西部劇と懐かしのカントリー&ウェスタン日記

現代とはかけ離れたOld Countryの世界ですがずっと続けていきます。興味のある方は時々のぞいてみて下さい。

カウボーイソング -9-(The Tex-I-An Boys)

2008年02月24日 | カウボーイ・ソング
COWBOY SONGS (9) 
米国盤 Folkways Records FH-5328 SONGS OF TEXAS Sixteen Popular Folk Songs Of The Lone Star State sung by the TEX-I-AN Boys         
(1)Chisholm Trail (2)Long Summer Day (3)Cowboy's Dream(=My Bonnie Lies Over The Oceanと同じメロディ) (4)San Antonio Rose (5)Streets Of Laredo(ラレドの通り) (6)T For Texas (7)The TEX-I-AN Boys (8)Remember The Alamo (9)Texas Dance Medley (10)Ain't No More Cane On The Brazos (11)Red River Valley(赤い河の谷間) (12)Austin Blues (13)Billy Barlow (14)Ballet Of The Boll Weevil (15)Was't That A Mighty Storm !(16)I'm Going To Leave Old Texas         

カウボーイソングに興味を持ち始めた頃にわざわざアメリカに注文して買ったレコードで個人的にはとっても愛着のあるものです。Folkways Records は商業的よりは地味な民俗音楽サイドからのものが多くて、アメリカ西部についてのレコードもFolk という立場からのアプローチで、同封の歌の解説や歌詞入り booklet(小冊子)が背景を知るのにとても役立つものでした。    

(1)チザム・トレイルは一般に歌われるものとは違ってより単調で(日本の民謡でいえば”正調”~節といった元歌様のものです)マンドリン伴奏のみ。(3)「カウボーイの夢」はよく知られたメロディでハーモニカ、ギター、バンジョー伴奏でオーソドックスに歌われます。(5)「ラレドの通り」は簡単なギター、マンドリンで3人の輪唱で歌われなんだか素人っぽい。(11)「赤い河の谷間」はゆったりとしたオートハープで始まる何とも素敵な Red River Valley で、後半にギター、マンドリンが加わって素朴な歌声を助ける・・・・このLPの白眉です。個人的にはこの曲が COWBOY SONG の中で一番好きなんですが、歌われた多くの Red River Valley の中でも3指に入る名唱だと思っています。  
以上が COWBOY SONG で後はテキサスにゆかりの深い曲群で Western Swing の王者ボブ・ウィルスの(4)San Antonio Rose 、「カントリーミュージックの父」ともいえる”Blue Yodeler”ジミー・ロジャースの(6)T For Texas 、ウィリー・ネルソンも歌っていた(8)Remember The Alamo 、演奏だけのスクェア・ダンス曲メドレーの(9)Texas Dance Medley 、テックス・リッター等も歌っていた(14)Boll Weevilなど・・・・です。 
もっと有名な「 Yellow Rose Of Texas(テキサスの黄色いバラ)」や 「 Eyes Of Texas(=線路は続くよどこまでも~と同じメロディ曲)」が入っていないのが不思議。   このレコードは全体に素人っぽい4~5人の男性による素朴な演奏と歌なんですが 古謡の趣きがよく出ている・・・・と思います。現在 Smithonian Folkways Records からCD(FW-05328)として出ており、試聴もできるようです。
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カウボーイソング 8 [ エド・マッカディ(1) ]

2008年02月24日 | カウボーイ・ソング
COWBOY SONGS (6)  
Ed McCurdy (1)  米国盤 EVEREST RECORDS-2061 SOGS OF THE WEST      
(1)When The Work's All Done This Fall(秋の終わりに) (2)The Cowboy (3)Jack O'Diamonds (4)Utah (5)Punchin' The Dough(=Betsy From Pikeと同じメロディ)(6)Red River Valley(赤い河の谷間) (7)My Gal On The Rio Grande(=Little Joe The Wranglerと同じメロディ) (8)Along Side Of The Santa Fe Trail (9)The Days Of '49 (10)Strawberry Roan (11)Poor Lonesome Cowboy (12)When The Curtains Of Night (13)Old Texas(=Bury Me Not On The Lone Prairieと同じメロディ)     

私の好きなカウボーイソング ”Red River Valley ”が入っているので買ったLPレコードなんですがいつ頃出されたのかは不明。 エド・マッカディー(1919~2000年 Pennsylvania州出身 ) はこのレコードの解説によると・・・・ 
 
