西部劇と懐かしのカントリー&ウェスタン日記

現代とはかけ離れたOld Countryの世界ですがずっと続けていきます。興味のある方は時々のぞいてみて下さい。

つれづれに ( 平成24年 夏のある日 )

2012年09月27日 | つれづれに

アメリカ人もいろいろだね

今年の夏のある日・・・・・仕事で滞在している鹿児島市内に ”屋台村 ” という飲み屋さんの集まり処ができたので 友人のK君と待ち合わせて飲みにくり出したのでした。25店舗あるそうで、どこに入ろうかな-とブラブラしていたら ある店のガラス戸越しにカウンターに一人の男性の外人さんがポツンと座っているのが目に付いたので アメリカ人かな?-と思って好奇心でそこに入ったのでした。

Country Music を聴いているとなぜかアメリカ人と話したくなるくせがあってのことです。 お酒と肴を注文して何杯か飲んだ後にさりげなく ”Are you from America ? ” と話しかけてみたのです、するとニッコリして ”Ye~s ”との返事。続けて ”Whereabouts America ? ” と言ってみた・・・・・”Chicago, Michigan ”との答え(シカゴはイリノイ州じゃなかったかな?と思ったけれど きっとミシガン湖に面している街だと言いたかったんでしょう)。  ”Far distant ! ”と応えて なんで鹿児島に来たの? と尋ねると、アメリカ旅行に来た鹿児島の女性( Hiromi さんという名前 )と知り合ったので2週間の休暇で彼女を尋ねて来ました・・・・とのこと。 50歳の男性でしたが K君と私はまずその行動力に驚ろきを覚えたのでした。自分がアメリカ旅行で知り合った女性がいたとして 果たしてそこまでして逢いにいくだろうか-と考えたら すごい行動力だと思えたのです、彼にとって余程そのヒロミさん(鹿児島の女性=薩摩おごじょ といいます)が素敵な人だったのかも知れないです。 
その女性を通じて日本の色々な事に興味を覚えたらしいのですが、 日本語が話せないので いかに自分が日本について興味があるかを十分表現出来ないようで もどかしそうにしていたのが印象的でした。

Michigan とくればカントリー音楽好きにはレフティ・フリッツェルの ” Saginaw Michigan (ミシガン物語) ” という歌がすぐ頭に浮かびます。 そこで ”We like American Country Music, do you like too? ” と尋ねてみました。すると ”Oh, I know Country music, but in Chicago Rockn' roll and Blues are popular , and so I rarely listen to Country Music ” みたいな返事だった。  ちょっとがっかりしたけれど 彼によると ” America is big country ” だから地方によって好みの音楽が違うんだよ、カントリーもその一つさ・・・・みたいなことを言っていました。

そうなんですよね、私達カントリー好きはアメリカ人なら皆当然カントリー&ウェスタン音楽を知っている-と思うんですがそうじゃないんですね、こんな人に会うとそれがよく判って実感できます。 ちなみに 自分の興味の範囲でアメリカ民謡の ”Home On The Range(峠の我が家)” と ”Red River Valley(赤い河の谷間)”を云ってみたのですが ” Red River Valley ” は知らないといっていました・・・・・エッ!とびっくり。

逆に日本の侍映画が素晴しい-といってDVDで見たという山田洋次監督の「 たそがれ清兵衛 」をべたぼめしていました。 この映画のよさが判るアメリカ人がいることに何だか嬉しい気分・・・・・真田宏之と宮沢りえ主演で東北の小藩の下級武士を描いた藤沢周平の世界・・・・・いい映画でしたから。 K君が ” My wife's name is HIROMI too ” と言った時そのアメリカ人がニコッと笑ったのが可笑しいこと。私はというと ”You are Amercan and you like SAMURAI Movie, I am Japanese and I like American WESTERN Movie . It's very interesting ! ” と言って笑い合ったのでした。

”I'm very interested in Japanese things ” だから今度はもっと日本語を勉強してくるから-と言っていました・・・・・クリスマスの頃にまた日本(鹿児島)に来るんだとのこと、pioneer's spirit を持ったアメリカ人のよう( smile )
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懐かしのカントリー&ウェスタン ー219ー (ジム・リーヴス )

