西部劇と懐かしのカントリー&ウェスタン日記

現代とはかけ離れたOld Countryの世界ですがずっと続けていきます。興味のある方は時々のぞいてみて下さい。

つれづれに ( ドーナツ盤レコード )

2012年08月27日 | つれづれに
嬉しいお買い得レコード
    
(平成24年)8月26日の日曜日まったく久し振りに天神に出て 人に会う約束の時間までブラブラ歩き回った、残暑がきびしくてつらいけれど 街中は若者達であふれかえっている。ショートパンツの若い女性達のむきだしの脚線がまぶしくて目がくらみそうになった・・・・・暑いさ中でもエネルギーいっぱいの若者達の街という感じで負けそ~。
天神に行った時にいつも訪ねる古本屋さんまで行ってみると閉店になっていた、ここの古本屋さんには色々な珍しい本や映画ポスターなどがあってとても気に入っていただけに残念な思い・・・・・自分の世代からはちょっと想像できないんだけれど 本が売れない時代になっているのかも知れません。仕方がないので涼みがてら ある中古レコード屋さんに入ってみた・・・・・そこにあったのが写真のドーナツ盤レコード4枚です。「北風」が200円だった他はみんな180円というバーゲン値段で 曲自体はLPやCDで持っているものばかりだけれど シングル盤ながらこうして目の前にみると衝動買いをしてしまったのでした。 ジャケットというのはそれだけインパクトがありますね・・・・・しめて920円だけれどとてもお徳感があって暑さもなんのその すっかり嬉しい気分になってしまったのでした。

音は悪くてもジャケットだけでもいいや-くらいの気持ちで買いましたが、自分はどうしてもこのへんのカントリーから抜け出せないんだなぁ-というちょっぴりうしろめたい思い( 現代のカントリーに対して )も残っています。レコードが欲しくても買えなかった時代の思いがあっていつまでたっても ” ここで逢ったが百年目 ” みたいな愛着があるんですね

(1)テキサス・ビル・ストレングスが歌う ” North Wind(北風)”・・・・・もう少ししたらこの歌が似合う季節になります。B面は ” But Do You Think I'm Happy (でも俺は幸せかい)” となっています。この人、アメリカではけっこうキャリアのあるカントリー歌手だったようですがLPレコードが出るまでにはならなかったようです。
(2)ジョニー・ホートンが歌う ” North To Alaska(アラスカ魂) ” とマーティ・ロビンスのガンファイターバラッドからの ” Five Brothers ”こうしたカップリングはなかなか楽しいものです。

(3)オムニバスでゴードン・テリーの” Wild Desire ”、ジョージ・ハミルトン4世 ” Commerce Street And Sixth Avenue North ”、ロジャー・ミラー ” Fair Swiss Maiden ”、スキーター・デイヴィス ” Chattanooga Choo Choo ” が入っています。ゴードン・テリーってフィドラー(カントリースタイルのバイオリン奏者)として有名ですが歌も歌うんですね。

(4)ハンク・スノウの来日記念盤です、LP盤が買えない頃はこんなレコードで我慢した人も多かったのかもしれません、私もそう。
”Let Me Go , Lover(炎のワルツ)”、” Honeymoon On A Rocket Ship(ロケットでハネムーン) ”、” Yellow Roses(黄色いバラ) ”、” I Went To Your Wedding(涙のワルツ) ”の4曲入り・・・・・絵のジャケットがいい感じです。

レコードの時代が過ぎ去ったために ”レコード好き ”には安く手に入るようになったのが嬉しいです
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つれづれに ( フィドルの練習 )

2012年08月26日 | つれづれに
  カントリー フィドルは楽しい

へたの横好きでバイオリン ( カントリー&ブルーグラス畑では fiddle と呼ぶことが多い ) を弾いている、 オールドタイム & カントリーだから実際は暇な時にフィドルをちょっとかじっているというところ。僕はブルーグラスのフィドルはあまり好きではない、とにかくテンポが速いものが多くてとてもついていけないということもありますが 一番の理由は Bluegrass fiddle にはあまりおしゃれなところがないことかなぁ・・・・・その点 Western Swing のフィドルはスローテンポでもアップテンポでもけっこう気が利いておしゃれな演奏があって楽しいという感じがするし Western Swing のレコードを聴いていると昔の人で無名の人であってもセンスのいいフィドルを弾く人が多いと感じます。超スローな曲でもスイングしている弾き方はとてもおしゃれだなぁ-と思います。

