西部劇と懐かしのカントリー&ウェスタン日記

現代とはかけ離れたOld Countryの世界ですがずっと続けていきます。興味のある方は時々のぞいてみて下さい。

昔のテレビドラマ「カメラマン・コバック」を見た

2022年08月29日 | つれづれに

チャールズ・ブロンソンのテレビドラマ「カメラマン・コバック」を見た

往年の映画スター チャールズ・ブロンソン(1921~2003)の比較的若い頃のテレビドラマ「カメラマン・コバック」が以前に Book Off に単品で出ていたので買って(108円)積んどく状態になっていたのを出して見てみた。 

1958~1960(昭和33~)年頃の白黒ドラマ、ブロンソン37歳の頃のシリーズドラマだ。 一話26分のドラマが2話収録。 ただ、私が住んでいた九州の田舎ではこのドラマは放映がなかったからそれほど思い入れがなかったせいか放置していた……チャールズ・ブロンソンは映画「大脱走」(1963=昭和38)や「荒野の7人」(1960=昭和35)あたりから知るようになったスターだったので映画も結構見ている。もしこのテレビドラマの放映が自分の住んでいた地方であったらもう少し早く知ったかも知れない……だけど初めて若い頃のブロンソンを見ると新鮮でした😁  

この頃から渋い演技だったらしいのを垣間見ることができて……なるほどなぁと納得できます。この単品DVDはVol.10となっていたから他にも沢山あるようで調べてみたら大部のDVD-box も出されているようです。昔 テレビで見た訳ではないから単品で安くで出逢ったら買ってみようかな🤣  

昔のテレビドラマは出てくるゲストスターを見る楽しみ、古いアメリカの風景や風俗を見る楽しみもあり、脚本もしっかりしており演技が自然体でシリアス、大袈裟さがないからけっこう楽しむことができます。白黒映像であるのも好ましい

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ヨーデリング・スリム・クラーク ジミー・ロジャースを歌う

2022年08月27日 | ジミー・ロジャースを歌う


Yodeling Slim Clark (1) 
米国盤 Palomino Records PAL-300 Yodeling Slim Clark Sings The Legendary Jimmie Rodgers Songs

(1)Moonlight & Skies (2)Mother, Queen Of My Heart (3)In The Jailhouse Now #2 (4)Away Out On The Mountain (5)Never No Mo' Blues (6)Yodeling Cowboy (7)Daddy & Home (8)Waiting For A Train (9)Desert Blues (10)T For Texas (11)My Little Lady (12)Peach Pickin' Time In GA.


今も昔も流行だけを追っかけていては決して出逢えないカントリー歌手がいます。私にとっては Yodeling Slim Clark (1917~2000年 マサチューセッツ州出身 )もそうした一人でした。カントリーヨーデルやカウボーイ・ソングの好きなファンの間で名前は知られていても、彼のレコードが全て弱小のマイナーレコードであったため日本では全く発売されたことはなかったようです。
僕自身初めてスリム・クラークの写真とレコードにめぐり合ったのは1975(昭和50)年頃でした。何かの機会にスリムがジミー・ロジャースを歌うLPレコードを出している・・・・と知って矢も立てもいられず 苦心惨憺してアメリカのカントリー通販カタログを取り寄せて彼の中古LPレコードを数枚注文したのでした・・・・その中の1枚が Palomino Records ( フロリダにあった )が1966( 昭和41)年に出したというこの 「 Yodeling Slim Clark Sings Jimmie Rodgers 」 です・・・・だからとても思い出深いレコードです。
スリムはカントリー歌手というよりはほとんど Cowboy Singer といってもよいくらい歌う唄の内容は Traditional Cowboy Song やアメリカ西部に関するものばかりです。ヨーデル入りの生ギターの弾き語りで、昔からのスタイルを堅持しているという姿勢がジャケット写真にも現れているように思います。アメリカのカントリー、カウボーイ・ソングの奥の深さを知ったのもスリム・クラークを知ってからでした。

