西部劇と懐かしのカントリー&ウェスタン日記

現代とはかけ離れたOld Countryの世界ですがずっと続けていきます。興味のある方は時々のぞいてみて下さい。

つれづれに ( マンプレの閉店はさびしいな )

2011年08月27日 | つれづれに

博多の中心部で11年のカントリーライブハウス 「 マンプレ 」 の閉店


約1ヶ月前に行った時、マスターの松井さんがマンプレは8月いっぱいで閉めます・・・・と言われたのでビックリしてしてしまいましたが、もう一度は行っておきたくて8/26(金)に訪ねました。8年前に一緒に行ったNさんを誘って(Nさんはそれ以来行っていない)お店に入るとすでに大勢の人達がステージで楽器片手に歌っていました。いつも来る常連の方達なんでしょう・・・・・和気あいあいの雰囲気です・・・・バンジョーを弾く人、ギターで歌う人、フィドルを弾く人など色々です。マイケル石仏さんという方はマルチプレーヤーで特にカントリーピアノの演奏が素晴らしいと思いました( 歌もとても上手な方です )。 みんなが得意の歌を披露したり楽器を演奏したりで見ていて楽しそうでした。

私は博多(大野城市)に住みながらも仕事で鹿児島と博多を行ったり来たりしているので ” 行ける時にはマンプレが休み ” という場合が多くて 行きたくても行けないことが多いのでした。 九州新幹線が全開通してからは時間の余裕ができましたが 私が行く時のマンプレはお客さんが数人という場合が多かったのでこんなに大勢のお客さんがいらっしゃる場に出くわしたのは初めてでした。マスターの話では昨日は満杯状態だったとのこと・・・・みんな名残惜しいんですよね・・・・・私も気持ちは同じで とっても淋しく思います。

マスターの松井さんのほのぼのとした性格が出ていてマンプレの雰囲気はよかったし( 私より2つ年上というのも安心感がありました)、松井さんのギター弾き語りがとても好きで・・・・必ずといっていいほどハンク・ウィリアムスの曲を歌ってくれてそれがとてもよい趣きです・・・・・カントリーやブルーグラスが心底から好きという感じがでているんですね。 私も雰囲気に誘われて 好きな ”Cowboy Heaven ” という曲を歌わせてもらいました(人前で歌うのに慣れていないので難しいです)。  連れのNさんが花を持っていきましょう-と言ってくれたので持っていってよかったな・・・・・マスターの松井さんと奥様長い間ごくろうさまでした
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お気に入りCD 7 Jenks Tex Carman

2011年08月23日 | つれづれに
 
Jenks Tex Carman (2)

ドイツ盤 Bear Family Records BCD-15574 AH Hillbilly Hula / Jenks Tex Carman


(1)Hillbilly Hula (2)Another Good Dream Gone Wrong (3)Hilo March (4)Gosh I Miss You All The Time (5)Locust Hill Rag (6)The Calssons Go Rolling Along (7)Samoa Stomp (8)Dixie Cannonball (9)Sweet Luwanna (10)My Lonely Heart And I (11)Indian Polka (12)I'm A Poor Lonesome Fellow (13)Don't Feel Sorry For Me (14)My Trusting Heart (15)Gonna Stay Right Here (16)( I've Received ) A Penny Postcard (17)Ten Thousand Miles ( Away From Home ) (18)I Could Love You Darling (19)You Tell Her, 'Cause I Stutter (20)Blue Memories


前回 往年の異色カントリー&ヒルビリー歌手テックス・カーマンをとりあげたので、ついでにドイツの Bear Family Records 社から出ているCDも載せておくことにしました( 写真はジャケットの表と裏 )。 3枚出ている中で一番のお奨めは彼が西海岸で活動していた時代に Capitol Records 社で録音した作品集です・・・・・普通のギターを横にしてドーブローギターのようにして弾き語りするスタイルで、他社のレコーディングではけっこうピッキングが粗かったり、ちょっとチューニングが狂っていたりの曲があったりして御愛嬌なのですが ここでの録音はさすがにメジャーレコード会社のひとつ ”キャピトル レコード ” で、音もきれいだしテックスの演奏もしっかりしたもので安心して聴くことが出来るものになっています。だからといってテックスの歌は相変わらずヒルビリーの香りいっぱいで楽しいもの。 楽しいというのは・・・・・何回も聴いてみるとこれだけ徹底してヒルビリー臭いっぱいなら却って納得してマイッタ!!・・・・・となってしまう意味でなんですね、ユーモラスでもある感じ。僕はこのCDを聴いて初めてジェンクス・テックス・カーマンという歌手に好感が持てました。

