西部劇と懐かしのカントリー&ウェスタン日記

現代とはかけ離れたOld Countryの世界ですがずっと続けていきます。興味のある方は時々のぞいてみて下さい。

プロ野球で一番好きな監督だった・・・西本監督

2011年11月29日 | 野球


西本幸雄監督が亡くなりました・・・・・灰色の球団といわれていた ” 阪急ブレーブス ” と万年Bクラスでパリーグのお荷物といわれて一度も優勝経験のなかった ”近鉄バッファローズ ” を優勝に導いたとても優れた監督だったと思います(今は両球団が合併してオリックス・ブレーブスになっています)。 セ・リーグの某球団のように資金力にまかせて有力選手をかき集めるようなやり方ではなくて 地道に生え抜きの選手を鍛え上げての監督の印象が強かったですから本物の魅力がありました。 ただ、パ・リーグは制しても どうしても日本一にはなれなかったのだけが心残りだったのでは・・・・・セ・パの人気度に大きな差があった時代だったから パ・リーグにもいい選手が沢山いたのに実力があっても目立つことが少なかったですね。
今の時代に西本監督のような人材がほしいなぁ-と思います・・・・・選手に慕われた真にプロ野球の監督らしい監督でした。
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懐かしのカントリー&ウェスタン 187( リズ・アンダーソン )

2011年11月23日 | 懐かしのカントリースター
 
Liz Anderson

米国盤 RCA Victor LPM-3769 Liz Anderson Sings

(1)No One Will Ever Know (2)Walk Out Backwards (3)So Much For Me, So Much For You (4)Tippy Toeing (5)100 Times Today (6)Be Quiet Mind (7)To The Landrord (8)I've Cried The Rain Down (9)Too Many Rivers (10)Mama Spank (11)How To Break Up ( Without Really Crying ) (12)Release Me 

Liz Anderson ( 1930~2011年 ミネソタ州出身 )


平成23(2011)年11月1日に81才で亡くなったアメリカのカントリー女性歌手&ソングライター Liz Anderson のLPレコードです。娘さんも有名なカントリー歌手で Lynn Anderson ですね。
これは私が持っているリズ・アンダーソンの唯一のアルバムで、あとはチラチラとオムニバスレコードに入っているのを聴いたことがあるくらいで、女性歌手の中でも自分にとっては影が薄い方でした。今回彼女が亡くなったことを知ってレコード棚の奥に眠っていたこのレコードを聴いてみたのです・・・・・素晴らしかった!! 何で今まで気に留めなかったのだろうというくらいに素晴らしかった。リン・アンダーソンのお母さんですからかなりのお歳だったと思いますが、このレコードは1967(昭和42)年と書いてあります。 スティールギター、ピアノにコーラス入りですが Country Feeling が横溢していて今聴いても素敵です・・・・・初期のチャーリー・プライドや時にはバック・オウエンズのサウンドに似たスタイルの曲もあります。

日本では ”RCAカントリー&ウェスタン名盤シリーズ ” と銘打ったLPレコードで多くの歌手が紹介されていましたが RCAに属していてもウィリー・ネルソン等と同様に出されなかったようです。今このレコードを聴くと正直いってそのカントリーらしさに驚きを覚えます・・・・・すこし舌ったらずな歌い方ですが自分にとっては娘さんのリン・アンダーソンよりも好きなフィーリングでした。
1曲目 ”No One Will Ever Know ”が入っているのがうれしい。 この曲はとてもカントリーソングらしいメロディラインを持った曲で 好まれるのか Roy Acuff、 Hank Williams 、Carl Smith、Dick Curless 、Gene Watson 、Ronnie Milsup 、ブルーグラスの Larry Sparks など多くの男性歌手が歌っているのを聴いたので 女性が歌うのは初めてで興味津々でしたが 非常によかった・・・・nice !! ぜひ現代の女性カントリー歌手にも歌って欲しいな。 