ところでこのレコード、音的には全曲生ギターの弾き語りとヨーデルで ジミーの曲に忠実に歌っています。本来が Cowboy Song を主体に歌う地味なスタイルの人なので劇的な音作りを期待すると失望・・・・ということになるので誰れにでも奨めるというわけにはいかないのですが、僕はスリム・クラークのかたくななまでのこうしたスタイルを好ましく思っています。 どこかのレコード会社が CD 化してくれてより多くの人に聴けるようになるといいなぁ・・・・と思っています。 Yodeling Slim Clark については後日詳しく述べてみる予定です・・・・とりあえずジャケットの解説訳を載せておきます。

・・・・・・・・・「 スリム・クラークは現在でも活躍している数少ないアメリカの正統派 Cowboy Singer のひとりです。彼の歌う American Cowboy Song の数々は世界中の人々の心の中に生き続けているものです。 このアルバムではスリムは伝説のジミー・ロジャースの歌12曲を披露してくれていますが、12曲全てを彼自身のギター弾き語り-Slim Clark Style -で演ってくれます。 これはファンの人達が彼のそうしたスタイルを望んだので モダンなサウンド作りを避けて要望に答える形にしたんだそうです。
ジミー・ロジャースの歌はこれまでも多くのカントリー歌手にレコーディングされてきましたが、ジミーのオリジナルに忠実な形での録音は見受けられませんでした。ジミーの死から30年たってもジミーが残した数々の歌そのものへの関心は続いていました。

” Waiting For A Train ( 汽車を待って )” という曲はこのアルバムの白眉ですが、あたかも故郷を遠く離れた孤独なカウボーイが家に帰ろうとする様を put off a train in Texas として言い表わしているようにも感じられます。
” Yodeling Cowboy ” ( スリムのテーマソングでもあるそうです ) はギターを持った気ままなカウボーイの道中のことを歌った唄です。
” Daddy & Home ” は今まで書かれた中で最も悲しいカウボーイ・ソングのひとつでしょう・・・・スリルを求めて家を出て放浪の生活を送ったものの、時が経ってそんな生活に疲れ、今は亡き父親と過ごした子供時代に思いを馳せる・・・・という内容です。
” My Little Lady ” と、 トランプギャンブルはしないという母親との約束を破った男の後悔の念を歌った ” Mother, Queen Of My Heart ” という曲ではスリムの素晴らしいヨーデルが映えるものになっていて これまでも多くのカントリー歌手が採り上げていましたが スリム・クラークのような true style のものは有りませんでした。
その他の曲も聴いていただければ素晴らしいものと確信できると思います 」・・・・といった内容が書いてあります。

古いスタイルのカントリーを思わせるこのようなジャケットが僕は大好きです。 
 
今回新たにジャケットの裏表紙も載せました 

*2007(平成19)年10/7の古い記事です、しばらくしたらまた元に戻す予定です

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捨てる前に読んどこ❹ ”コラムは笑う”…いい表現に出逢った

2022年08月24日 | つれづれに

”遅れてきた者は”・・・いい表現に出逢った

いつものように Book Off の百円本(今は110円)で買って積ん読状態になっていた文庫本をパラパラと拾い読み🤣 辛口のコラムニスト小林信彦さんの “ コラムは笑う ”(ちくま書房)

最後の解説を書いている森 卓也氏の文章に次のようなところがあった……" 研究というのは、常に、遅れてきた青年が、間に合わなかったことへのウラミを梃子にして、始めるものだ “……そうだよなあ至言と思う😁 

私のカントリー&ウェスタン音楽にしろ西部劇映画にしろ私なんかよりもずっと先達がいてその時代をリアルタイムで接してきた人達がたくさんいる。どんなに背伸びしても敵わない……なんて思いをすることがあった🤣 それでも好きこそものの上手とか継続は力なり…とかで何とか形になっていくもんだな…とも感じている😁 

団塊世代の私でさえそう感じていたので私よりも後の世代の人だって色々なことで同じように感じることがあるはず……でもね、万事において遅れてきた者(後から生れた者)だからといって臆することはないですよ……と思っています。好きなものはどんどん究めよう…の精神で🤣🤣 