スイングする歌い方にはフィドルもそれなりの奏法でないと映えない-と感じるのですが、このスイングする奏法というのがなかなか難しくて教えてくれる人がいるわけではないのでレコードからCDに録音して何度も何度も聴いて挑戦してみるものの上手くいかずにかなりの根気が要る・・・・でもレコードに合わせて一緒に弾けるようになった時の喜びが大きいので楽しいものだ。 とにかく雑音が出ないようにきれいに弾くことに神経を集中するので始めゆっくり~ミディアムテンポで~アップテンポで と繰り返し繰り返し・・・・・現在の主たる練習曲は ” Flop-eared Mule ( 別名 The Howlin' Pup )” と ” Time Changes Everything ”、ボブ・ウィルスの ” Silver Bells ”、ケイジャン・カントリーの代表曲 ” Jole Blonde ”。

それぞれに参考にしたい演奏があって次のような具合、みんな音源が古いけれどオーソドックスに弾いているので自分にも手が届きそうなのでとてもためになるし先ずはまるコピーで弾けるようにを目指している。それでも指がついていかなくて遅れることはなはだしい・・・・根気との勝負だ!!新しくなればなるほど ”これでもかッ! ” とばかりにスーパーテクニックを駆使するような演奏が多くなるので素人にはとても無理と思われて 古いもののほうが参考になると感じています・・・・・自分にも出来そうかな??-というのが大事 。

(1)”The Howlin' Pup ”・・・The Sons Of The Pioneers の名フィドラーだった Hugh Farr (ヒュー・ファー) という人の演奏を参考に
(2)”Time Changes Everything ”・・・往年の歌手 Tex Williams がスイングしながらスローテンポで歌うバックに流れる素敵な Swinging Fiddle
(3)”Silver Bells ”・・・・・・ボブ・ウィルスの favorites 曲で、これくらいなら自分にも出来そうなんだけど案外雰囲気を出すのが難しい
(4)”Jole Blond ”・・・フィドル教則本からのものと古いムーン・マリカンの歌のバックに入っている演奏を参考に

・・・・・指の細かい運動は頭の体操にもなりそうです( smile )
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つれづれに ( カントリーミュージック 名誉の殿堂に思う )

2012年08月12日 | つれづれに
Country Music Hall Of Fame に思う
Why They Are Not Elected ?
 
   

最近あるブログにこんなタイトルで一文を書いたことがあります・・・・・いつも疑問に思っていることです、曰く ”どうして彼等はカントリーミュージック名誉の殿堂に選ばれないの? ” 。

今ではアメリカ各州にその州出身のカントリー歌手を選んだ 「 Country Music Hall Of Fame 」 という独自のものがあるようです、テネシー州ナッシュヴィルにある「 Country Music Hall Of Fame 」が一番古いのか、本家本元なのかどうかは判りませんが カントリーミュージック界全体を網羅している代表なので私は一番権威があると思っているのです。 でもここ数年の傾向を見ると 私とあまり年齢が違わないような人( 私は1949=昭和24年生まれ ) が選ばれたりしているんですね・・・・・いくら人気があってヒット曲を沢山出しているとしても 「 Country Music Hall Of Fame 」 に選ばれるにはちょっと早過ぎないかい、偉大な先輩方がまだいっぱいいるじゃない-と思うんですね・・・・・という訳で下記のような文章を作ってみました、あくまでも私個人の意見であって冗談なんですから難しく考えないで下さい・・・・・
   


この度はめでたくも栄えある Country Music Hall Of Fame にノミネートされました Hank Akima さんにインタビューしました・・・・・以下内容です

