西部劇と懐かしのカントリー&ウェスタン日記

現代とはかけ離れたOld Countryの世界ですがずっと続けていきます。興味のある方は時々のぞいてみて下さい。

久し振りに映画館で”駅馬車”を見た

2015年01月15日 | 西部劇映画
  
ジョン・フォード生誕120年 ”駅馬車”を見た 
 
鹿児島の小さな映画館でジョン・フォード監督生誕120年! ということで「駅馬車」を上映していたので1/14(水)仕事が終わって見に行った、なんでもこの上映は日本各地のミニシアターで縦断上映されているもようです。 
 
観客は私と20代後半と思われる若い女性の2人ぽっきりだった。35席くらいのミニ映画館だけれど私的にはその心意気に拍手を送りたいです( この若い女性にも )・・・・・ジョン・フォード監督の 「 駅馬車( Stagecoach )」 上映で席ががら空きなんて何とも残念な状況だと感じます、今の時代そんなものかも知れないと思いながらも、ほんとに残念だなあ。「 モニュメント・ヴァレーの消灯ラッパ 」 や 「 アリゾナ、ユタ 西部劇の大地を往く 」 という本を出版された鎌倉市在住の原川順男という方から年賀状をいただいたのですが その中に ”シネマアート新宿の大スクリーンで上映された『 駅馬車 』と『 静かなる男 』 がガラガラなのに対し、京橋のフィルムセンターでのサイレント『 香も高きケンタッキー 』『 誉の一番乗り 』 が満員札止めであぶれた客まで出たのはどういう訳だろうと不思議でなりません ” と書かれていましたが、私も ”そうなんだぁ ” と妙な実感がいたしました。『誉れの一番乗り』については後日追加記事します 
 
今回「 駅馬車 」 をスクリーンで見てから気づいたことですが、映画館、ビデオ、レーザーディスク、DVDと何度も見てきたはずなのに案外雑に見ていたのか ”あれっ、こんな場面があったっけ! ” というような箇所が多々あって我れながら反省する点が多くありました。 博多に帰ってからまたDVDなどで見直して見ました・・・・・是非近いうちに取り上げる予定です。 
 
写真左は映画館でもらったチラシです、白黒だったのを文字のところを自分で色を塗ってみました。右は昔のある映画雑誌の表紙裏に載っていた宣伝です・・・・・昔の日本映画の大監督二人の初上映当時の感想コメントが載っていましたのでそのまま載せました。 
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オムニバスレコードは楽しい(デッカレコード篇)

2015年01月12日 | オムニバス レコードは楽し
 
  
オムニバスレコードは楽しい 
米国盤 Vocalion Records VL-73768 Country Star Parade Volume 1
(1)A Man Like Me・・・ロジャー・ミラー (2)Along The China Coast・・・ロイ・エイカフ (3)Lovin' Country Style・・・ ワンダ・ジャクソン (4)Alabama・・・ルーヴィン ブラザーズ (5)How Do You Think I Feel・・・ レッド・ソヴァイン (6)Crazy Worried Mind・・・ロイ・エイカフ (7)My New Love Affair・・・レッド・ソヴァイン (8)You'd Be The First One To Know・・・ワンダ・ジャクソン (9)Seven Year Blues・・・ルーヴィン ブラザーズ (10)Sweet Ramona・・・ロジャー・ミラー 

米国盤 Vocalion Records VL-73804 Country Star Parade  Volume 2
(1)The Wrong Kind Of Girl・・・ロジャー・ミラー (2)Each Moment・・・アーネスト・アシュワース (3)Many Tears Ago・・・ジェニー・ルー・カーソン (4)Hang Your Head In Shame・・・ ジャスティン・タブ (5)Filipino Baby・・・ミッチェル・トロク (6)There'll Be No Teardrops Tonight・・・ジャスティン・タブ (7)Jason Fleming・・・ロジャー・ミラー (8)Honolulu Baby・・・ミッチェル・トロク (9)Night Time Is Cry Time・・・アーネスト・アシュワース (10)Dear God, Watch Over Joe・・・ジェニー・ルー・カーソン 

色々な歌手が1枚のCDないしLPレコードアルバムに入っていることをオムニバスないしはコンピレーションアルバムと呼びます。私的には昔から使われていた Omnibus (=乗り合いバスのこと)の表現の方がそれらしくて好きです。1枚のアルバムで色々タイプの違う歌手を幅広く知る・・・という意味では面白いと思いますし、お金のない時代にはこのタイプのレコードばっかり買っていたことがあります。 

