァイン・・・・・渋いなあ~。 そしてカウボーイ・コーパスのゆったりとしたバラッドで終わる・・・・・という可もなく不可もないカビの生えた昔のカントリー、ジョージ・ジョーンズ以外はみんな故人かな? こんなレコード 、アメリカでは300円くらいで売っているはずで昔のカントリーはオムニバスで聴くのが楽しい・・・・・自分には頭の中を空っぽにしてくれるような能天気な Country Music が合っているな・・・・・とつくづく思った次第です、聴きながら飲んだバーボン・ウィスキーが美味かった。
(1)It's OK・・・・George Jones (2)Tennessee Rag・・・・Benny Martin (3)Foot Prints In The Snow・・・・Willis Brothers (4)Boll Weevil・・・・Jim Glaser (5)Wabash Cannonball・・・・Moon Mullican (6)Intoxicated Rat・・・・Frankie Miller (7)Poor Old Me・・・・Benny Barnes (8)You Are The One・・・・Leon Payne (9)Hold Everything・・・・Red Sovine (10)Mom And Dad's Affair・・・・Cowboy Copas
スターデイレコードのことを話題にしているので 私がまだアメリカから直接 安物レコードばかりまとめ買いしていた頃のものを引っぱり出して聴いてみた。このレコードは2ドルという安さと”George Jones”というタイトルに半ば騙されて買ったようなレコードでした。レーベルが Guest Star( Diplomat というレーベルもあって妙に符合しているんですが-よくわからない?? )という怪しげなLP でレコードが中袋も無しに裸のままポンと入っているだけで解説も何もなしなんですね・・・・・でも届いてビックリ と同時になんだかとっても嬉しく得したような気分にさせられたものでもあります。
ジャケットは確かに若い頃の刈上げ髪GI カットのジョージ・ジョーンズなんですが、なんと下に Stars Of The " Grand Ole Opry " とあって9人のカントリー歌手の名前が書いてあります・・・・・ワッだまされた! と思ったのはそのためだったのです。 ですが今考えると何ともすごい往年のカントリーメンバーなんですね、当然今の時代からすれば全く垢抜けない時代の Country Music です。 スマートさとは縁のないサウンドだけれど こんな時代の American Country Music がかえって新鮮にきこえます(私感)・・・・・カントリーの世界でよく使われる down to earth という言葉が ”真の意味で” 出ている音楽なんだと思います。 ここに名前を連ねている歌手達がかつてのスターデイレコード社にいた人達と判った時は驚いてしまいました( Starday Records 社はジョージ・ジョーンズが recording artist としてデビューしたことで有名です)。
気合いの塊(かたまり)見たいなジョージ・ジョーンズの (1)It's OK はスティールギターとしつこいくらい多用している wild なフィドル(バイオリン)に思わずこちらが赤面してしまいそう(あまりのド・カントリーぶりで他の人に聴かせるのが恥ずかしくなるくらい・・・・・という意味なんですけど-smile-)。 (2)Tennessee Rag は歌手としても通っていたフィドルの名手ベニー・マーチンが square dance 用に弾いている rag 、 ブルーグラスの古典曲として有名になった(3)「雪の足跡」 をウィリス兄弟が軽やかに歌ってくれます。3人兄弟で、古くは Oklahoma Wranglers と名乗ってカウボーイソングなどを演っていたようですが、Hank Williams の初期のレコーディング伴奏をつとめたことでも有名。
(4)Boll Weevil はテックス・リッターの歌で有名な曲ですが、ここではグレイザーブラザーズの Jim Glaser がバンジョーを伴奏にからっとした感じで歌っていて テックスとは趣の違うスタイルですがなかなか good。
ムーン・マリカンがピアノの弾き語りで歌う(5)Wabash Cannonball はスティールギターとフィドルも入って 鼻に抜けるややハスキーなムーンの歌声が軽快で楽しい、ほんとに simple そのもの。
(6)フランキー・ミラーという歌手は当時のスターデイとしては New star として売り出したかったようですが何故か大成しなかったもよう・・・・・いい雰囲気のホンキートンク歌手なのに時代に合わなかったのでしょうね。
カントリーの名曲「I Love You Because」を作った盲目の叙情歌手レオン・ペインが歌う”You Are The One”はスティールギター、フィドル、ホンキートンクピアノを伴って軽快に歌い飛ばしていて楽しいものです。
目立たないけれど根強い人気があったレッド・ソヴァイン・・・・・渋いなあ~。 そしてカウボーイ・コーパスのゆったりとしたバラッドで終わる・・・・・という可もなく不可もないカビの生えた昔のカントリー、ジョージ・ジョーンズ以外はみんな故人かな? こんなレコード 、アメリカでは300円くらいで売っているはずで昔のカントリーはオムニバスで聴くのが楽しい・・・・・自分には頭の中を空っぽにしてくれるような能天気な Country Music が合っているな・・・・・とつくづく思った次第です、聴きながら飲んだバーボン・ウィスキーが美味かった。