記者: 「 ハンク・アキーマさん、あなたにとって Country Music Hall Of Fame とはなんですか? 」
ハンク: 「 ”坂の上の雲 ” みたいなところです・・・・・ジミー・ロジャース、ハンク・ウィリアムス、ジーン・オートリー、テックス・リッターといった偉大な先輩達が選ばれているんですからね。」
記者: 「ノミネートされた感想を聴かせてください」

ハンク: 「表彰式前夜は眠れなくて色々考えたんですよ、私なんかが選ばれていいのかなぁ・・・・・とね。 確かにヒット曲も沢山出して売れ行きもいいんです、でもね 私は Country Music Hall Of Fame だけは別格だといつも思っていたのです。1949年生まれの私には早すぎると感じています。 私が敬愛してやまない Slim Whitman さんよりも先に選ばれるなんてどうしても気持ちの上で受け容れ難いのです・・・・そんな訳で選んでいただいたのは感謝しているのですが今回は辞退することにいたしました。」

記者:「・・・・・(絶句)」


Country Music Hall Of Fame の選出には色々な基準があるようです。でも複雑になりすぎて選出メンバーに ” ん? ” ということが多くなりました。若すぎる人の選出は Country Music Hall Of Fame の権威を軽いものにしてしまうように感じています。
私はいつもお城にたとえて話をするのですが、今の第一線の若いカントリー歌手は櫓や天守閣に相当する人達です。 華やかですが Country Music が市民権を得て栄えてからの人達です。 Country Music Hall Of Fame は石垣に相当する人達を顕彰するものであって欲しい・・・・・というのが私の意見。
写真にあげた人達(順に Jimmy Wakely、 Slim Whitman、 Hank Locklin、 Al Dexter 、Tex Williams 、Elton Britt 、Wilf Carter (Montana Slim)、Cowboy Copas )のほかにもたくさんいますね、ジョニー・ホートンやムーン・マリカンなんて人達も挙がってもいいのになあ。
アメリカは万事に派手な新らし物好きだから過去の実績なんかには疎いのかなあ・・・・・まあ海の向こうのことをああだこうだ云っても仕方がないですけどね。

昔 Marty Robbins が選ばれた時に「私もいつかは選ばれるだろうと思っていました、できれば私を引き立ててくれた” Little ”Jimmy Dickens が先に選ばれるとよかった」といった謙虚な言葉を残していたのが印象に残っています・・・・・・・・
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カウボーイ ソング 10 [ テックス・リッター(1) ]

2012年08月06日 | カウボーイ・ソング
Tex Ritter (1)  
米国盤 Capitol ST-213 CHUCK WAGON DAYS
(1)Git Along, Little Dogies (2)A-Ridin' Old Paint (3)Red River Valley(赤い河の谷間) (4)Rounded Up In Glory (5)Every Day In The Saddle (6)The Old Chisholm Trail (7)The Border Affair (8)Home On The Range(峠の我が家) (9)A Cowboy's Prayer(=My Bonnie Lies Over The Oceanとほぼ同じメロディ) (10)Chuckwagon Son Of A Gun

これは1969(昭和44)年のテックス・リッター(1905~1974年 テキサス州出身)のレコードで、カウボーイ ソング、西部の歌を新しい録音で歌ったものです。テックスのような大物スターが「 Red River Valley (赤い河の谷間)」や 「 Home On The Range (峠の我が家)」 といった誰れでも知っているアメリカ民謡ともいえるような Traditional Cowboy Song をさりげなく歌ってくれるのが素晴らしいところで とても嬉しくて廉価盤(ジャケットのTEXのTのところに穴が開いています、つまり古くなった正規盤に穴を開けて安くで売ったもの)で見つけた時は何にも考えずに買ったのでした。

チェンバロのようにきこえる古いスタイルのホンキートンクピアノで始まる賑やか仕立ての(1)Git Along Little Dogies (6)The Old Chisholm Trail は掛け声も入って楽しく、(3)Red River Valley は生ギター、コーラスを伴い途中から入るピアノがとても素敵な雰囲気を添えて涙が出そうなくらいのまさに名唱です。スケールの大きさを感じるし、テックスの歌には華があります。 これは即(8)Home On The Range にもいえることできっとカウボーイソング ファンにとってはお気に入りとなること請け合いです。 オルガンと女性コーラスをバックに歌うゴスペル調の(4)Rounded Up In Glory とテックスの素晴しいバラッドが聴ける(7)The Border Affair 、そしてしんみりとした歌と途中で語りが入る(9)A Cowboy's Prayer など どの曲も魅力的です。   