自分ではどうも表現しにくかったことをズバッと言い当てるような言葉に出逢うと嬉しい😂

本編のコラムのほうは人、映画、日常の思い……など多岐に渡っていてチョコットずつ拾い読みしている🤣 面白い🤣

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レックス・アレン西部劇

2022年08月23日 | 西部劇映画

Singing Cowboy レックス・アレンの西部劇を見た 

Hills Of Oklahoma(荒野のカウボーイ) 1950年白黒 67分

 

Singing Cowboy ジーン・オートリーの西部劇を見たので 同じようなカントリー&カウボーイ歌手レックス・アレンの西部劇を見た。やはり完全無欠の西部劇DVD-Boxシリーズのひとつに収録されていたものです。調べてみると Rex Allen の西部劇は一つも日本での公開はなかったようです。ただ、児玉数夫さんの文庫本「娯楽映画の世界 西部劇」(教養文庫)によると昭和48年1/24にテレビ放映された「奇蹟のインデアン(For The Love of Mike)」という西部劇で客演という形で出演した、歌も歌った・・・と書いてありました。  

持ってはいないけどCDジャケットをスクリーンショットして載せてみました。

 

<ストーリー> 短い解説によると・・・・「牛の買い付け業者スティーブンスは、卑怯な手を使って牧場主たちから金を巻き上げていた。レックスは牧場主たちと組合を結成し、自ら組合長としてスティーブンスに抵抗するが、多額の金が必要になり・・・」とのこと。 映画の中でもレックス・アレンそのままの名前で出ています。

この映画でも車や電話が出てきたり、悪者側がセスナ機を低空飛行させて牛の群れを暴走させる(スタンピード)シーンが出てきたりと新旧ごちゃまぜで唖然とさせられますがなぜか面白い。ちゃんと銃撃戦もあったりするから・・・レックス・アレンが数曲歌っていますが、彼の声が線の太いバリトンボイスなのでとっても雰囲気があって聴きものです。Western Swing 調の曲をグループで演奏している場面もあり素敵です。往年のカントリー界では名フィドラー( カントリースタイルのバイオリン )のひとりとして知られていた Wade Ray という人が加わっていてフィドルとコーラスでレックスを盛り立てています。

  

アリゾナ州出身でWild West の雰囲気たっぷりの雰囲気で育ったレックスですからカウボーイ・ソングはお手のもので、西部劇スターとしての貫禄も十分です。写真を撮りながら楽しく見ることができました。こんな映画が見ることができるようになってこの「西部劇パーフェクトコレクション」DVDシリーズを出してくれているコスミック出版社には感謝。 

なお、Rex Allen については過去にいくつかブログに採りあげています

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レイ・プライスの歌が子守唄になってしまった

2022年08月18日 | つれづれに

鹿児島から仕事帰り、夜遅く往年のカントリー大スターRay Price ( テキサス州出身1926~2013年 ) のカントリーバラッド集が収録されたLPレコードを聴きながら眠りにつく……A面を通して聴き、ひっくり返してB面を聴いていたらいつの間にか眠り込んでしまい朝目が覚めたら針もあがっておりどこまで聴いたかな……だった。気に入った曲をCDに録ろうと思ってチェックするはずが子守唄になってしまった🤣 

現代カントリーとは全く音作りが違う……ドラムがバタバタとうるさくないので落ち着いて聴くことができるカントリーだ。コーラスなしの朗々としたレイ・プライスの歌声にスチールギター、フィドル( カントリースタイルのバイオリン)、ベースが絡み昔の正調カントリースタイルの良さ……安心して聴ける😁 

再度聴いて気に入りの曲をCDに録らなきゃ😁レコードの針の音が入った音そのままに🤣🤣

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ジーン・オートリー西部劇

2022年08月12日 | 西部劇映画

Singing Cowboy ジーン・オートリーの西部劇を見た

” Robin Hood Of Texas (テキサス・ヒーロー) “ 1947年 レスリー・セランダー監督 白黒映画

  