さて、内容は1951(昭和26)年~1953(昭和28)年に行なわれた5回にわたるレコーディングセッション全20曲が収められています。真にヒルビリー&カントリーの素朴さが出ているもので、テックス・カーマンを聴くならこのアルバムがお奨めかなぁと思います。 ただ 解説書の内容を見ますと色々な人がテックスに関しての想い出話を披露しています キャピトルレコードのプロデューサーだった Ken Nelson ( 1911~2008年ミネソタ州 出身で2001年に Country Music Hall Of Fame に選ばれたほどの名プロデューサー )の話によるとレコーディングにはかなり苦労した様子で ”(笑いながら)All I know is, it was a panic recording him! He was so lacking in rhythm~ ” と言っています。
また往年のカントリー歌手 Wesley Tuttle (1917~2003年 コロラド州出身 )に至ってはテックスのことを ”the worst musician in the world ”とまで言っているんですが、彼の showmanship とファンの心をつかむ能力には称賛を送っています。

ウェスタン 歌手 Johnny Western は ” He wasn't a good musician but he was novel enough so people would pay attention~ ” と似たようなことを述べているんですね・・・・・要するにライブではとても注目を集める稀有な歌手だったといえるんでしょう。 西海岸の有名なカントリーミュージックショウだった「 Town Hall Party 」でテックスと共演した多くのミュージシャン、歌手達もステージ上だけの付き合いだったのか Tex Carman の詳細についてはほとんど知らなかったらしくて ”謎めいたカントリー歌手 ” になっているようで、ここまで云われると却って興味津々かなあ。

レコーディングの演奏陣については全て不明となっていて、恐らく同じステージに立って テックスの風変わりさ( 独特のリズム感など ) に慣れていたベースの Cliffie Stone とかフィドルの Harold Hensley、リズムギターの Eddie Kirk、バンジョー&ギターの Joe Maphis とかエレキギターの Jimmy Bryant などが努めたのだろう、テックス・カーマンの録音が無難にできたのはバック演奏陣のおかげだ-と書いてあります(アハハ smile )・・・・・メジャーのキャピトルレコードにほとんどミュージシャンのクレジットがないというのも珍しいことでは。

20曲のうち(3)Hilo March と(11)Indian Polka は演奏だけの曲で残りは歌入りです。
(2)Another Good Dream Gone Wrong は完全な音源になるまで13take 録った-なんて書いてありますが 途中に入るフィドルもよくて good なヒルビリーソングになっています、好きな雰囲気の曲。(4)Gosh I Miss You All The Time もバンジョー、フィドルを伴った調子の良いなかなか楽しい曲。(5)Locust Hill Rag はインディアンの言語で歌っていたりします、(6)The Calssons Go Rolling Along は思わず笑えるような楽しい演奏と歌でボードビリアン出身の面目躍如という感じ。(7)Samoa Stomp も現地の言葉で歌ったような曲、(8)Dixie Cannonball は豪快でヒルビリー雰囲気満点の Train song ・・・・・・・以下 (9)Sweet Luwanna、(12)I'm A Poor Lonesome Fellow 、(13)Don't Feel Sorry For Me 、(16)( I've Received ) A Penny Postcard 等などじっくり聴くと実に味わい深い素朴なカントリー曲です・・・・・・全てにオープンだった西海岸だったからこそ Tex Carman のような歌手も受け入れられた-といえるのかも知れません。
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懐かしのカントリー&ウェスタンー182ー ( ジェンクス・テックス・カーマン )

2011年08月19日 | 懐かしのカントリースター
 
Jenks Tex Carman (1)

米国盤 Crown Records CST-324   ” Tex ” Carman 

(1)Beverly Ann (2)Wreck Of Old # 9 (3)Wild And Wooly West (4)Pal Of My Heart (5)Wondering・・・・ウェブ・ピアスの曲とは異なります (6)Wildwood Flower (7)Wolf Creek (8)Get Along Pony (9)My Baby I'll Be There (10)Border Town (11)My Hawaii Calls