このアルバムに入っている自身の歌でのヒットは ”Mama Spank ”(1967) という曲だけのようですが それよりもヒットとは無縁のような(2)Walk Out Backwards、(3)So Much For Me 、So Much For You(アルバム中では私はこの曲が一番気に入りました)、(5)100 Miles Today などがいい雰囲気です。全体的にスティールギターとピアノがよくて Country Feeling を出していてエレキギターが目立たないか入れていないか-なので落ち着いて彼女に歌唱を堪能できるようになっています・・・・・惜しむらくはバックコーラスはない方がよかったのにと思います・・・・・ある人のボーカルをじっくり聴きたい時にはコーラスが妨げになる場合もありますからね。

作曲家としてはとても有能で、1960年代頃活躍したカントリー歌手でリズの曲を歌わなかった人はいないのでは-というくらい有名のようです。

将来どこかの中古レコード店でこの人のレコードに出逢ったら買いたいと思う
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懐かしの The Sons Of The Pioneers・・・Tommy Doss

2011年11月16日 | サンズ・オブ・ザ・パイオニアズ
 
Tommy Doss
 ( The Sons Of The Pioneers の元メンバー )

1920~2011年 アイダホ州出身


往年のカウボーイコーラスグループ「 The Sons Of The Pioneers 」 の重要メンバーの一人だったトミー・ドスが2011(平成23)年10月25日に91才で亡くなったそうです。
パイオニアズの音楽に興味をもっていないと見逃されてしまいそうですが、長い歴史をもっている The Sons Of The Pioneers にあっては1950年代~1960年代前半を中心に支えた人で 大変魅力的なバリトン ボイスでボブ・ノーラン(1908~1980年 カナダのマニトバ州出身)が去った後のパイオニアズを背負って立つ存在だった人です。パイオニアズはコーラスなのですがメインボーカルでソロを歌う時には Bob Nolan とかこの Tommy Doss という人の歌声は際立って特徴のある声で素晴しいように思います(この二人は聴き分けが出来ないほど声質が似ています)。僕は ” Heart Break Hill ”、”Montana ”、” River Of No Return (帰らざる河)”、バンジョーをバックに歌う ” Strawberry Roan ” 等の曲にトミー・ドスの素晴しいソロボーカルを聴いていいなと思いました。
写真は彼らのLPレコード「 Lure Of The West 」 ( RCA Victor LSP-2356 ) の裏ジャケットに載っているもので、トミー・ドスは左下の人、すぐ上は2008(平成20)年に亡くなったデイル・ウォーレン、ギターを持っているのがロイド・ペリマン、右端はギターの名手カール・ファーです・・・・・今ではみんな故人になってしまいました。

パイオニアズの詳細を記したアメリカの本に 「 Hear My Song / The Story Of The Celebrated Sons Of The Pioneers 」 があります(版を重ねているので amazon あたりで検索されたら入手可能かもしれません)。 それには各メンバーの経歴が載っています 興味がある人は少ないかも知れませんが、当時の人がカントリーの世界に身を投じるようになったのにも運命的とも言えるチャンスがあるんだ-などのことが判るので Tommy Doss の項から概略を載せてみたいと思います、チョコッと私なりの補足も入れて・・・・・

(1)1920年アイダホ州 Weiser に生まれ、1922年家族とともに移住したオレゴン州 La Grande で成長、音楽は両親からと Carson Robison 、Vernon Dalhart、 Jimmie Rodgers のレコードから感化されてギターとハーモニカをマスターした。11才でアマチュアコンテストで優勝
(2)19才の時兄と友人の3人で Sons Of The Grande Ronde なるバンド結成して地元のラジオ局に出演。The Sons Of The Pioneers のことはレコードを聴いたり映画で見たりして知っていて強烈な印象を受けていたのでパイオニアズの歌もレパートリーに入れて歌ったとのこと
(3)戦争で兵役、除隊後1945年故郷 に帰りバンド活動を再開
(4)1947年 Bob Wills & His Texas Playboys が La Grande で公演したのを聴いて大いに感化される・・・・・幸運なことに自分達が演奏している場所にボブ・ウィルスが聴きにきてくれて Texas Playboys を辞めたばかりのリードボーカル Tommy Duncan の後釜にバンドに入らないかと誘ってくれたのでした ・・・・・未完成につき続く(5)(6)
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つれづれに ( 時代劇 「 一命」 を見た )