昔のカントリー歌手には " Singing Cowboy ( 歌うカウボーイ ) “ として西部劇映画に出ていた経歴を持っていた人達がいます。その代表が Gene Autry です。私たち日本人にはいまひとつ " Singing Cowboy ” なるものがどんなものなのか解らないところがありますが、そんな疑問を吹き飛ばしてくれるような西部劇映画が「西部劇パーフェクトコレクション」シリーズの中に収められていました🤣

「西部劇 / サイレントから1970年代まで 」という本の中に次のように述べてある箇所があります……" ジーン・オートリーとロイ・ロジャースによる現代好みの西部劇が一風変わったファッションをスクリーンに持ち込んだ。古典的な西部劇の要素(追っかけ、スタンピード、撃ち合い、酒場での格闘)を現代文明の要素(ナイトクラブ、ラジオ、テレビ、コーラス・ガール、スポーツカー等)と結びつけるものである。“……と。この映画を見るとこのことが解ります。オートリーは西部劇の格好をして拳銃もさげて馬に乗っているんだけど車も出てくるし、馬での追っかけ、車での追っかけも出てくる……といった具合🤣🤣

内容的には解説によると「観光牧場を営むカウボーイが強盗団を捕まえようと奮闘する。”シンギング・カウボーイ”の愛称で知られる人気西部劇スター G・オートリーの魅力的な歌声が堪能できる作品。」……てな具合でどうってことないもので現代からすると陳腐なストーリーと思いますが、ジーン・オートリーが歌うシーンが何箇所かあってそれだけで良しとしたいな🤣

ジーン・オートリーは 歌の方では Jimmie Rodgers の模倣からスタート(ほぼ同時代人)して西部劇映画にも進出、その後カントリー歌手としても大成、Country Music Hall Of Famf にも選ばれているほどです。現在 大谷翔平がいる大リーグのカリフォルニア・エンジェルスの元オーナーでもありました。パソコンで検索すると大概のことが判る時代なので有難いなぁ……と思います。当時のポスターと沢山出ているCDのひとつをスクリーンショットして載せてみました。時代を感じさせる意匠ですがまあ映画を見てみたくなるような思いがします🤣

 

実際の映画はちゃちなものでしたがそれはそれで楽しい……今からすればのんびりした無邪気な時代だったのでしょう😁 映画の中に出てくる歌も検索できました。 

There's Nothing Like A Good Old-Fashoned Howedown / Goin' Back To Texas  / Merry-Go-Roundupほか

カントリー&カウボーイ・ソング大好き人間、西部劇映画研究家を自称しているからにはこんな映画も見なくては……と思って🤣🤣

ジーン・オートリーについては過去に私のブログの中でもいくつか採りあげています。 未完成につき続く

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昔のテレビドラマ“世にも不思議な物語”

2022年08月02日 | つれづれに

昔のテレビドラマ" 世にも不思議な物語 “ を見た

 

副題に、「超不可思議な事件の数々!! ミステリードラマの金字塔」と謳ってあります。

大昔のテレビ番組と侮るなかれ、なかなかの小品集です♪私なんかがまだ小学生の頃だったかなあ、テレビ普及もまだまだ充分でない頃、日本製ドラマも未成熟だった故かアメリカ製ドラマ(西部劇もそのひとづ)が沢山放映されていた。そんな中にヒッチコック劇場とかミステリー・ゾーンなど特徴のある番組がいくつかあった……この” 世にも不思議な物語 " もそんな番組だった😁

正直言ってどこで見たのかいつ頃見たのか……などははっきりとは覚えていない、でも1話完結の話だから個々の話は覚えてなくて総合的にうろ覚えなだけだけど印象に残っているからこDVD-boxが発売されたのにはビックリと同時に嬉しかった😁 世の中の不可思議な現象を30分位の小ドラマにしたもの……でも見ていると不思議と引き込まれたりゾーッとするような怖さがあったりした🤣 

ミステリーものが好きな人なら今見ても楽しめるかも知れない。古い時代の風俗なども今では別な意味で珍しく楽しいかも知れません 

昔の映画をDVD-boxもので出しているコスミック出版社のDVD・・・20話分収録で第3集まで出ている

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