「 エド・マッカディーはおそらく全てのアメリカの Folk Singer の中でも最もレコードを残した人で,録音はアメリカとカナダで8つのレコード会社にわたっています。エドはペンシルベニア州 Willow Hill 出身で1937年(18才時 )にオクラホマ・シティでゴスペル・シンガーとして歌い始めています。1946(昭和21)年までカナダのラジオで Folk Song を歌っていましたが1952(昭和27)年には持ち前の Folk Song への愛情と知識を生かしてニューヨークで子供向けのテレビ、ラジオに出演して演奏するようになりました。 またナイトクラブや劇場での演奏、ラジオアナウンサーなど彼のキャリアは多岐に渡っています。彼の音楽は基本的にはカウボーイソングとフォークソングであり、このレコードでは若い頃からやってきた彼独自のスタイルの歌が聴かれます 」・・・・と書いてあります。

全体的な音作りはポンポコポンポコと鳴るバンジョーとおそらくナイロン弦を張ったガットギター(?)、そして時にハーモニカを使った素朴な伴奏で渋~い声で全く飾り気なく歌う・・・・といった感じなんですが、それがかえってカウボーイソング( 必ずしも西部の歌=カウボーイソングを意味しませんが )本来の雰囲気をかもし出していて素敵にきこえます。 やはり比較的よく知られたメロディの(1)When The Work's All Done This Fall、(5)Punchin' The Dough、(6)Red River Valley 、(7)My Gal On The Rio Grande、(10)Strawberry Roan、(13)Old Texas が聴きやすいですが、中でも(6)Red River Valley と(12)When The Curtain~はアルペジオ奏法のギターで歌うしみじみとした味わい深いもので最高の曲。  素晴らしいアルバムなんですが地味目なので劇的なサウンドを期待する人には不向きかもしれません・・・・CD化されているかは不明です。 個人的には”Red River Valley” の素晴らしさにノックアウトされてしまったのでした
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西部劇の本 -2- (アメリカ・ウェスタン辞典)

2008年02月11日 | 西部劇の本
アメリカ・ウェスタン辞典 大島良行  編著1981 (研究社)     
1981年(昭和56年)に出版された小さな辞典(353ページ)です。著者大島良行さんがはしがき(巻頭言)に次のように述べておられますので一部ですがこの本の目的が集約されていますので・・・・・

”西部劇映画を通じて「西部」のイメージが日本の人たちに伝えられ、この地域にかなりの親しみを感じている人も少なくないでしょう。しかし、残念なことに、「西部」のほんとうの姿を伝える媒体が少ないために、西部劇映画を見ながら、実体はどうだったのだろうかと考えたり、映画の物語や情景に疑問を感じている人も多いのではないでしょうか。   この辞書は西部劇映画に登場する事件や人物、場所も含まれていますが、主に19世紀後半の「西部」の歴史に関する事件、事項、人物、場所、民話の主人公、当時の用語などを集めて解説したものです・・・・・毎年、日本から何万人もの日本人がアメリカへ行きますし、私が同行する人々や現地のガイドと称する日本人に、「西部」について質問しても、ほとんど正確な答えが返ってきません。アメリカへ行く人、アメリカへ行ってきた人、また、西部劇映画を愛好する人がたいへん多いのに、「西部]について知っている人が少ないのは、知らせる媒体が少ないからです・・・・・この辞書はもっと一般の人々に使ってもらって、西部劇映画の嘘を発見したり、アメリカ旅行での知識を利用して、アメリカの真の姿の発見に役立ててもらえればいいと願っています”・・・・とのことです。

とても有難い本で僕もよく利用させてもらっています・・・西部に関する用語辞典(A~Z)の他に「開拓者の治療法」「原住民の治療法」「西部の動物」「西部の民謡」「有名西部劇映画一覧」「開拓時代の料理」・・・・カウボーイ・ビーンズとかアリゾナ・キャセロールとか多くの例が、材料や作り方まで載っていて作って食べてみたいと・・思わせるようなものです。    今は古本でしか手に入らないですがこの方面に興味のある方にはお役立ち本でお勧めです
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カウボーイソング 7 [ シスコ・ヒューストン ]