2011年11月13日 | つれづれに
  監督:三池崇史

海老蔵の時代劇映画「一命」をみた・・・・・武家の没落を描いたつらく悲しい物語だ。1962(昭和37)年の小林正樹監督の名作時代劇「切腹」(白黒映画)のリメイクということで期待して見に行った・・・・・旧作と比べても遜色なくてなかなかの見応えがあったと思う。 僕自身は「切腹」は1970年代になって何かの映画祭で映画館で見たことがあって強烈な印象をもちましたが、さらに図書館の映画上映会で見た2回目の時もそれは変わらなかったです・・・・・「切腹」はDVDが出されていました、今回の「一命」と話の筋は変わらないのでその解説を借りて載せました・・・・・・・・・()内の役者さんを新旧併記しました

<物語>
寛永7年(1630)井伊家 上屋敷に津雲半四郎(市川海老蔵、仲代達矢)と名乗る壮年の浪人が訪れ、庭先での切腹を申し出た。井伊家の家老 斉藤勘解由(役所広司、三國連太郎)は春先にも同じ申し出をした若い浪人 千々岩求女(ちじいわもとめ=瑛太、石浜 朗)を思い出す。浪人の当世流のたかりを苦々しく思っていた勘解由は切腹の場をしつらえてやるが、思惑外れた浪人は狼狽し、自分の差し料である竹光の刀で腹を切ることとなり無惨な最期を遂げたのだった。
庭先に端座した半四郎は介錯人に井伊家の剣客 面高彦九郎(青木崇高、丹波哲郎)ほか2名を指名した(この3人が求女に自らの刀での切腹を迫ったのだった)。その到着を待つ間、静かに語り出す。それは井伊家を代表する武家社会の虚飾、不条理を暴き出す驚愕的な事実であった・・・・・・・とあります

<補足>戦国の世から徳川の太平の世となり豊臣家恩顧の大名 福島正則家の改易(取り潰し)のために浪人となった津雲半四郎(市川海老蔵)とその娘みほ(満島ひかり、岩下志麻)と元僚友の子息 千々岩求女(瑛太)の困窮する生活と、徳川家筆頭の家臣井伊家との狂言切腹をめぐる武家社会の悲劇を描いた作品。

津雲半四郎の願いで みほと夫婦となった千々岩求女はやがて困窮する生活で妻子を養うために書物を売り、着物を売り、ついには武士の魂である刀までも売って竹光の刀を差すほどに落ちぶれた状態となった。求女は病気の幼い息子 金吾の治療費三両を得るために井伊家の門前で切腹させて欲しい-と申し出るのだった。”狂言切腹”、武士の矜持(きょうじ)を守るための止むにやまれぬ行為とはいえ体のいい ” たかり ”である・・・・・徳川幕府による大名取り潰しが相次いで世に浪人が増えていた頃に ある浪人が大名屋敷の門前で切腹をさせて欲しいと申し出てその殊勝な志に仕官の口を与えた-という話があった。しかし似たようなことが続くようになると大名側は面倒がっていくらかの金子を与えて追い払った-などのことが起こった時代だったのだ。

三両を工面するために止むに止まれぬ思いで臨んだ求女の思惑は井伊家の非情な仕打ちとも取れる計らいで悲惨な竹光の刀での切腹という形で終わった。 半四郎にとって孫の金吾の病死、井伊家から送り届けられた求女の無惨な死骸、娘みほの自死と悲劇は続いていく・・・・・・そして半四郎は・・・・・という具合に物語りは進行します