テックス・リッターだけでなくて アメリカで西部劇が盛んだった時代を経験している世代のカントリー歌手で、カウボーイソングを歌ってくれるような歌手はどこか雰囲気が違います・・・・・どこが?とははっきり云えませんが・・・・その人の全体から滲み出る風格・・・・とでもいうんでしょうか。 勿論イアン・タイソンとかドン・エドワーズとか故クリス・ルドウ 等の比較的新しい人達が歌うカウボーイソングも素晴しいけれどテックス・リッターのように古い世代の人達も ただ ”古い ”・・・・というだけではないがしろには出来ませんね、そう感じさせる迫力を持ったレコードです。

単品でCDになっているか判りませんが あればカウボーイ ソングが好きな人には是非薦めたいです。  

テックス・リッターは1964(昭和39)年に COUNTRY MUSIC HALL OF FAME に選ばれています。
日曜日の夜(H24.8/5)に久し振りに聴きなおして感激してしまったのでつい古い記事(2008=平成20年3月1日)を前に持ってきてしまいました(smile)
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懐かしのカントリー&ウェスタン ー202ー ( オムニバス )

2012年08月06日 | オムニバス レコードは楽し
 
楽しいオム二バス レコード (5)

米国盤 Nashville Records NLP-2098 Swingin' Doors  

(1)Swingin' Doors・・・・ジョニー・ボンド (2)Little Ole Wine Drinker・・・・スヌーキー・ランソン (3)Just One More・・・・ジョージ・ジョーンズ (4)Bloodshot Eyes・・・・ハンク・ペニー (5)Wine・・・・メル・ティリス (6)Bottle Bottle・・・・レッド・ソヴァイン (7)The Cork And The Bottle・・・・ジミー・スキナー (8)I've Come To Take You Home・・・・ローズリー・メイフィス (9)Bury The Bottle With Me・・・・ハイロ・ブラウン (10)Frisco Line・・・・ガイ・ミッチェル


安普請の家みたいなレコードですが住めば都(聴けばナイス)で なかなか味わい深い内容になっているものであなどれません、どうもお酒がらみの歌を集めてあるようです、ジャケットがよかったら申し分ないんですが 安っぽいのが難点。

例によって Starday Records 社の廉価レーベル Nashville Records からのオムニバスで一人1曲で色々なスタイルを楽しめるものです。往年の Starday とか King といったレーベルは真に Rural American Country Music といった趣きが濃厚で ” 可もなく不可もない ” ようなカントリーソングのオンパレードなんですがスティールギター、フィドル、ホンキートンクピアノがじゃんじゃん出てきてなぜか Country Flavor いっぱいなんですね・・・・・・・ここでもほとんどが地味な往年のカントリー歌手ですが( ジョージ・ジョーンズとメル・ティリス以外はみんな故人 )個々に強烈な個性があって私は大好き、まさにバーボンウイスキーにジャーキーの味 あるいは番茶にせんべい・・・・・というところ。
ジャケット裏には Distributed By Starday-King Records となっているので両社が生き残るために合併したおかげで成り立ったラインナップのもようです。

マール・ハガードのヒット曲(1)Swingin' Doors をジョニー・ボンド(1915~1978年 オクラホマ州出身 )がほのぼのとと歌ってくれますが マールとは違ったよさがあります-曲自体もいいからなあ。
(2)Little Ole Wine Drinker Me は非常にカントリーソングらしい趣きを持った good な曲で 現代でも映えると思う、マール・ハガードやチャーリー・ウォーカーや晩年の Tex Williams の歌で聴いたことがありますが ここでの Snooky Lanson というカントリー歌手も渋くてなかなか素敵です・・・・・オリジナルは誰れが歌っていたのかなあ・・・・どうも往年のポピュラー歌手&映画スターでもあったディーン・マーチンのようなんですが??
(3)Just One More はじっくり聴かせるスローバラッドでジョージ・ジョーンズ(テキサス州出身 )の塩辛声での歌の上手さが光るもの。 しっとりしたスティールギターとピアノをバックにこぶしをきかせて歌うジョージはほんとにカントリー歌手としての魅力いっぱいでこのあたりの時代の彼がやはり一番かなと思わせます。