メジャーなレコード会社には過去のヒット曲や盛りを過ぎてしまった往年のカントリー歌手の歌などを盛り込んで作った廉価レーベルというのがあって興味をそそられたものでした。RCAビクターの Camden、Decca レコードの Vocalion や Coral、Columbia レコードの Harmony、Starday レコードの Nashville、King レコードの Audio-Lab、Mercury レコードの等々です。 私が持っているレコードの中にはそんなのがいっぱいで、名もないレーベルもあったりで何が入っているか判らない宝箱みたいな感じがあります、またそういうレコードに限ってジャケット表紙が妙にそそるようなデザインであったりするんですね(smile)。 

今日のレコードはデッカレコードの廉価盤ボカリオンレコードのオムニバスです、デッカレコードの往年のカントリーはどこか垢抜けのしないド・カントリー( ド演歌という時の ”ド ”です )が多い印象ですが、このボカリオン盤はデッカ専属の中心歌手から外れたような非常に珍しいラインナップになっています。
ロジャー・ミラーはスチールギター、フィドル( カントリースタイルのバイオリン )、ホンキートンクピアノ入りでシャウト唱法の典型的なカントリースタイル。
ロイ・エイカフはドーブローギター、フィドル入りの粘っこく泥臭い歌い方、ワンダ・ジャクソンはまだほんの駆け出しの頃の若さ丸出しのヤンキー娘のド・カントリーという感じ。 
ルーヴィン・ブラザーズの ”アラバマ ” はこれがオリジナル録音と思われます・・・・・兄弟のマンドリンとギターの他にフィドルが入っているスタイルで歌われる素朴なコーラスで素朴そのもの。 
レッド・ソヴァインも純度の高いホンキートンク歌手で実に渋~い人で、昔ならこんな人が真のカントリー歌手といえるんでしょうきっと。アーネスト・アシュワースもバラッドの得意な純カントリースタイルなんですがデッカレコードで出てくるのは大変珍しいと思う。 
往年の女流カントリー作曲家兼歌手のジェニー・ルー・カーソンもここでは非常に珍しくて、非常に丁寧な歌い方で叙情的な歌が得意という感じです・・・・・・カントリーの名曲 ”Jealous Heart ” を作ったことで有名な人ですが ここでの ”Many Tears Ago ” もなかなかよい曲。
アーネスト・タブの息子ジャスティン・タブのデッカ・レコード時代も珍しいのでは。
次のミッチェル・トロクも珍しくて私はこのレコードで初めて知りました。ジャスティン・タブがややロカビリースタイルで歌うハンク・ウイリアムス ソング ”There'sll Be No Teardrops Tonight ”も珍しい。 
という訳で、この2枚のレコードは全てに ”珍しさ ” のオンパレード・・・・・CDにはとてもなりにくそうな内容です、古きよき時代のレコード時代が味わえるものになっています。 なお Country Star Parade には Volume 3 まであって次回に載せる予定です。 
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無慈悲な暴力が多すぎる

2015年01月09日 | 時事
宗教って怖いなぁ 
また無辜の民が銃で撃たれて死んだ(フランス)・・・・・もううんざりするくらいの頻度でこういう事件が起こっている。イスラムの人達に悪い感情を持っているわけではないけれど、これだけイスラム過激派での銃による老若男女、子供の無差別殺りく事件が頻発するとどうしてもイスラム教って何なんだろうと思ってしまう。ほとんどのイスラム教信者が信神深い普通の人たちであることはわかっている、一部の狂信的なイスラム過激派による犯行であることもわかる。でもこれだけ頻発するとやはり何かがおかしいと言わざるを得ない・・・・・・宗教というのは人の魂を救うものであるべきはずが ”神は偉大なり! ” でズドン-ですからね。 
イスラム圏からの激しい非難も伝わってこないし、イスラム教高位聖職者達からのまとまった抗議の声が聴こえてこないのもとても気になります。1世達はおそらくよりよい生活を求めて移民した人達であったろうけれど、2世、3世達が西欧の民主主義に幻滅を感じて(差別などの深い意味もあるんでしょう)イスラム教 ( 過激派に? ) に救いを求めて元に帰っていく・・・・・みたいな構図、深い根源がありそうで日本人には理解し難たさを感じます。  