米国盤 Modern Records MST-837 ” Tex ” Carmen / Country Caravan

収録曲はまったく同じ


今回はとっても珍しくてマニアックといえるかもしれない往年のカントリー歌手です。
私がこのテックス・カーマン( 1903~1968年 ケンタッキー州出身 )という歌手の名前を初めて知ったのは高山宏之さんの「 ウェスタン音楽入門 」( 1963=昭和38年 音楽之友社 出版 )という本でした。テックス・カーマンの歌に接する前に名前だけ知っていたということで、実際に 彼の写真を見たり歌を聴いたりしたのは1971(昭和46)年に東芝レコードから発売された「 Wanted 」(CR-9311B)というタイトルの2枚組LP (下の写真・・・以前ブログに載せています) にあった ” Dixie Cannonball ” という曲が初めてでした。往年の Capitol Records 社専属のカントリー歌手を集めたもので 今では珍しいものになっているかな・・・・・テックスはジャケットの右上に載っていて拡大してみました
 

高山さんの本には以前オムニバスレコードで ”逢いたかったぜ ”という曲が紹介された・・・・・となっていましたが 買えない時代のものなので Jenks Tex Carman という歌手は自分にとっては全く未知の人だったのです。 ” Dixie Cannonball ” を初めて聴いた時はもう驚きでした・・・・・この曲はハンク・ウィリアムスも歌っている Train Song ですが ハンクとはイメージがずいぶん違っていたのです・・・・・テックス・カーマンのものがはるかに躍動的で(豪快ともいえる) Train Song らしかった。 好奇心いっぱいの私にはこの1曲でテックス・カーマンに興味を覚えるだけの十分なインパクトがありました、でも情報は全くないまま過ぎて・・・・・ところがある時アメリカから買っていた中古レコードのリストに2枚のレコードが載っていたのです、興味津々で買ってみたのが見出し写真の2枚のLPレコードです、ともに5ドルだったかな・・・・・廉価レーベルらしく、盤質も粗悪なうえに古くてジャケットも痛んでいました。

びっくりしたのはこの2枚、ジャケットは違っても中身の曲が全く同じだったことです、それに青空のジャケットの方は1曲目に針を落とすと 針がズーッと滑っていって終わりの曲になってしまうくらいに盤面がすれていて 針圧を重くしてやっと聴けるといった代物でした。それとクレジットされている(6)Wildwood Flower (カーターファミリーの有名な曲)が入っていなかったこと・・・・・もう唖然とすることばっかりで 初めてのことだったので ” なんということだ !!” でした・・・・アメリカの大雑把なところかなあ。 というわけで 2枚目のブルーのレコードはジャケットだけ眺めて楽しむものになったのでした(内容が1枚目と同じだからいいけれど)・・・・・ジャケットは昔のカントリーらしくて気に入っています( smile )。

さてこのテックス・カーマンのカントリー、一言でいうと まあとてもひとには聴かせられないようなヒルビリー臭プンプンの垢抜けないものです、でも後年ドイツの Bear Family Records 社から3枚のCDとステージ模様を収めたDVDが1枚出されているところをみると 非常にユニークな特徴のある歌手だったことがわかります。 私は興味があったのでベアファミリーのCDまで買って聴いてみましたが その解説なんかにも彼のことは unique なんていう単純な表現ではなくて too raw(粗野な), too reckless(向こう見ずな), too outside for Music City USA(とてもナッシュビル向きじゃない)、 hybrid hillbilly、odd and unusual(風変わりな) なんて言葉が踊っています。 おまけに「 Tex Carman は音楽はどんな風に演奏されるべきかという自分流の rulebook を持っていた 」とか 「 彼にはリズム感が欠けていた 」-なんて書いてあるんですね。 