一転して陽気なウェスタンスイングが出てきます、ハンク・ペニー(1918~1992年 アラバマ州出身 )の(4)Bloodshot Eyes という曲。 陽気な雰囲気のクラリネットにピアノ、スティールギターをフューチャーしての swing 感いっぱいの曲。この Hank Penny という歌手はアラバマ州出身なのになぜか Western Swing 畑で有名な人なんですね( 本来 Western Swing はテキサス州やオクラホマ州が本場ですから )、この人も近々ぜひ採りあげたいと思っています。

レッド・ソヴァイン(1918~1980年 ウェストヴァージニア州出身 )が歌うスローテンポの(6)Bottle Bottle イヤー渋い渋い!!実に渋~い いぶし銀の味です、すすり泣くようなスティールギターに濡れたようなピアノの音にレッド・ソヴァインが深いバリトンボイスでしみじみ歌う・・・・・こんな雰囲気は日本人ではとても出せない Country Flavor だと思いますよ、ウーンいいなあレッド・ソヴァイン。

(7)The Cork And The Bottle を歌うジミー・スキナー(1909~1979年 ケンタッキー州出身) この人も実に渋~い燻し銀の味、硬めのエレキギターサウンドにピンピコはねるようなホンキートンクピアノ、控えめなスティールギター・・・・・まさに噛むほどに味わいの出るスルメみたいな人ですねスキナーは。

(8)I've Come To Take You はくすんだような音のスティールギターに はねるようなホンキートンクピアノを伴奏にダイナミックに歌う紅一点の Rose Lee Maphis (1922年~メリーランド州出身で夫君は往年のカントリーギターの名手 Joe Maphis でした )

(9)Bury The Bottle With Me を歌うハイロ・ブラウンはもともとはブルーグラス畑の人ですが歌が上手いのでカントリー畑でも活躍したようです。Starday レコード時代の彼はカントリー&ブルーグラスといった感じです

(10)Frisco Line を12弦ギターにドーブローギターの伴奏で歌う Guy Mitchell は歌を聴く限りでは何となくカントリーソウルと呼ばれたドン・ギブソン(I Can Stop Loving Youを作った人)の雰囲気に似ているように思います。

ジャケット裏には他のレコードが載せてあって 知る機会のない自分にとってはかっこうの情報源、カタログでもありました・・・・・今でも中古屋さんでこんなレコードに出逢うとつい買ってしまう私です。まちがってもCDにはなりそうもないですが個々には Country Classic のCDなんかで出逢える人達と思います。
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懐かしのカントリー&ウェスタン ー206ー ( キティ・ウェルズ 1 )

2012年08月05日 | 懐かしのカントリースター

Kitty Wells (1)・・・・・キティ・ウェルズを偲んで (1919~2012 テネシー州出身)

英国盤 Stetson Records HAT-3009 Kitty Wells Sings Songs Made Famous By Jim Reeves

(1)Four Walls (2)Billy Bayou (3)Is It Really Over ? (4)I'm Gonna Change Everything (5)I Won't Forget You (6)She'll Have To Go (7)Welcome To My World (8)Bimbo (9)Am I Losing You ? (10)According To My Heart (11)Guilty (12)This Is It


1980年代でしたか、イギリスの Stetson Records 社というところからアメリカの古いカントリーLPレコードが大量に発売され始めました。それこそLPレコード最後の華といってもいいような現象で・・・・・目を見張るようなラインナップでしたので嬉しいものでした。これは世界中のカントリーミュージックファンが望んでいたものではなかったでしょうか、皆が望んでいるけれどアメリカでは廃盤になって久しくてそれこそ中古盤でもプレミアがついてとても手に入りそうにないものを Stetson Records 社が許可を得て原盤を復刻発売したものだったと思います。