2008年02月10日 | カウボーイ・ソング
COWBOY SONGS (5)  
米国盤 Folkways Records FA-2022 COWBOY BALLADS Sung by CISCO HOUSTON with guitar
(1)Chisolm Trail (2)Riding Old Paint (3)Diamond Joe (4)Tying A Knot On The Devil's Tail (5)Stewball (6)Little Joe The Wrangler (7)Betsy From Pike (8)Trouble In Mind

アメリカの有名なFolk singerの一人シスコ・ヒューストン(1918~1961年デラウェア州出身)がフォークウェイズ・レコードに残したカウボーイソング集のレコード (通常のLPよりも小さな10インチLP) です。シスコ・ヒューストンという人は若い頃からさまざまな仕事を経験したようで(1930年代の大恐慌が影を落としているよう・・・)、カウボーイの経験もあって採りあげたと思われ、彼のレコードの中でもごく初期のもの(1952年)のようです。   
カウボーイソングは本来は一種の労働歌ですからまあ日本の民謡がそうであるように地味なものが多いです・・・このLPは全曲生ギターの弾き語りで渋~い作りですがメロディがいいものばかりです。 どんな内容の歌なのかカウボーイソングの定番曲(1)の「Chisolm Trail」で見てみます。 チザム・トレイルは昔テキサスからオクラホマを経てカンザス州の鉄道駅ウィチタやアビリーンまで牛を運ぶルートに使われた道で、この歌はその道中でのカウボーイの日常を何でもかんでも歌にして面白おかしく歌っているもので、単純だけど調子がよくて楽しい(時には自嘲的)ものです・・・
歌う人によって内容はさまざまで代表的なものを挙げてみると・・・「みんな傍に来て俺の話を聴いてくれ、チザム街道での話しをよ~10ドルの馬と40ドルの鞍にまたがって牛を追ってテキサスを行く~食事とくりゃあ来る日も来る日もベーコンと豆ばっかりで量は少ないしアッいう間に食っちまわあ~朝から晩まで牛追いでクタクタだってのに給料は少ないとくらあ、もうあんなbossのためになんか働きたくないってんだ・・早く女房を見つけて落ち着きたいな~」・・・といった辛い仕事や不満を歌にしてうっぷんを晴らす・・みたいなことですね。でもそこには陽気なアメリカ気質も顔をのぞかせていて一寸ユーモラスなところがあります。   
 キャトル・ドライヴを描いた西部劇「赤い河」やテレビ西部劇「ローハイド」などを見ていると何だかイメージがわいてきますが、特に食事の時に炊事係りに 「とっつあん!もちょっとましなものはないのかい!」とか「ひでえコーヒーだ!」なんて言おうものなら「今度からおめえにゃ食わせねえぞ」と一喝される・・・などといったユーモラスな場面がありますが・・あれですね、西部劇の楽しい場面でもあります(smile)。  それから、カウボーイソングにはカウボーイの専門用語があって簡単には訳せない語がしばしば出てきます・・・例えばpaintはまだら馬、wranglerはcowboyのことですが特別に使い分ける理由があるようです・・などなど(??)
    ところでFolkways Recordsというレーベルはもともと営利を目的としない殊勝な志を持ったレコード会社で特異的な存在でした・・・売れそうもないけれど記録として残してあわよくば普及させたいと思う音源(アメリカに限らず全世界に渡る)をレコードにしていましたし、必ず歌詞付きのbookletが入っているのも特徴でした。今はSmithonian-folkwaysとして活動していて、このレコードはCD(FW-02022)でも出ているようです。   尚、曲順がジャケット記載とレコード盤で一致していないうえに(9)The Dying Cowboy (Bury Me Not Lone Prairie=寂しい草原に埋めないでおくれ・・・西部劇「駅馬車」のテーマ曲と同じ)という曲も入っています・・・米国盤レコードではよくある現象で"ちゃんと入っているからいいじゃないか"・・・といった鷹揚なところがあって笑ってしまいそう・・・
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西部劇 -5-(ウィンチェスター銃73)