要するにテックス・カーマンの歌や演奏は一般的な音楽規範から全く逸脱した規格外音楽だったということなんですね。 テックスは普通のマーチンギターの弦高を高くして横にして肩から吊り、左手で金属バーをスライドさせながら右指でピッキングするスタイルで 形式はスティールギターやドーブローギターと同じなんですが同時に歌も歌うんですね・・・・・それもずいぶんアクの強い歌い方です(なかなかよい雰囲気の唄もあります)。 こんなに風変わりで型破りのスタイルであれば普通ならLPレコード(CDも)が出たりはしないと思うのですが よっぽど1950~60年代当時の聴衆に強力なインパクトがあったのでしょう(ヴォードビリアン出身でお客を楽しませる術に長けていたというべきか)・・・・・・アメリカ人はユニークで特徴のある人は大好きなんですね、けっこうレコードが出されていたようです。
ドイツの Bear Family Records 社が3枚もCDを出しているのなんかも結局私が彼のユニークさに目をしばだたせたのと気持ち的には何ら変わらないんじゃないでしょうか(興味津々ということ)・・・・・今の時代からするとなんだか漫画チックですがどことなくユーモラスで憎めない気がするんですね。 とてもビル・モンローやマール・トラヴィスと同じケンタッキー州出身とは思えないんですね(smile)・・・面白い存在なのでまたCDについても後日載せてみようと思っています
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ロイ・エイカフ ハンク・ウィリアムスを歌う

2011年08月14日 | ハンク・ウィリアムスを歌う
 
Roy Acuff (1)

米国盤 Hickory Records LPS-134 Roy Acuff Sings Hank Williams


(1)Hey, Good Lookin' (2)Why Don't You Love Me (3)Mansion On The Hill (4)Your Cheatin' Heart (5)You Win Again (6)Kawliga (7)Jambalaya (8)There's Be No Tear Drops Tonight (9)Cold, Cold Heart (10)I Can't Help It (11)Take These Chains From My Heart (12)I'm So Lonesome I Could Cry


前回 「 Tribute Album の楽しさ 」 について述べたので、さっそくですが King Of The Country Music として有名だったロイ・エイカフ(1903~1993年 テネシー州出身 )の 「 ハンク・ウイリアムスを歌う 」アルバムです。ロイ・エイカフという人は Hank Williams からするとカントリー ミュージックの大先輩で、ハンク自身がアイドルとした人でもあったようです。長い間 Grand Ole Opry (現在でもある古い伝統を誇るカントリーミュージックショウ)の大番頭みたいな存在で、自身のバンド The Smoky Mountain Boys を率いてオールドタイム マウンテンソング~カントリーソングまで Good Ole Country Music の香りをいつまでも保って活躍した人でした。 戦前からの人なので 残したレコードアルバムも膨大な数にわたるようですが、その割りに日本ではあまり人気がある方とは云えなくて オムニバスアルバムなんかにもそれほど登場しない・・・・・という印象です。 この人には何となく頑固で気難しそうなイメージがあるんですね-これは本場のカントリー歌手達も似たような気持ちを持っていたのではないかなあ、機嫌をそこねると大変だぁ、無難に接しておこう-みたいな・・・・・(あくまでも私個人の意見ですよ)。 実際は後進の歌手達にはとても面倒みのよかった人のようです。

さて、ジャケット裏にインタビュー形式の解説が載っています・・・・・面白いので訳して載せておくことにしました(私なりに少し補足を加えました)・・・・・・・以下解説。

<これはテネシー州ナッシュビルの Broadway 通りにある Roy Acuff Museum で録音されたロイ・エイカフとのインタビューの一部です。インタビュアーは Larry Womack です>

Larry: ロイ、ハンク・ウィリアムスに初めて会ったのはいつですか?
Roy: そうだね、ずっと昔としか言えないよ。でもオズワルドは今でもカブ スカウトの頃だと言っているよ(笑)、冗談だけどねラリー。 [ カブスカウトはボーイスカウトの年少組のこと、オズワルドはロイ・エイカフの盟友でバンドの中では Dobro Guitar を弾いてロイの歌に何ともいえない哀愁を添えている名プレーヤーBashful Brother Oswald のこと・・・コメディアンも兼ねている ]
ハンクはNeil McCormick と一緒に仕事していたからずっと昔だね。その後ハンクに会ったのかな、正確に思い出すとすればハンクが自分のバンドを組んでアラバマ州 Montgomery 辺りで演奏し始めた頃といえるね。

