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西部劇と懐かしのカントリー&ウェスタン日記

現代とはかけ離れたOld Countryの世界ですがずっと続けていきます。興味のある方は時々のぞいてみて下さい。

懐かしのカントリー&ウェスタン(スチュー・デイヴィス)

2020年11月17日 | 懐かしのカントリースター

カナディアン・カントリーの雄 Stu Davis 

 

クラッシックレコードのコーナーで見つけた2枚目はこのレコード、Book Off のクラッシクレコードのところにありました・・・一見するとジャケットがクラッシク的なので歌手の名前を知っていないと見落としてしまいます。最近は Book Off にも中古レコードが置いてあるのでついでの時には見てみるようにしています。このレコードにはほんとにびっくり・・・何でこんなレコードが置いてあるんだろう! 

Stu Davis という名前に覚えがあったので見てみると Country Sacred (讃美歌的な歌)のレコードでした。200円。Stu Davis はカナダのカントリー・ミュージック界では名前の知られた人で、往年のカナダ出身のハンク・スノウ やウィルフ・カーターよりもやや後輩にあたるようです。アメリカでも知られていたカントリー&カウボーイ系の歌手です。アメリカのカウボーイ・ソング、西部調の唄に興味を持っているとお隣のカナダにも優れたカントリー&カウボーイ歌手がいることに(いたことに)気づきます。彼はそんな歌手の一人なんですね、牧歌的なムードを持ったなかなか素晴らしい歌手です。

カナダ盤 London Records EB-9  The Touch Of God's Hand  with STU DAVIS 

(1)Country Church  (2)He's The Lily Of The Valley  (3)Gentle Hands  (4)From Manger To The Cross  (5)The Touch Of God's Hand  (6)A House Built On A Rock  (7)Singing An Old Hymn  (8)Walls Of White  (9)Just Like Me  (10)Hold Fast To The Right

カントリー、カウボーイ ・ソングを得意とするスチュー・デイヴィスが歌うセイクレッド・ソング、きれいなスチールギターと単音のエレキギターそして時折り流れるフィドル(カントリースタイルのバイオリン)に彼の素朴で牧歌的な歌声が合って素晴らしいアルバムになっており、晩秋から初冬の今の季節にとても合っている感じがするものです。 昔のカントリーてホントに素朴でいいな……Stu Davis この人も懐かしのカントリー&ウェスタンに採り上げたくなります。昔のカナダのカントリーはアメリカと違って素朴なスタイルが多かったみたいです。 今回も私だけの自慢になってしまいましたが " こんなカントリー歌手もいたんだよ " という情報提供だけね(^^)(^^)

中古レコードではクラシックレコード欄も覗いてみるのもいいですよ. モーツアルトやバッハのレコードに混じってこんなレコードがでてくることが・・・(^^)

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懐かしのカントリー&ウェスタン(ジョニー・ブッシュ2)

2020年10月20日 | 懐かしのカントリースター

懐かしのカントリー&ウェスタン(ジョニー・ブッシュ2) 

  

Johnny Bush (2) 

米国盤 Delta Records DLP-1139 Together Again  Johnny Bush & Willie Nelson 

(1)Together Again  (2)Whiskey River  (3)Still Crazy  (4)Groly Train  (5)I Left My Mind Wander  (6)I've Just Destroyed The World  (7)Drivin' Nail In My Coffin  (8)The Party's Over  (9)My Own Peculiar Way  (10)You Sure Tell It Likr It Is, George Jones  (11)Sound Of A Heartache  (12)Opportunity To Cry  

このレコードは with special guest Willie Nelson と謳ってあります.

ジョニー・ブッシュのアルバムではあるようですが、ソロは(2)Whiskey River、(7)Drivin' Nail In My Coffin のみであとは全てウイリー・ネルソンとの共演・・・長年の友なので二人で歌う曲は和気あいあいと言ったリラックスモードて感じ。なんで買ったのか私自身忘れてしまっていますが Delta Records 社というのはテキサス州にあるマイナーレーベルのようで、どちらかというと Willie Nelson に焦点を合わせて買ったのかなあ??超安かったから買ったと思う。 

B面には二人のごく若い時代の出会いから近年に至るまでの写真が載せてあって 古い付き合いなんだなあ・・・とわかります。トップの Buck Owens の ” Together Again  ” は二人で演るからね・・・といった単なるお遊び的な曲として入れたのかも。 (2)Whiskey River は長年歌ってきただけにご機嫌なナンバーになっています。このアルバム全体に言えることですが、音的にはスティールギターが秀逸で(クレジットがないのが残念)、フィドル(カントリースタイルのバイオリン)、ピアノ等の伴奏で正に正調スタイル。1982年発売と書いてあるから2人ともまだまだ元気な頃でしょう。