<私の感想> 戦国期を生き抜いた侍としての 津雲半四郎の雰囲気や凄味、すべてを失った悲しみの表現は旧作の仲代達矢の方がそれらしさがありますが今回の海老蔵、瑛太、満島ひかりも好演しているのがわかります。
「一命」での最後、井伊家の家臣たちとの斬り合いで津雲半四郎の刀がいきなり竹光になっていたのはちょっと理解できなかったです・・・・・死んだ3人を供養するために刀を売ってしまったのだ---とでも解釈しないと納得がいかないように思います。
他に、ドラマの中で数ある大名家の中で井伊家が選ばれているのには訳があるんだと思います・・・・・映画の中に出てくる ”赤備え ” という言葉と井伊家藩祖の鎧、かつては武田信玄の一武将の騎馬軍団が鎧ほかを全て赤一色に染めて武勇の誉れ高かったものを徳川の世になって井伊家が ”赤備え ”と称して真似して受け継いだいわば尚武の藩である・・・・・という設定がないと構成上成り立ちにくいからだと思います。 

世界に出してもおかしくない日本映画はやはり時代劇かなぁ・・・・と思わせる作品でした。今年の時代劇では「 桜田門外の変 」とこの「 一命 」がよかった、ぜひぜひお奨めです( 写真は2種類のチラシと手持ちのDVD表紙から )
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つれづれに (本 「カントリー音楽一筋」 を買った)

2011年11月10日 | カントリー&ウェスタンの本

「カントリー音楽一筋 」 / 寺本圭一が語るカントリー音楽と人生 (平成22年4月発刊 かまくら春秋社)


海老蔵の時代劇映画 「 一命 」を見た日の帰りに天神のジュンク堂書店で買った。大きな書店にしか置いてない本なのでしょうか初めて見かけました・・・・・日本のカントリー歌手の草分けの一人として有名な方なので興味深く読みました。東京に長く住んだことのない九州の田舎者の私からすると戦後の日本の Country & Western 音楽の発展事情はまるで別世界の出来事のようですが 写真も豊富で 面白く読むことができました。
亡くなった6つ上の姉は東京で大学生活を送ったので きっと寺本さん達のステージは見たんでしょう・・・・・夏休みなどに帰ってきた時に持ち帰ってきた色々な音楽の本やコンサートのパンフレットを見て私はずいぶん音楽的な刺激を受けたものでした。
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懐かしのカントリー&ウェスタン -175-( ビリー・グラマー 1 )

2011年11月06日 | カントリーギター列伝
 
Billy Grammer(1)

米国盤 Vocalion Records VL-73826 Country Favorites

(1)Gotta Travel On (2)Columbus Stocade Blues (3)Rainbow Round My Shoulder (4)I'm Moving On (5)Wabash Cannon Ball (6)Gonna Lay Down My Old Guitar (7)Detroit City (8)Lonesome Life (9)New River Train (10)I Saw Your Face In The Moon

米国盤 Decca Records DL-4642 Country Guitar / Billy Grammer

(1)Guitar Polka (2)I Fall To Pieces (3)Send Me The Pillow You Dream On (4)A Wound Time Can't Rrase (5)Little Joe's Guitar (6)Kentucky Waltz (7)The Three Caballeros (8)King Of The Road (9)Faded Love (10)Wednesday Night Waltz (11)Country Guitar Blues (12)Born To Lose

Billy Grammer (1925~2011年イリノイ州 出身)


いつも覗いているアメリカの Hillbilly サイトを見ていたら往年のスター歌手&カントリーギタリストだったビリー・グラマーが2011(平成23)年8月10日に亡くなった・・・・・と出ていました。
私は彼のレコードを2枚持っていますが 1枚はデッカレコードの廉価レーベル Vocalion Records からのボーカルもので(写真左)、もう一枚はデッカレコードのレギュラー盤(写真右)のギター演奏集で ジャケットにパンチ穴(右上にあります)を開けて廉価盤として売られていたものです。 私のカントリーレコードは80%はこうした廉価盤で占められています( お金がない頃いかに安価でレコードを買うか---にいつも苦心していた結果です )・・・・・初めの頃はカントリーを広く知りたいためにオムニバス盤で、それから一人一枚主義で始めたのに やはり魅力的な歌手のレコードはどんどん増えていったものでした。