Larry: 当時ハンクとは何度も会いましたか?
Roy : そう、会ったよ。 私は Montgomery 辺りで何度も公演したからね・・・・ ハンクと妻君のオードリーは私のショウを見に来ていたよ。公演が終わるとハンクが出ているダンス会場やショウに行って彼の演奏を見たものさ・・・ハンクは常に最上の歌手だったよ。

Larry: ハンクについて一番いい想い出は何ですか?
Roy: これだっていうのはないけど とっておきの話があるよ。 ハンクはよく私の出演の時に訪ねて来ては楽屋にフラリと入ってきてね(普通皆はイスに腰掛けるのに)彼は部屋の隅っこの方にハットをあみだにかぶって居てね、2人であれこれ色んなことをしゃべったり 時には新しい曲だといって1~2曲歌ってくれたりしたもんだよ。その後も何度か楽しい時間を共に過ごしたものさ。

Larry: いままでハンクの曲をたくさんレコーディングしましたか?
Roy: いや、たった1曲だけだよ。ずっと以前に ” I Saw The Light ” をレコーディングしただけさ。 Grand Ole Opry のステージでは ” Mansion On The Hill ” を何度か歌ったけどレコーディングはしていません。

Larry: ハンクの曲をレコーディングしてこなかったのは何故なんですか?
Roy:(クスクス笑いながら)そんなこと聞かないでくれよ・・・・・先日も同じことを聞かれたんだから。 僕はね、ずっとハンクの曲は好きだったし、これまでにない優れた作曲家だと認識していたんだよ。(私の)アルバムを聴いてくれたかい?
Larry: はい、聴きました
Roy:(クスクス笑いながら)ちょっとチェックしてみてよ

Larry: ちょっとつけ足さして下さい、アルバムは楽しいものでしたよ、ロイ。
Roy: どこで聴いたのかな?
Larry: ウェスリーの事務所です( Wesley Rose はロイ・エイカフと共同経営する Acuff-Rose 出版社の社長 )。

Roy: 最初にウェスが ” ハンクを歌うアルバム ” を作ったらどうか-と私に持ちかけてきた時はちょっと気が進まなかったんだよ。
Larry: それは何故ですか?
Roy: さっき言ったように 私はこれまでハンクの曲をあまり採りあげてこなかったし それを正当に演る自信がなかったからなんだよ。

Larry: ではこのアルバムを作ることになった心境の変化のきっかけは何でしょうか?
Roy: そうだね、それを(Hank を歌うアルバムを作ること)考えれば考えるほど本当にいい企画だな-と思えるようになったことかな。実際、正直いってエキサイトしてしまったよ。 前に言ったように、僕はハンクの曲が好きで、 Country Music に多大な恩恵をもたらしてくれた彼にいささかでも敬意を捧げる機会である-と確信したということなんだよ。
Larry: よく判りました、ロイ。

・・・・・・・・・・以上解説でした。
ところで このレコードを聴いた感想ですが、ひとことでいうとロイ・エイカフをすっかり見直してしまいました・・・・・こんなことをいうと往年の大御所に対して失礼千万なんでしょうが、普段あまり聴く方ではないので 正直な感想です。 とても感情を込めて歌う人なのでハンクの哀歌がとてもよく似合うと思いました。先のインタビューによるとハンクの歌はほとんど歌ってこなかったようなんですが、考えてみると20才も歳が離れているし、Country Music Hall Of Fame に選ばれたのもハンクの方が早いんですよね( Hank は1961年、Roy Acuff は1962年 )・・・・こんなところに先輩としての意地みたいなのがあったのかも知れないですね(私の推測)。
個人的には特に(3)Mansion On The Hill 、(4)Your Cheatin' Heart 、(5)You Win Again 、(8)There's Be No Tear Drops Tonight 、(9)Cold, Cold Heart 、(10)I Can't Help It が素晴らしかったです。
ロイのバンドの特徴であるハーモニカ、フィドル( Country-style のバイオリン )、ドーブローギター( 電気増幅を使わないスティールギター類似の楽器 )伴奏がハンク・ウィリアムスの曲にマッチしていてなかなか Good でした。 けっこう歌い方が難しいと思っている(6)Kawliga が意外なよさで さすがは The King Of The Country Music と納得しました・・・・・・中古で買ったものでしたので(4)Your Cheati' Heart と(9)Cold, Cold Heart が一番パチパチ(ノイズ)度が強くてそれだけ聴かれたということなんでしょうね(でもこのパチパチ度 僕はぜんぜん気になりません)。
このアルバム もしCDになっているんだったら是非欲しいな
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カントリーミュージックの別な楽しみ方

2011年08月14日 | つれづれに
 
Tribute Album は楽しい!!