(2)Whiskey River はジョニー・ブッシュの十八番曲・・・ウイスキーの河なんて面白いな。 

musician の名前も載っていますがテキサス系なのか聞いたことがない人達ばかりで、ナッシュヴィル系の音とは多少趣きが違っています。私はウイリーよりもジョニーの声の方がいいと感じますが、このアルバムでの話で ウイリー・ネルソンの一番好きなLPレコードを聴きたくなって聴いた・・・

 

日本盤 RCAレコード RMP-5135 Country Willie / His Own Songs 

(1)One Day At A Time  (2)My Own Peculiar Way  (3)Night Life  (4)Funny How Time Slips Away  (5)Healing Hands Of Time  (6)Darkness On The Face Of The Earth  (7)Hellow Walls  (8)Are You Sure  (9)Mr. Record Man  (10)It Shold Be Easier Now  (11)So Much To Do  (12)Within Your Crowd

このアルバムは私は大変好きで、初期のアルバムなんですけど私的には Willie Nelson の作曲家としての才能と歌手としての色気を感じる最良のアルバムだと思っています。

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懐かしのカントリー&ウェスタン(ジョニー・ブッシュ)

2020年10月19日 | 懐かしのカントリースター

懐かしのカントリー&ウェスタン(70)

 

Johnny Bush (1) 

日本盤 キングレコードGT-6016 Johnny Bush & Mell Tillis 

(1)What A Way To Live  (2)Bottle Bottle  (3)Tonight We Steal Heaven Again  (4)You Ought To Hear Me Cry  (5)Life Turn Her That Way  (6)Danny Boy  (7)Stateside* (8)Wine*  (9)Apartment#9  (10)Lonely Street  (11)Tinight I'm Going Home To An Angel  (12)I'll Go To A Stranger   *印はメル・ティリスが歌う

米国盤 Stop Records-10014 Bush Country 

(1)Jim, Jack And Rose  (2)I'll Go To A Stranger  (3)Daddy Lived In Houston  (4)It's All In The Game  (5)Statue Of A Fool  (6)Funny How Time Slips Away  (7)My Cup Runneth Over  (8)Tonight, I'm Going Home To An Angel  (9)The Wrong Side Of The World  (10)All I Have To Offer You Is Me  (11)Wine Me Up  (12)I Miss You Already

往年のカントリー歌手ジョニー・ブッシュ(1935~2020年テキサス州出身)が亡くなったという情報に接しました、85歳だったとのこと。もう私にとっての ” 懐かしの ” といえるようなカントリー歌手はほとんどいなくなってしまいましたが日本では有名ではないですが数少ない生き残りの人でしたので採りあげました。

1枚目のレコードアルバムは1975(昭和)年に発売された初めての日本盤です。色々な昔のカントリー歌手、ブルーグラス音楽に焦点を合わせての廉価盤シリーズでしたので、その一環としてジョニー・ブッシュが登場したというわけです。当時は時節柄 正調カントリーと呼べるカントリーが少なくなっていた時期でもあったので共に正調派であったメル・ティリスの2曲を加えて発売されました。 

私はこのレコードで初めて Johnny Bush を知りました。世代的にはウイリー・ネルソンと同じで、2人ともレイ・プライスのバンド The Cherokee Cowboys に在籍していた頃があっていわゆる戦友といえる中だったようです。 

ここで聴かれる歌はまさにそのレイ・プライスがやっていた正調カントリーそのものといってよく、スティールギターにフィドル(カントリースタイルのバイオリン)やホンキートンクピアノが大活躍してジョニーのシャウトする歌唱が相まって本来のカントリーミュージックの良さ、雰囲気が横溢するものになっています。思わずカントリーはこうでなくちゃーと言いたくなるほど(smile) ジョニー・ブッシュの声質は師匠ともいえる Ray Price にそっくりで間違えるくらいに似ています。このLPに2曲入っている Mel Tillis のスタイルにも似ているところがあります。 

私はジョニー・ブッシュは朗々と歌うミディアムテンポのカントリー・バラッドに良さがあるかな・・・と思っています。(2)Bottle Bottle とか(4)You Ought To~、(6)Danny Boy 等です、でもスイングするようなアップテンポの(11)Tonight I'm Going Home~のような曲も素敵です。 

この人、” Whisky River ” という曲だけで覚えられている感じがしますが、なかなかどうして オッと思わせる曲が多々あるようですよ。亡くなったのは残念ですがこれも時代ですね 