2008年02月04日 | 西部劇映画
 ウィンチェスター銃73 ( Winchester '73 )1950年=昭和25年 監督アンソニー・マン) <ストーリー>主人公リン・マカダム(ジェームズ・スチュアート)が父を殺したダッチ・ヘンリー・ブラウン(ステファン・マクナリー)を追ってカンサス州のダッジ・シティへやって来てダッチに巡り会うところから物語が始まる。1876年の独立記念日にその町で行われた射撃大会でダッチと争って獲得した賞品”千に一挺のウィンチェスター銃”(西部を征服した銃といわれた1873年製連発式ライフル銃で、その中でも千挺ごとに一挺を機械工程からはずして手作りしたという特製品)を何者か(実はダッチ)に奪われてしまう。その後その銃がさまざまな運命をたどって転々と人手に渡って・・・(ダッチ~インディアンに武器を売る悪徳商人~スー族の酋長ヤング・ブル(ロック・ハドソン)~騎兵隊員(トニー・カーチス)~スティーヴという男~無法者ウェィコ(ダン・デュリエ)~ダッチ)・・・最後にダッチとリンの対決で生き残ったリンに再び銃が戻ってくるが・・・・実はダッチとリンは兄弟であった・・・という。 これは白黒映画ですが文句なしに面白い西部劇で、いまでも西部劇ベスト30位内には入り得る作品だと僕自身は思っているんですが・・・とても良質で西部劇が好きになること請け合いの一本ではないでしょうか。       始めのところで主人公リンと相棒のハイ・スペード(ミラード・ミッチェル・・・西部男らしい俳優でいいなあ)が町に着くなり保安官から「銃は預けてくれ」といわれて戸惑う場面がありますが、保安官がワイアット・アープ(ウィル・ギア)だと知ってビックリしたように二人が顔を見合わせて「あの有名なアープ・・・・? じゃあ仕方ないか」という素振りをみせて大人しく従うところなど、ここでもその当時のアメリカ西部でいかにワイアット・アープが勇名を轟かしていたかをさりげなく取り込んでいて面白いなあ・・・・・こんなところが西部劇ファンにとってチョッと溜飲を下げるところなんですね(Smile)。     小学校2年生頃に田舎の再映・リバイバル専門の映画館のナイトショウで父の横にチョコンと座って見たのが初めて・・・・冬の夜で、コートを着てても寒くて最後の追っかけと対決をおぼろげに覚えているだけ。意識して見たのは中学か高校の頃のリバイバル(2本立て西部劇の1本として)でした、とても面白くて印象に残るものでした・・今でもこの映画を見るのは好きです
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カウボーイソング 6 [ オムニバス ]

2008年02月03日 | つれづれに
  
 Cowboy Songs (6) 
米国盤 Glendale GL-6020 SONGS OF THE WEST
(1)Strawberry Roan・・・Dude Martin (2)Ridin' Home・・・Slim Rodgers (3)Sweet Betsy From Pike・・・Curly Fox & Texas Ruby (4)Careless Love・・・Arizona Joe (5)Little Joe The Wrangler・・・Goebel Reeves (6)Git Along Little Doggies・・・Dude Martin (7)Down The Old Texas Trail・・・Arizona Joe (8)Home On The Range(峠の我が家)・・・Dude Martin (9)Message From Home・・・Curly Fox & Texas Ruby (10)Night Herding Song・・・Ozie Waters (11)Dim Narrow Trail(=Cowboy's Dream)・・・Texas Ruby (12)Headin' For That Great Divide・・・Ozie Waters (13)Bye Bye Doce Jonce・・・Texas Ruby (14)Cowboy's Prayer・・・Goebel Reeves     

このレコードの解説に次のように書いてあります・・・ 
「 アメリカのカウボーイについてはあらゆるマスコミで神話化されてきました。カウボーイについて細かいところまで描かれ褒め称えられ、偶像化されてもきました。しかし、カウボーイについてはカウボーイ自身が歌う唄を通じて知るのが一番です。Cowboy Song は彼等が経験する日々の危険でハードな生活、骨の折れる退屈な仕事、そして故郷の家や山の向こうにあるかもしれない輝かしい未来へのあこがれ・・・などのことを物語っているのです。ここにある懐かしのOld West についての14曲は、7人の歌手によってユニークな・・あるいは独自の解釈をしたものがとりあげてあります。西部についての魅惑的な部分が聴かれるかもしれませんが、それはまたカウボーイソングを聴くことでシンプルだけれど純粋な精神と独創性をもったアメリカの遺産を知ることの出来る大きな楽しみでもあります・・・By GEORGE HOCUTT 」と。
   