イスラム国をはじめ、世界中にイスラム原理主義の暴力が撒き散らされていていつ果てるとも解からない状況で、正直いってアメリカやヨーロッパ連合が出て行けば解決するような問題ではなく、イスラムのことはイスラム圏内で解決するべきことではないかな・・・と思います、アメリカが世界の警察の役目を果たすためにしゃしゃり出るような問題ではなく、イスラムの自浄作用に任せるべきかな(自浄作用があるんだろうか?)・・・・・・とも思いますね。 
 
それにしても過日もパキスタンでの学校襲撃で150人近くの生徒、先生が無差別に殺戮されたばっかりでしたし ほんとに胸くそが悪くなるような事件がイスラム過激派には多すぎます・・・・・・イスラム教高位聖職者~一般信者も ”あんなのはイスラム教徒ではない ”・・・・・という言葉だけではもうどうにもならなくて自らが何か大きな行動で示す時期にきているのではないでしょうか? でないとイスラム教=イスラム過激派テロのイメージが一般に定着してしまうと思う(もう十分そんな感じになってきていますが)。 
日本は ”八百万の神(やおよろずの神) ”で政教分離の国でよかったなと思います
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Little Jimmy Dickens が亡くなった

2015年01月03日 | 懐かしのカントリースター

”Little ” Jimmy Dickens が亡くなった
米国盤 Columbia Records LE-10106 ”Little ”Jimmy Dickens' Greatest Hits (再発盤)  
(1)Take An Old Cold 'Tater (2)May The Bird Of Paradise Fly Up Your Nose
(3)He Knocked Me Right Out Of The Box (4)When The Ship Hit The Sand (5)Truck Road Of Starvin' Kangaroos (6)A-Sleepin' At The Foot Of The Bed (7)Out Behind The Barn (8)Night Train To Memphis (9)Fire Ball Mail (10)Wabash Cannon Ball (11)You All Come
 
 
 ”リトル”ジミー・デイケンズがとうとう亡くなったのですね・・・・・・1920(昭和9)年ウェストヴァージニア州出身でロイ・エイカフに見出されて Grand Ole Opry ( 古くからテネシー州ナッシュヴィルで開かれているカントリー・ミュージック ショウ )で活躍した最後のカントリー黄金時代の生き残りといってもいい歌手でした。2000年代になって次々に黄金時代のカントリー歌手が亡くなっていく中で94歳まで現役で歌ってきた人というのはそんなにいないと思います。もう昔のオープリーを知るカントリー歌手が Jimmy Dickens くらいしかいなくなってしまったので 最後までもてはやされてハッピーな歌手生活だったのではないか-と想像します。ヌーディのカウボーイスーツにテンガロンハットという昔型のスタイルの最後のカントリー歌手でもあったのではないでしょうか。 ただジミー・ディケンズのレコードについては1960年代ははっきりわかりませんが1970年代からは日本盤のレコード発売は皆無でした。 アメリカ Columbia レコード時代が長かったので、日本でコロンビアレコード在籍のカントリー歌手達のワンマンアルバムベスト集が15枚くらいのシリーズで何度か出されたことがありましたがその中には Jimmy Dickens はいつも入っていなかったです・・・・・今から思うとポピュラー歌手のフランキー・レインを入れるくらいなら Jimmy Dickensを入れてもよかったのに・・・・などと思いますね。それくらいカントリーファン以外では日本では知名度がない人だったと思います、というよりか日米での知名度の落差がありすぎるというべき人でした。だからカントリー人名事典に名前があったとしても実際の音源に接する機会はほとんどなかったというのが一般的な実情でした。 
  

私がジミーの歌を初めて聴いたのはコロンビアカントリーを集めたオムニバスレコードでの1曲でしたが、初めて買ったLPはアメリカの Harmony Records 廉価盤というもので、その後は輸入盤中古をアメリカから買っていた時におまけとしてもらったレコードでした(写真)。身体は小さいけど Big Voice というのがキャッチフレーズみたいですが、初めて聴いたときは何だかアップテンポのどちらかというとうるさい曲が多くて私はそんなにインパクトを受けませんでした。でも(8)Night Train To Memphis と(9)Fire Ball Mail での火の出るようなアップテンポで歌われる曲は圧巻で、特にスティールギターが素晴らしい演奏をしていてちょっと最近でも聴かれないようなプレーです。(11)You All Come は賑やかし立てでジミーに合っている感じです。  
でも念のためにいいますと、このアルバムでは全体にアップテンポのにぎやかな音作りが多いですが、他のレコードで聴くとカントリーバラッドやセイクレッド(賛美歌)等にも味わい深い作品が多々あって静かな歌にも歌の上手さが光るものがあるということです。やはりひとりの歌手を評価する場合その人の歌をできるだけたくさん聴いてみないと解からないなということでした。 