2012年09月17日 | 懐かしのカントリースター
 
Jim Reeves (2) and (3)
ヨーロッパ盤 NL-89052 Jim Reeves   Abott Recordings Volume 1
 

*(1)I'll Follow You *(2)Where Does A Broken Heart Go *(3)Drinking Tequila *(4)Mexican Joe *(5)Give Me One More Kiss *(6)Shall We Gather At The River (Mother Went A Walkin') (7)Hillbilly Waltz (8)Butterfly Love (9)It's Hard To Love Just One *(10)Penny Candy *(11)Gypsy Heart *(12)Red Eyed And Rowdy *(13)Beatin' On The Ding Dong *(14)The Wilder Your Heart Beats The Sweeter You Love *(15)Are You The One (16)El Rancho Del Rio (17)Bimbo


ヨーロッパ盤 NL-89311 Jim Reeves Abott Recordings Volume 2


(1)Let Me Remember(Things I Can't Forget) (2)How Many (3)A Woman's Love (4)Tahiti (5)Padre Of Old San Antone (6)My Rambling Heart (7)Echo Bonita (8)Each Beat Of My Heart (9)Then I'll Stop Loving Yo (10)Let Me Love You A Little (11)I Could Cry (12)Heart Breaking Baby (13)Wagon Load Of Love (14)You're The Sweetest Thing (15)What Were You Doing(Last Night) (16)Whispering Willow (17)I'll Always Love You (18)Spanish Violins (19)If You Love Me Don't Leave Me (20)I'll Tell The World I Love You


どうでしょう このレコードジャケット!!
若き日のジム・リーヴス( 1923~1964年 テキサス州出身 )の雄姿です・・・・・昔型ですがセンスのあるジャケットです、私なんかこれを見ただけで  ” 聴いてみたいなぁ~ ” となるんですが。 今は昔のカントリーミュージックではありますが カントリーの大スターだった故ジム・リーヴスの駆け出しの頃を知ることが出来る録音集なんですね。 はっきりとした発売レコード会社が判らなかったのでヨーロッパ盤としたのですが 恐らくEC加盟国の各国で独自に出されたのでしょうからこういう表現をしました。 
これ自体は1982(昭和57)年発売のドイツ盤と書いてあります・・・・・Abott レコードには全部で37曲の録音があるとのこと。1枚目のLPで*印の12曲が Abott Records 社から出されたLPレコードにあった曲で他に5曲を追加されていますし、残りは2枚目の曲群です。 現在はドイツの Bear Family レコード社から大部の Jim Reeves のCD-Box セットが出されているようなのでそこには含まれているんでしょうけれど 初期 Abott Records 時代だけに焦点をしぼった単発CDというのは無いのかも知れません(私は見たことがありません)。 なにしろ博多のタワーレコードのカントリーコーナーに行っても Jim Reeves のCDは置いていない状況なのです・・・・・これは東京に行っても似たようなことではないでしょうか・・・・・いくら往年の Country Music の大スターだったとしても もうジム・リーヴスがどうのこうのいう時代ではなくなっているんでしょう・・・・・でも僕自身は今でも聴きます

ジムの細君だった Mary Reeves さんが解説の始めを書いて、Country Music Round Up 誌の Don Ford という人が主文を書いているので訳して載せてみます(私なりの補足も入れました)、昔のままの文ですから多少は間違いもあるのかもしれませんがそのままにしています・・・・・

「 このアルバムのライナーノートは1954(昭和29)年に発売されたジムの最初で唯一のアボットレコード社でのLPからそのまま載せたものです。 このレコードが出て間もなくしてジムはRCAビクターレコード社と契約を結びましたので、このアルバムには全ての Abott Records 時代のオリジナル曲と追加曲が入れてあります。 曲の多くはいろんな時期にRCAや Pickwick のアルバムとして出されたことがありましたが、このコレクターズアイテムともいうべき特別盤は多くのジム・リーヴス ファンにとっては歓迎されることでしょう」・・・・・以上 Mary Reeves 。  (Abott Records での録音曲は後年RCAビクター社が買い取って同社から出せるようになった)      ・・・・・・・続き、