 
このLPで聴かれるカウボーイソングは個人の私的なライブラリー( コレクション )を音源としたもの(?)なんでしょうか・・・ゴーベル・リーヴスとカーリー・フォックス&テキサス・ルビー以外は一般的には知られていない歌手です。でも、なんとも形容の仕様がないほど素晴しいカウボーイソングの数々・・・何年ごろの録音なのかは不明ですが、ギターだけの弾き語り、静かで淋しげな・・・けれど時にスイングしたくすんだようなフィドル(バイオリン)を伴奏に線の太い歌声、そしてヨーデル、まったくカウボーイソングの真髄を聴く思いがするものです。 ぜひCDになってCowboy Song のファンに広く聴かれるようになって欲しいアルバムです。

女性ながら渋い声のテキサス・ルビーが ”Home Sweet Home(埴生の宿)”のメロディで歌う(9)Message From Home、デュードゥ・マーティンという歌手の(1)Strawberry Roan と(8)Home On The Range(峠の我が家)、アリゾナ・ジョーという人の ”ケアレス・ラブ ”など秀逸・・・どこかのレコード会社がCD化してくれないものかな。  Ozie Waters という歌手だけはイギリスのBACM(=British Archive Of Country Music・・・・Old Country や Cowboy Song のCDを沢山出しています。今時貴重な存在のレコード会社で、クラシックカントリーの宝庫でB.A.C.M だけで検索で出ますので見られたらよいと思います)という非営利的なレコード会社ところからCDが出ているようです。
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カウボーイソング 5 ( Various Artists )

2008年02月03日 | カウボーイ・ソング
 
 COWBOY SONGS (5) 
米国盤 DESIGN DLP-189 Songs Of The COWBOY
 
(1)Back In The Saddle Again(鞍に戻ろう)・・・Jesse Rodgers (2)Riding Down The Canyon・・・Jessee Rodgers   
(3)Red River Valley(赤い河の谷間)・・・Smiley Burnette  (4)Clementine(いとしのクレメンタイン)・・・Smiley Burnette 
(5)A Cowboy's Dream・・・Eddie Dean (6)Streets Of Laredo(=Cowboy's Lament,カウボーイの哀歌)・・・Eddie Dean 
(7)Cool Water・・・Foy Willing & The Riders Of The Purple Sage (8)Shortin' Bread・・・Foy Willing & The Riders Of The Purple Sage
(9)The Blue Tail Fly・・・Bradley Kincaid (10)Legend Of Robin Red Breast・・・Bradley Kincaid          

カウボーイソングに興味を持っている人がどれくらいいらっしゃるか想像がつきませんが、レコード時代にその方面のものが沢山出ていて しかも比較的安くで昔の古い歌手の歌を聴くことが出来ます・・・音に神経質でなければけっこう楽しむことが出来ます。
 
このレコードは Design Records という全くの廉価盤レーベルで中古でかつて1ドル99セントで買ったものです・・・・盤質はほめられたものではないですしジャケット裏には解説もありませんが今でもこのくらいの値段で買うことが出来ると思います。  内容は素晴らしいもので、ストレートに素朴な音作りで(1)Back In The Saddle Again、(2)Riding Down The Canyon はジェシー・ロジャース(?~1990年。有名な Mississippi Blue Yodeler ジミー・ロジャースの従兄弟なんだそうです)がアコーディオン、フィドルの伴奏にヨーデルを混えてジーン・オートリーで有名な曲を歌います・・・ジャケットには GENE AUTRY とありますが声質が似ているので間違ってクレジットされたものだそうです・・・・・こんなことまで判る好事家がいるんですね。
 
(3)Red River Valley、(4)Clementine はヴォードビリアン( ドサまわり演芸 ) 出身で西部劇のコメディアン俳優やソングライターとして有名だったスマイリー・バーネット( 1911~1967年イリノイ州出身 )がきっちりとしたスネアドラムに管楽器、フィドル、ピアノで飾り気なくストレートに歌ってくれます。僕は数あるカウボーイソングの中でも ”Red River Valley ” が一番好きなので、このスマイリーの歌も好感が持てるものでした・・・・・(4)Clementine でのフィドルのピチカートが不思議な魅力。  Traditional Cowboy Song の(5)A Cowboy's Dream、(6)Streets Of Laredo はシンギング・カウボーイで沢山の西部劇に出たエディ・ディーン(1907~1999年テキサス州出身 ) が語りから入って単音のエレキギターに乗ってゆったりと素晴らしい出来に仕上げています・・・ききもの。     
 