中段の写真は「Grand Ole Opry」と題した写真集に載っていたもので、若い頃のジミーが自分のバンドと共にオープリーのステージで歌っている姿です。ステイールギターは若い頃のバディ・エモンズ、若い頃にジミーのバンドに在籍していたことがあるんですね。 それに平成27年1/4の新聞に載ったジミーの死亡を伝える記事。
ちなみに、平成24(2012)1月にもジミーの記事を載せていますのでそちらもみてみて下さい。
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弟を偲んでブルーグラスを聴く

2015年01月02日 | ブルーグラス音楽
亡き弟を偲んでブルーグラスを聴く
  
The Lonesome Pine Fiddlers (1)&(2)
米国盤 Starday Records SLP-155 The Lonesome Pine Fiddlers 14 Mountain Songs ( Gusto Records が再発盤したもの )
(1)Lonesome Pine (2)Eatin' Out Of Your Hand (3)Two Timin' Baby (4)Kentucky Hill Special(インスト) (5)He Showed Me The Way (6)I'm All Alone (7)What Can I Tell My Heart (8)Windy Mountain (9)Lost In This World (10)Two Kinds Of Blues (11)Pretty Little Indian (12)Why Do You Treat Me The Way You Do (13)Lonesome Pine Ramble(インスト) (14)He Won't Accept Excuses

日本盤 RCAビクター RA-5508 Bluegrass Music '52 & '53 / The Lonesome Pine Fiddlers
(1)You Broke Your Promise (2)I'm Left Alone (3)Nobody Cares (Not Even You) (4)Twenty-One Years (5)My Brown-Eyed Darling (6)You Left Me To Cry(泣かせて消えた) (7)That's Why You Left Me So Blue (8)I'll Never Make You Blue (9)Honky Tonk Blues (10)You're No Good (11)I'll Never Change My Mind (12)Dirty Dishes Blues (13)Five String Rag(インスト) 

1月2日は3年前に弟が亡くなった日だったので彼が残したレコードを聴く日になっている。バンジョーが好きで自らも買って暇な時には弾いていたようだ。ブルーグラスとアメリカンフォークソングが好きだったので沢山のレコードを残してくれた。私自身はブルーグラス音楽はカントリーの合間に刺身のつま的な聴き方しかしないので せいぜいLP1枚分が精一杯だけど今日は弟の分(1枚目の写真)と自分が持っている分(2枚目の写真)を通しで聴いてみた。 
全体的にみるとどれも同じ様な曲にしか聴こえないけれど中にはキラリと光る曲があります・・・・・・そんな曲は残念ながら弟のレコードではなくて私のレコードの方だった、多分に自分の好みによるのかもしれないですが。 それに情報によると1枚目のレコードは一旦解散していたロンサム・パイン・フィドラーズが1960年代になってから再結成時の録音らしくマンドリンが入っていません、 2枚目の方は1950年代初め頃の録音で こちらの方が何となく緊迫感 ( ハングリー精神といってもいいのかな? ) があるんですね、それにマンドリンも入っているしコーラスもよりブルーグラス色が濃い感じです・・・・・・(1)You Broke Your Promise 、(6)You Left Me To Cry (これが一番の秀逸曲)、(11)I'll Never Change My Mind 等がよい。 

”ロンサム パイン フィドラーズ ”というバンド名がとてもブルーグラス的な響きがして得しているような気がする、でも彼等はブルーグラス第1世代の中でも名前の通ったなかなかの実力派だったようなんですね。1枚目の Starday のアルバムにはブルーグラスの父 ビル・モンローが Lonesome Pine Fiddlers についてメンバー紹介やどんな活動をしてきたか等を割りと詳しく書いてくれています。

こうして聴いてくると自分にはブルーグラスはLP1枚分の10~12曲を聴くの限度かなぁ・・・・・・とつくづく思う。
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平成27(2015)年1月1日 こんにちわ

2015年01月01日 | 懐かしのカントリースター
平成27(2015)年 謹賀新年  
今年も元気で明るい年にしたい。後進の人達の指針になるような”懐かしのカントリー&ウェスタン”の記事もたくさん書きたい、色々なところに旅行して古城も巡りたい・・・・・などたくさんの計画だけは夢の中でしました。 実現するように時間を作って努力して・・・・・等々です、いつも見てくださっている方々には今年もよろしくお付き合いください。
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