僕は 「 Tribute Album 」 や 「 A Sings B 」 といったレコードがとっても好きだ ( tribute=尊敬のしるし、ささげる等の意味 ) 。
カントリー&ウェスタン音楽には昔からそうしたアルバムがたくさんあって 別な形での楽しみのひとつになっている。 「 ~ジミー・ロジャースを歌う 」 とか 「 ~ハンク・ウィリアムスを歌う 」、「 ~ボブ・ウィルスに捧げる 」、「 ~カーター・ファミリーを歌う 」 等は特に楽しくて、本家本元の歌や演奏が気に入らなくてもこうした他の歌手が歌っているものを聴くことでビックリするくらいにいい曲、いい歌だったりして見直される経験がしばしばある。 日本ではカーター・ファミリーの歌などは「 高石友也&ナターシャセブン 」 の演奏で初めて覚えた-なんて人達も多かったのではないでしょうか。メロディはそのままにして歌詞を日本語に訳し替えたりしてアルバムも出ていましたから これなんかも別な楽しみ方になるんだと思います。

畑違いの歌手が 「 ~カントリーを歌う 」 なんていうのも曲への解釈が違っていたり趣きが違ったりして楽しいものです・・・・・カントリーが好きになった人にはぜひ奨めたい楽しみ方です。 ただ、残念なのはこうしたアルバムがなかなかCDになっていなかったりで探すのに苦労することでしょうか・・・・・自分が持っているのもほとんどレコードなのでちょっと難しいのかも知れません。 日本のレコード会社もありきたりのCDアルバムを出すよりか こうしたものをシリーズみたいにして出してくれるといいのにな・・・・・と思うことがあります。でも実際はレーベルが違ったりするから色々難しい問題があって無理なんでしょうね、カントリー自体が興味を持たれないのでまず採算がとれないことも目に見えていますから・・・・・個人的には足を棒にして探さないといけないのは昔から変わりません。

ずらずらと載せた写真は これまでに私のブログでとりあげた「 ~を歌う 」 アルバムの一部です。 カントリーにはこうした楽しみ方もあることを知って欲しくての紹介でした・・・・・今後もこの楽しみは続けるつもりです。
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懐かしのカントリー&ウェスタンー181ー ( ウィリス・ブラザーズ )

2011年08月01日 | 懐かしのカントリースター

The Willis Brothers (1)

米国盤 Hilltop Records JS-6035 The Sensational Willis Brothers


(1)Footprints In The Snow (2)Axe Cabin (3)Billy The Kid (4)Patonio ( Pride Of The Plains ) (5)Morning Glory (6)Pretty Diamonds (7)Blood On The Saddle (8)Sally's Bangs (9)Black Jack David (10)Tattooed Lady


私がアメリカのカウボーイソングに興味を持って色々なレコードを集め始めていた1970年代中頃に この Willis Brothers にアメリカの Starday Records 社から出ている「 Code Of The West 」( SLP-229 )というLPレコードがあるのを知りました・・・・・長い間欲しいなぁと思っていて そのうちどこかで出逢うだろうーとのんびり構えていたものの35年くらい経った今でも手に入らずじまいです。アメリカの中古レコード屋さんのカタログなんかにもあまり載っていなくて状態のよいものになるととても高価らしいのです。

ウィリス兄弟は往年のアメリカのカントリー界では花形スターで Grand Ole Opry ( 古くからある有名なカントリーミュージック ショウ ) でも長年レギュラーで活躍していたようなんですが、日本ではあまり馴染みがなくてレコードもオムニバス盤で採りあげられるくらいだったようです・・・・・この日米でのギャップの理由はよく判りません。彼等の一番の活躍時代のスターデイレコードから7~8枚くらいのLPレコードが出ていてその一部を聴いてみたもののモダンサウンドが多くて Truck Driver Song だったり Novelty Song と云われるものだったりで Cowboy Song でも歌いそうなステージでの彼等の出で立ちや楽器編成(ギター、フィドル、アコーディオン等)と落差があるんですよね。 オクラホマ出身だから当然ウェスタンスイングや カウボーイ ソングなんかも得意なはずなんですがそれがあまり前面に出ないもどかしさがあるんだと思います。