(7)Cool Water、(8)Shortin' Bread はサンズ・オブ・ザ・パイオニアズと同時期に活躍したフォイ・ウィリング(1914~1978年テキサス州出身 ) のカウボーイ コーラスグループで、パイオニアズに似ています、水を求めてさまようカウボーイを歌った(7)Cool Water がよい。  
(9)The Blue Trail Fly、(10)Legend Of Robin Red Breast はブラッドリー・キンケイド( 1895~1989年ケンタッキー州出身 ) の歌でちょっとカウボーイソングとは違うようですがマンドリン、フィドルを使って歯切れのよいウェスタン・スイング調の歌は何だかとっても素晴らしいものです・・・・・若い頃のグランパ・ジョーンズの師匠でもあった人とのことです。 

このアルバムでのカウボーイソングを聴くとなんだか元気が出てくる思いがします。 CDになる可能性はないので手に入らないものを紹介しても仕方がないのですが、今はパソコンで多くの事を知ることが出来るのでこれらの歌手について興味が湧いたら検索してみられたら・・・と思います。
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カウボーイソング 4 [ ウィルフ・カーター(2) ]

2008年02月01日 | カウボーイ・ソング
  
Wilf Carter ( 
米国盤 Camden CAL-840 Nuggets Of The Golden West     
(1)The Heart Of The Golden West (2)Cowboy Heaven (3)Yodeling Cowboy (4)Little Joe The Wrangler (5)Tackle, Rod, Reel And Bait (6)The Ridge Running Roan (7)The Old Chisholm Trail (8)When The Work's All Done This Fall(秋の終わりに) (9)The Strawberry Roan (10)Hold On, Little Dogie, Hold On         

僕は1970年代の中頃に Cowboy Song にとても興味を惹かれて色々な歌手のレコードを調べたことがあります・・・とはいっても資料とかが極端に少なくて途方にくれることがほとんどでしたけれど。 きっかけはカウボーイ・コーラス グループのサンズ・オブ・ザ・パイオニアズとかカントリー歌手の中でもテックス・リッターとかレックス・アレンなどのカウボーイソングを歌ってくれる人達が好きで接していると何故かその辺のところに興味が出てくる・・・・という経過なんですが、同時に西部劇映画から感じるアメリカ西部の風物などへの関心・・という影響も多分にあると思います(今でもカウボーイ・ソングへの興味だけは続いています)。    

このカナダの東海岸ノヴァ・スコシア州出身のウィルフ・カーター(1904~1996年)もそんなカントリー歌手の一人でした。 
「 Nuggets(金塊) Of The Golden West 」と銘打ったこのLPレコードで、ウィルフは有名なカウボーイソングを歌ってくれています。いかにもそれらしいジャケットが大好きです。裏に彼について次のように紹介されています・・・・「 Wilf Carter, Canada's favorite cowboy balladeer and star attraction of the Calgary Stampede( 有名なロデオ ショウ ), has been honoured by the Canadian Wax Museum in Banff and is represented in their permanent display of the Stampede.」       

さて内容についてですが、(1)The Heart Of The Golden West はカナダのアルバータ州の州都カルガリーのことを歌った曲でちょっと " Wabash Cannonball " というカントリー曲に似ていて、軽快なバンジョーで始まってヨーデルを入れて元気いっぱいに歌っています。  
(2)Cowboy Heaven は故ジーン・オートリーのロマンチックなバラッド名曲で、ウィルフはエレキギターとハモンドオルガンを伴奏にゆったりと歌って、これも素晴らしい曲。ジーン・オートリーののはもっといいので聴いて見たいものです・・・大好きな曲。 
(3)Yodeling Cowboyはジミー・ロジャースのカウボーイ物ですが、ウィルフも情感豊かにヨーデル入りで歌います・・・・ハンク・スノウも歌っていましたが甲乙つけ難くて軍配は引き分け。   
そして(4)Little Joe The Wrangler、(7)The Old Chisholm Trail、(8)When The Work's All Done This Fall 、(9)The Strawberry Roan は Traditional Cowboy Song で色々なカウボーイ系の歌手が歌っているもので、いずれも曲調がいいので誰が歌っても映えるものだと思います。 

ウィルフ・カーターのこのレコードは音的には全般にハモンドオルガンがよい雰囲気を作り出しています・・・・彼のレコードはほとんど廉価レーベル Camden Records ですが、僕は日本では全く見たことがありませんでした・・・古いけれどその時代の人にしか出せない雰囲気というものがあります・・・・ドイツのBear Family Records 社からWilf Carter のCDボックスセットが出されているので単独のLPがCDとして出されるのは無理でしょうか(涙)
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