「 たいていの人はジム・リーヴスの成功は Abott レコードに録音した ” Mexican Joe ” によって瞬く間に成ったのだ-と云うかも知れません。しかし、実際は音楽業界で成功するにはほとんどの例で何年ものハードワーク、不安定な時代、大成功( ’big break ’と表現 )を夢見ての修行期間があるのです。 ジムは沢山のナシ(果物)と交換で初めてギターを手に入れて パイプラインキャンプの料理人(コック)から弾き方を習ったのでした。そのような時代と ” Mexican Joe ”がカントリー&ウェスタン界でNo.1ヒットに輝くに到った時代の間には それこそ聴いてくれる人があればアメリカ南西部地域のどんな小さなナイトクラブにでも出かけていってギターを弾きながら歌う-という経験をしているのです。

ジムはマイナーリーグでプロ野球選手としてプレーした時期もありますが、ケガをしてからは歌手に転向したのです。その後はテキサスの小さな放送局でラジオの仕事に就き、週末にはダンスホールで歌う-といった生活を続けたのでした。その頃に出会った Abott Records 社の Fabor Robison に稀有の才能を認められたのがきっかけでスターへの道を突き進んで行くことになったのです。

” Mexican Joe ” はジムの2枚目のレコードだったのですが、 Fabor Robison の友人であるアメリカ中のディスクジョッキー達の手助けのおかげで ” Mexican Joe ” はあっという間にカントリー部門のトップに躍り出たのです。この助けと人脈によって Abott での他の曲(” Bimbo ”が有名)もヒットするようになりCBS 系列のルイジアナヘイライド( Grand Ole Opry と並ぶ有名なカントリーミュージックショウ )との契約、ひいてはアメリカ中はおろか海外のアメリカ兵(GI)慰問のために行なったヨーロッパツアーを通じて世界的にも大成功を収めていったのでした。最近はテネシー州ナッシュヴィルの Grand Ole Opry 出演の花形スターにまでなっています。

ジム・リーヴスは1924(昭和13)年8月20日にテキサス州 Panola 郡に生まれました。背が高くて茶褐色の髪にブルーの目をしたテキサス大学出身のハンサムで屈託のないテキサンです。アボットレコードが提供するこのアルバムを楽しんでいただけると嬉しいですし、ジムの他のレコードとアボットレコード自体にも注目してください 」・・・・・以上解説より

 写真は Grand Ole Opry のステージで歌うジム・リーヴスで、Nashville's Grand Ole Opry という本の中から撮影して載せました。

この2枚のレコードの曲はスティールギター、フィドル(カントリースタイルのバイオリン)、ホンキートンクピアノ、エレキギターなどをバックに歌う昔スタイルのカントリーです。演奏は垢抜けなくても曲調がよかったり、なんといっても若々しく溌剌としたジムの美声が目立ちます。私は ” Hillbilly Waltz ” という曲が気に入りました。ぜひ単発のCD発売を望みたいですが、どこか出してくれる日本のレコード会社はないものでしょうか・・・・・Abott Records のLPは昔 日本盤は出されていました、ギターが立てかけてあるジャケットだったように記憶します。

ところで いまはジム・リーヴスの歌を自分から積極的に人に奨めることはなくなりましたが、色々な音楽(新旧の)に接することの出来る機会を絶やさないことをメディアには望みたいです・・・・・情報がなくて知る機会が無い、選択の余地が無い-ということが一番いけないと思う。  ジム・リーヴス  いいなぁ
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小紀行 ( 肥後 人吉城を訪ねて )

2012年09月15日 | 歴史はロマン…九州の歴史を中心に
肥後の古城 人吉城を訪ねて  

(平成24年)4月16日一人旅。 鹿児島中央駅から新幹線に乗って八代(やつしろ)まで行き、そこから肥薩線に乗って人吉まで行った。 八代~人吉間は球磨川(くまがわ)沿いに山深く入っていくローカル線のいいところで風景がきれいだった。 目的は相良氏800年の城下町 人吉城を訪ねること・・・・・ここを訪れるのは2回目だけれど入場料もいらなくて市民に開放されているお城で 累々と残された石垣が古城の風情を漂わせている。 日本城郭協会によって日本百名城に選出されているそうで、熊本県では熊本城と人吉城だけだそうです。
熊本城に比べたらずっと小ぶりだけれどそれなりに風格があります、なにせ800年の歴史というのはそれだけで重みを感じます。今回は 案内板とパンフレットを見ながら写真を撮りながらお城の裏手から順に見て廻ったのでした。  写真の後に場所の解説をしながら城内を追っていきます・・・・・