ビリー・グラマーは高山宏之さんの 「 ウェスタン音楽入門 」 には載っていない人でしたので 後年になって Country Guitar Player として知ったので、ギターアルバムを買ってみて後から歌手としてのビリーを聴きました、歌手としてはあまり特徴のある歌声ではないので 私の中では平凡なカントリー歌手という感じを受けたままずっとそれが続いています・・・・・ある曲を聴いた時に ”あっ、OOが歌っている!” といった強烈なインパクトがこの人の歌声には感じられなかったんですね。

ボーカルのレコードですが・・・・・スティールギターやフィドルが出てくるカントリーではありません。女性コーラスをバックに エレキギター、生ギター、ドラム、時にピアノが入るといった都会的なナッシュビルサウンドスタイルですので何だか中途半端な感じで 彼の歌の特徴がなおさら目立たないものになっているように思います。名曲が並んでいるのでもう少しビシッとしたカントリー的なところがあるとよかったのに 構えて聴くとぬるま湯につかっているようで・・・・・自分にとっては日曜大工でもしながらバックに流すくらいかな・・・・当時( 恐らく1960年代 )の音楽風潮だから仕方ないのかもしれませんが。

(1)Gotta Travel On は彼の1959(昭和34)年のヒット曲で彼の代表曲のようです、メロディは古謡の ” Roving Gambler ” を使っているような感じです。(2)”コロンブス監獄のブルース”に続いて ハンク・スノウの代表曲(4)I'm Moving On と 古謡といってもよい(5)Wabash Cannon Ball 他に(9)New River Train と3曲も Train song が入っているんですがどうも汽車の躍動感がないのでやさしい感じでもの足りません。(6)Gonna Lay Down My Old Guitar はデルモア・ブラザーズの曲で カントリー歌手が古いヒルビリーデュエットのデルモア兄弟を採りあげるのはちょっと珍しいかも知れません。  成功を夢見て都会に出た若者の挫折と郷愁を歌ったメル・ティリス作の(7)Detroit City は1963年のビリーのヒット曲で ビリーの方がボビー・ベアよりも古いんだと思いますが・・・・・?語りもあってまあまあかな、歌詞の内容で聴かせる曲ですからね。    そして初期の頃のウェブ・ピアスが歌った(10)I Saw Your Face In The Moon で終わります。
そんなに特徴があるというほどのカントリー歌手ではないと思うので日本ではこれからも聴かれることはない人かも知れません・・・・・せめて半分くらいはスティールギター、フィドル入りの正調カントリーでもよかったのではないかなあ

2枚目のアルバムについて・・・・・・ビリー・グラマーはやはりカントリーギタリストとしての方がずっといいように思います。
解説によりますと このレコードにはアル・デクスター作 の軽快な ”Guitar Polka ” 、パッツィ・クラインのヒット曲 ”I Fall To Pieces ” 、ハンク・ロックリンのヒット曲 ”夢の枕を ”、ストーンウォル・ジャクソンの ”A WoundTime~ ”、ビル・モンロー作の ”Kentucky Waltz ”、ロジャー・ミラーのヒット曲 ”King Of The Road ”、Western Swing の王者ボブ・ウィルスの ”Faded Love ”、そしてカントリー名曲のひとつ ” Born To Lose ” などを演奏してバラエティに富んだ構成になっています。 (5)Little Joe's Guitar と(11)Country Guitar Blues が自作のギター演奏曲となっていますが、まあ全体的にみて人間離れしたテクニックなどはありませんが 安心して聴ける Country Guitar 集・・・・・これくらいが自分にとってはちょうどいいな。 なおビリーは Gospel Guitar などのアルバムも出しているようです、彼のCDについては情報がなくてよく判りません