この 「 キティ・ウェルズ ジム・リーヴスを歌う 」 もその中の1枚でした。故 Jim Reeves( 1925~1963年 テキサス州出身 ) のカントリーバラッドの名唱歌が並んでいます、それを往年の Queen Of Country Music のキティ・ウェルズが歌うのですから私も聴いてみたいなあ・・・・・と思う一人でした。(平成24年)7月17日にキティ・ウェルズが亡くなったことを知って未発表にしていた今年の3月4日に書いていた記事を初めて載せることにしました。
カントリーの女性歌手は私のブログでは登場機会がとても少ないですがやはり ”懐かしのカントリー ” となるとこの人は外せない人です。亡くなったという情報を得た時は出先だったので帰り着いた7/21(土)になって彼女のLPレコードを探して3枚聴いてみました、真っ先に聴いたのがこのレコードです。キティ・ウェルズ1965( 昭和40 )年のアルバムですが初期の頃の彼女のレコードと比べるとこのレコードの頃はナッシュヴィルサウンド全盛時代ということもあって彼女の歌やバックサウンドも洗練されて聴きやすくなっているという感じがします。
全体にスティールギターとピアノが入ってバックコーラスを伴っての音作りが多いですがキティの歌い方がとても丁寧で落ち着いているので( 今風のサウンドとは異なりますが ) ” カントリーの女王 ” としての貫禄十分といったところです・・・・・調べてみましたカッコ()内はジム・リーヴスがヒットさせた年です

(1)Four Wall(1957)・・・・・きれいなスティールギターの出だしでいきなりのキティの名唱歌に惹き込まれます、ピアノもよい雰囲気でいいなぁ
(2)Billy Bayou(1958)・・・軽快な曲で楽しいですが 内容は西部開拓時代の Billy Bayou なる人物の武勇伝みたいなものかなぁ
(3)Is It Really Over ?(1965)・・・・・カントリーバラッドのよさがよく出た曲
(4)I'm Gonna Change Everything (1962)・・・・君の思い出になるものを全て捨て去って新しい世界に~と歌われる
(5)I Won't Forget You(19)・・・・・・・・ 
(6)She'll Have To Go(1960)・・・・・Jim Reeves といえば私はすぐにこの曲と ”Four Wall ”を思い浮かべます
(7)Welcome To My World(19)
(8)Bimbo(1953)・・・・・・・・・”Bimbo is a little boy who's got a million friends~”と歌われる軽快で楽しい歌、スティールギターがよい
(9)Am I Losing You ?(1957)・・・・・きれいなスティールギターとピアノで歌われるスローな失恋の歌、ジム自身の favorites song だそうです
(10)According To My Heart(19)・・・スティールギターとピアノを伴ってややアップテンポの軽快な歌 
(11)Guilty(19)・・・・・・・・・・・・・・・・・・スローバラッド
(12)This Is It(1965)


こうしてキティ・ウェルズの歌で聴いてくるとジム・リーヴスのカントリー曲は実に名曲揃いだなあと思います・・・・・一般的な現代のカントリー趣向とは違いますが 僕は時々こうしたけれんみのないさわやかなカントリー曲を無性に聴きたくなることがあります・・・・このレコードもCDになっているといいんでしょうけど、他にもたくさんいい曲があるのでジム自身の歌も聴きたくなってきたなあ・・・・ジム・リーヴスについても近々採りあげたいと思います。
”Gentleman Jim ” と云われたようにこうしたタイプのカントリー歌手が現代のカントリーシーンに見当たらないのも時代の流れなんでしょうね・・・・・個人的に思うには往年の黒人カントリー歌手チャーリー・プライドなんかがジムの歌に合っていたように感じています。

ところで私がキティ・ウェルズの曲を聴いたのはいつ頃なのかはっきりしません、やはり有名な ” It Was't God Who Made Honky Tonk Angels (こんな女に誰れがした)”だったと思います、まだレコードを持っていない頃にラジオで聴いたのが初めてかな? 彼女は私の母親と同じくらいの年代でしたからほんとにカントリー界の大御所といってよかったんだと思いますね( smile )

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