  
(1)球磨川と胸川の合流点に建つ隅櫓 (2)胸川にかかる橋を渡ると正面に大手門跡の石垣があってすぐ左脇から川沿いに多門櫓がある

 
(3)大手門跡から城内に入ってまっすぐ歩いていくと左手に石垣と堀があって御館御門橋(みたちごもんばし)が架かっていた、渡るといよいよ城郭内という感じで石段を登って行くと山側に石垣が見えてくる

    
(4)登りきると広場に出た、手前が三の丸の石垣で奥の木が林立しているところが二の丸の石垣

     
(5)広場から三の丸の石垣を右手に見ながらゆるやかな石段を行くと、正面に二の丸の石垣がある。そこを左手に折れて行くとやがて二の丸に上がる石段が見えてくる。この左右はずっと二の丸の石垣群である


(7)二の丸の広場
(8)さらに路なりに昇って行くと頂上に出た、ここが本丸で本来なら天守閣があるところなんでしょうが人吉城には天守閣はなくてお坊さんがお祈りをする護摩堂などがあったそうだ・・・・今は礎石のみが残る。写真は後日

 
(9)天守台から折り返して球磨川の方に降りてゆくと 川沿いの道に出たところに御下門跡の立派な高石垣があった、なかなかの風格でピンクの花がきれいだった

 
(10)川沿いの道を上流に向かって歩いていくと山側に堀合門があった、そこから先は長い石垣
(11)途中右手に球磨川に降りる水ノ手門跡の石垣がある・・・・・球磨川と胸川を天然の壕とすると河際の石垣を含めると天守台まで4段構えの石垣ということになる。小ぶりだけれど古城の趣き十分のお城だった。


併設の人吉城歴史館を見て回ってわかったことは・・・・相良氏は鎌倉時代の初め1198(建久9)年に源頼朝の命を受けてこの地の地頭として土着した御家人で、もとは遠江国相良庄(現在の静岡県牧ノ原市相良)の出なんだそうです。小さいながらも源平合戦、元寇の蒙古来襲、南北朝の争乱、秀吉の朝鮮出兵、関が原の合戦、島原の乱、西南戦争などあらゆる争乱に参加してきたようです、小さな大名が連綿として生き残れたのは九州の山奥にあったからかも知れない・・・・・と思うことでした。

<余談>
私は城跡を訪ねるのが好きで しかも石垣だけしか残っていないような趣きのあるお城を訪ねるのが好きだ。知らない土地に行った時に城跡があると大体訪ねることにしている。
人吉には 日本の古~い「 Country & Western 誌 」 にも載っていたブルーグラス音楽を聴かせる飲み屋さんがまだ在るはずだがなぁ-と探したけれど昼間だったので判らなかったのが残念・・・・次回ぜひ行ってみたい
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懐かしのカントリー&ウェスタン ー213ー (オムニバスカントリー )

2012年09月02日 | オムニバス レコードは楽し

楽しいオムニバスレコード(7)

米国盤 Harmony Records KH-31109 The Great Country Folk

(1)Someday Soon・・・・Lynn Anderson (2)Pity The Fool・・・・Jerry Reed (3)Love Me Tender・・・・Marty Robbins (4)Love Me, Love Me・・・・Tommy Cash (5)I Almost Lost My Mind・・・・Carl Smith (6)No One Will Ever Know・・・・Johnny Cash (7)It's Not Time Now・・・・Sammi Smith (8)Fraulein・・・・Freddie Hart (9)Woman Without Love・・・・Ray Price (10)All Night Long・・・・Tammy Wynette