( Billy Grammer が亡くなったのを知って2011年2月26日に書いていた未掲載記事に書き足して今回載せました)
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つれづれに ( Hillbilly Heaven )

2011年11月06日 | つれづれに
いつも見ているアメリカの Hillbilly サイトを見ていて気付くことに・・・・・・最近(に限らず)往年のベテランカントリー歌手達の訃報が多いということです。Billy Grammer、 Wade Mainer、Johnny Wright 、 Wilma Lee Cooper、Country Johnny Mathis 、 Liz Anderson といった人達です。地味なために日本では知られていなくてもアメリカでは名前の通っていたひとたちでした・・・・・”でした”と書いたのは今ではカントリー好きのアメリカの人達でさえ知らないかもわからないからです。僕は書きかけで不完全で未発表にしている記事が25篇くらいあるんですが その中に3人入っていてちょっと残念だな----という思いです。私のブログテーマが ”懐かしのカントリー&ウェスタン ” だとはいえ 亡くなった人のものを追っかけるような形になるのもいやだなと感じているので次々と欠けていくのは残念・・・・・でも少しずつでも載せていこうと思います。
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つれづれに ( 雨の日のハンク・ウィリアムズ )

2011年11月05日 | つれづれに


(平成23年)11月4日金曜日夜遅く帰宅、帰ったらレコードを聴いて寝ようと思ったが横になっていたらいつの間にか寝入ってしまって目覚めたら11/5朝5時だった・・・・・・朝からしのつく雨でどうも止みそうもない。 最近また 「 ハンク・ウィリアムズ物語 」を読んでいるので読みながら本の中に出てくる曲を順に聴いてみることにした・・・・・この本は何度読んでも面白いもので、読むたびに気付かなかったことに興味がでてくる。そのわけは生前のハンクを知る人達がまだ存命の頃の話がドキュメンタリー的に随所に引用されて出てくるからだと思う。

写真にある「不滅のハンク・ウィリアムス大全集」は皮張りのボックスに ”The Immortal Hank Williams ”と書いた金属製のプレートが張ってある10枚組LPレコード入りの立派なセット(15000円)です。1975(昭和50)年当時カントリー・ミュージックファン向けの季刊誌だった「Country & Western」誌に出ていた広告(右の写真)を見て買いましたが、簡単に買うといっても当時の自分には現在の価格で3万円位の感覚です・・・・・これを買うために3日間養蜂のアルバイト、蜂蜜とりです、午前3時から6時までの3時間で6000円できつかったけれど割高の時間給を選んでの行動。雇い主のおじさんに気に入られて”養蜂はレンゲや、菜の花を追っかけてミツバチの箱をトラックに積んで北上しながら北海道まで行くんだよ、一緒に行かないか・・・”とまで云われたのも懐かしい想い出。 
「C&W」誌の宣伝には2大特典付とあって
・「ハンク・ウィリアムズ物語」(音楽之友社)を先着1000名にプレゼント
・「ハンク・ウィリアムス・オン・ステージ」のアルバムをもれなくプレゼント

となっていましたが私は先着1000 にはならなかったもよう。同じ頃に出た本は本屋さんで見て買いました・・・・この全集があるのでこの本に出てくるハンクの曲が全部聴けるというものです。なお Hank Williams 全集は日本ではこれ以前にも出されているので、私が買ったこの全集は私よりも先輩方の思い入れの再現ともいえるんでしょう・・・・

大部のボックス物を買うためにアルバイトまでしたのは後にも先にも「ジミー・ロジャース全集」を買った時に次いで2回だけだった・・・・今はそんなにしなくても安くでCDが手に入る時代になったから便利ですね
「 ハンク・ウィリアムズ物語 」 はぜひ再版して多くの人に読めるような形にして欲しいです・・・・・今ならきっと売れると思うのですが
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