私にとっての興味は彼等が初期の Oklahoma Wranglers (以前ブログに載せています)と称していた頃や前記のウィリスブラザーズとしてのカウボーイソング アルバム「 Code Of The West 」、そして後年ジョニー・ボンド( 1915~1978年オクラホマ州出身 )と組んで CMH Records 社から出した2枚のカウボーイソングのアルバム( 以前ブログに載せています )に興味があるくらいです。 Cowboy Song や西部調の歌、Western Swing 調の曲を演る時のほうがずっと魅力的な気がしますが 時代の流行がそれを許さなかったといった方が正しいのかも知れません。

このレコードはレーベル( Capitol、Mercury、Decca、Starday など)を超えてたくさんの廉価LPレコードが出ていた不思議な Hilltop Records ( Pickwick Records とも )の1枚です。 恐らく Starday Records の原盤を使ったもののようで Starday Records 1枚目のLP「 Willis Brothers In Action (SLP-163) 」 の一部内容が入っていて西部調の曲も数曲入っているので手にした時はとても嬉しかったものです。
以下ジャケットの解説を訳したものです・・・・・・・・

「 ウィリスブラザーズのプロとしてのキャリアは1930年代のオクラホマ州 Shawnee にあったラジオ局 KGFF から始まりました・・・・そこからミズリー州 Kansas City にある KMBC ラジオ局の the Brush Creek Follies Show へと進出していったのでした。第二次世界大戦で兵役のために一時活動停止を余儀なくされたのですが、4年後にはテネシー州 Nashville ( the Country Music Capital of the World となっている )を本拠とする WSM ラジオ局の世界的に有名なカントリーミュージック ショウである Grand Ole Opry のレギュラーメンバーとして復帰したのでした。

ところで、ウィリスブラザーズは Country Music の世界で3つの ”重要な first ”を持っています。 ひとつ目は不滅の Hank Williams のバック演奏を務めたこと・・・・・ハンクが放った多くのヒット曲のバック演奏つまり ”Drifting Cowboys ”を務めたということです。2つ目はミズリー州 Springfield のアメリカ全国向けテレビショウだった Jubilee USA の最初の出演者をつとめたこと。3つ目は、通常はクラシック音楽の殿堂であるワシントン D.C.地区にある Costitution Hall にカントリーミュージックアーティストとして初めて出演した-ということです。(私見:ハンク・ウィリアムスのバック演奏の件は判りますがあとの2つの重要度は私にはわかりません)
Willis Brothers が出演するダンス集会、舞台、晩餐会、学校行事、教会行事などは常に売り切れ状態で ずば抜けたショウ能力を発揮しているといえるでしょう。 They can vary their show according to the audience and perform a wide range of ballads, novelties, instrumentals, and sacred song. さらに別の素晴らしい特徴があって 他のカントリーミュージックスターの物真似をしたりして最高潮に導くような多くのコメディパターンを持っていることです」・・・・・・・・・・以上が解説ですが、茶色文字にした原文が彼等の幅広いスタイル特徴を表わす key sentense なんだと思います。

このレコードは彼らの色々な音楽スタイルを楽しめるものになっていて、3人のコーラスを中心にしているのは当然ですが 楽器編成もホンキートンクピアノあり、バンジョー、アコーディオンありフィドルありで聴いていて楽しげな雰囲気が出ているものになっています。ブルーグラスの方で有名になっている(1)”雪の足跡 ”のほか 古謡になっている(3)”ビリー・ザ・キッド ”やテックス・リッターの歌で有名な(7)”Blood On The Saddle ”、有名なフィドル曲 ”Maiden's Prayer(乙女の祈り)”を使った(6)”Pretty Diamonds ”などです。  

今の日本では全くといっていいほど聴かれないグループでしょうが・・・・・Oklahoma Wranglers(オクラホマ ラングラーズ)と名乗っていた時代の Willis Brothers のCDがイギリスの非営利レコード会社 B.A.C.M ( British Archive of Country Music )から1枚出されているようなので後日とりあげたいと思っています。
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