一言でいうと私はこのような名もないカントリーレコードが大好きです、可もなく不可もないけれど カントリーらしさ ( あくまでも私自身が信じる感覚としての Country ですが ) が溢れていてしかもバラエティにも富んでいる・・・・今の時代からみると感覚的にちょっと古いかもしれないけれど自分にとっては理想的かな。
廉価盤なのに絵のジャケットを使ってけっこう凝った作りであるのも気に入っています。往年の米Columbia Records カントリー歌手の顔見世的内容ですが ジェリー・リード、トミー・キャッシュ、サミー・スミス、フレディ・ハートがコロムビアレコードのオムニバスに登場するのは珍しいのではないかと思います。絵も各歌手の特徴をよくとらえられていますしサウンドも個性的でいてコロンビアカントリーの特徴も備えているというお徳盤・・・・・今はほとんどの歌手が亡くなっていますがこんなのを聴くと私は気持ちがウキウキしてしまいます。 CDに録音しながら バーボン呑みながらの楽しい時間、やっぱりレコードはいいなぁ・・・・全然不便さなんて感じたことないもの、音に優しさがあるんですよレコードには。

(1)Someday Soon・・・・・ドサ廻りのロデオ カウボーイに憧れた少女のことを歌った唄で、いつかは私も~という内容、リン・アンダーソンは当時はキャピキャピ娘かな??
(2)Pity The Fool・・・・カントリーギターの名手ですが ここでは歌手としてのジェリー・リード、歌手としてはあまり特徴なしってところ

(3)Love Me Tender・・・・マーティ・ロビンスの歌で聴くとこの名曲がまるでクリスマスソングのようにメロウな感じになります
(4)Love Me, Love Me・・・・ジョニー・キャッシュの弟だけに声質が似ています、トミー・キャッシュは地味ではありますが有名な兄とは違って独自の路線を保っていたのはさすが。日本ではほとんど聴かれることのなかったカントリー歌手のひとりだと思いますが

(5)I Almost Lost My Mind・・・・・カール・スミスのミディアムテンポのカントリーソング。 私の印象ではこの人 地声で しかもさほど声量があるようにも思えないので歌う曲に善し悪しがはっきりしているような感じを受けます。昔スタイルのヒルビリー&カントリーでは映えるかなあ、格好もそれらしくて

(6)No One Will Ever Know・・・・・ピアノ演奏を伴ってのキャッシュの重厚な声で歌われる古くからのカントリー名曲、ロイ・エイカフやハンク・ウィリアムズ、カール・スミスなどの他多くの歌手に歌われているスタンダード曲ですね
(7)It's Not Time Now・・・・・女性カントリー歌手サミー・スミスはサウンド的には今の時代に聴いてもなんらの遜色のない雰囲気のアップテンポの曲。サミー・スミスも日本ではそんなに聴かれない歌手だったと思います・・・上手いのにね

(8)Fraulein・・・・・フィドルから入る正調カントリーの典型的な曲です、ピアノもチェンバロのような響きの古い型のホンキートンクピアノ。この曲はボビー・ヘルムズの歌で有名ですが フレディ・ハートもアクの強さがやや似ているように思います。フレディ・ハートはハンク・ウィリアムズに影響を受けた下積みの長い人で コロンビアレコード時代はまだ低迷している頃だったのではないでしょうか。 ” Loose Talk ”という古いカントリー曲の作曲で知られていますが、後年 ” Easy Loving ” という曲で花開いた苦労人です・・・・・まだ存命のはずで 今はゴスペル歌手??

(9)Woman Without Love・・・・・レイ・プライスが正調カントリーからポップス路線に鞍替えした時代の歌です、確かに歌は上手いけれどやはりレイ・プライスにはフィドルとスティールギターを伴奏に歌う塩辛声のホンキートンクカントリー時代の方が映えるように思います。1960年代中期にはレイ・プライスの変化については賛否両論あったのでしょうね
(10)All Night Long・・・・・タミー・ウィネットの泣きのカントリーソング、この人の唄には控えめなスティールギターとしっとりとしたピアノ伴奏が合うように思います。前のクリントンアメリカ大統領の奥方に「 私はじっと夫の帰りを待っている タミー・ウィネットの唄に出てくるような女ではないわ 」・・・・なんて云われてしまったタミーなんだけど、男の立場からするとそうした女性がいいんだけどなあ・・・・・こんなこと言うとまた元気で活発な女性群に蹴飛ばされそうな気がして、ウッ難しい時代だ!!(汗)

今日挙げたようなレコードはCDにはなりにくいんでしょうが、オムニバスで聴くとパッと輝く歌手がいることも事実です
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