2枚目のレコードはStopというマイナーレーベルのもので、私ののはジャケットに穴をあけて廉価版としてガラクタ同然に売っていたものを200円くらいで買ったもの。1~2回しか聴いていなくて彼の訃報に接して聴きなおしてみました・・・そんなに有名な曲はないけれど前のレコードと同じように正調カントリーの良さにあふれるものでした。派手さはないけれど地道にわが道を行くみたいな人が True Country と言えるんでしょうね。

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The Story Of " You Are My Sunshine "

2020年05月12日 | 懐かしのカントリースター

 

「ユー・アー・マイ・サンシャイン物語」/ アメリカ南部の音楽と政治 

三井 徹(筑摩書房 1989年発刊)  

この(令和2年5月)ゴールデンウィークの最中にCD、レコード、カセット、ビデオ、本の大整理をした。散在しているものをまとめて探し出しやすいようにした。数十年来の大整理で出てきた本のなかで目に付いたのが今回の本。 

カントリー&ウェスタンの曲の中で誰れでも知っている有名な曲は何かなぁ・・・と考えた時、私は ” テネシー・ワルツ ” と ” You Are My Sunshine ” ではないかなと思っています。ひょっとしてこの2曲とも Country & Western の曲だとは意識しないで知っているという人の方が多いかもしれない。 じゃ、どっちの方がより知られているかな・・・となると ” You Are My Sunshine ” に軍配が上がるかも。 

というわけで今回は1989()年に発売された本を取り上げてみました。買ったもののざっと拾い読みだけにしていたもので、この連休中に通しで詳しく読み返してみました。この曲を歌って政治活動を展開しルイジアナ州の知事(2回選出されている)にまで出世したという往年のカントリー歌手ジミー・デイヴィス(1899~2000 ルイジアナ州出身)の話を絡めての物語・・・三井 徹さん自らルイジアナに出向いてまだ存命していたジミーにインタビューしたり関係筋に手紙で問い合わせをしたりしてまとめ上げたという実録篇でもあります。 

カントリー歌手としての Jimmie Davis のことだけではなくてジミーを通してアメリカ南部ルイジアナ州の風土、政治他などのほかカントリー・ミュージックと政治など一般的なことまで述べている稀な本でもあります。 

ジミー・デイヴィスといえば ” You Are My Sunshine ” のほか ” Nobody's Darling But Mine ” とか ” There's a New Moon Over My Shoulder(肩にかかる月)”、” Where The Old Red River Flow ” などの曲が比較的知られている人です。とはいってもどっちかというと Sacred Song 、Gospel など宗教的な歌の方が多くてLPレコードも大半がその方面のものになっています。 

駆け出しのころはかのブルーヨーデルで有名な Jimmie Rodgers と何年かは活動期が重なっていてジミー・ロジャースそっくりの歌の時代があった・・・というくらいなのでかなり昔の人ということで日本ではめったに話題になるほどのカントリー歌手ではありません。 

” You Are My Sunshine ” の作者がジミー・デイヴィスと彼のバンドのスチール・ギター奏者チャールス・ミッチェルと言われているんですが 三井さんによると実のところはジミーよりも古く録音したグループがいくつかあって 結局 J・デイヴィスが ” You Are My Sunshine ” の版権を買って自分が作ったようにしたということが判っているということが真相だとのことです。 こんなことは昔のアメリカのカントリー界ではよくあったことで、その辺の事情も含めて述べられているのでなるほどなぁと理解できて面白く読めました。  

ちなみに、ジミー・デイヴィス自身は ” You Are My Sunshine " を何度も録音しているようで、歌だけで通しているもの、途中に語りを入れているものなどがあります。作者の件についてはタブーになっているのかもしれないですが、たとえ作者がジミー・デイヴィスではないにしてもこの曲を世界的に有名にしたのは彼の功績だと言えるでしょう。 

現在読み進めている東 理夫さんの ” アメリカは歌う ”に触発されて読み返してみた ” ュー・アー・マイ・サンシャイン物語 ” でしたが、とても良かった。

 

 

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懐かしのカントリー&ウェスタン(Wynn Stewart 1)

2020年04月29日 | 懐かしのカントリースター

  

Wynn Stewart のカントリーを聴いた 

バック・オウエンズのCDを聴いて少し元気が出て、聴いたばっかりの”Above And Beyond” が気になった。いい曲だなあと思って、たしかこの曲を歌ったのが 往年のWest Coast Country の雄の一人ウィン・スチュアートだったはず・・・と記憶していたのでレコードを持っているはず・・・と倉庫を探してみた。今ではレコードをあまり聴かなくなっているので捨てるのはもったい、でも邪魔になって倉庫にまとめて押し込んでいるのでさあ探すのが大変。夜になってくらい電球の中捜索・・・見つからず。

おそらくホコリをかぶっているだろうなあ・・・と思いながら後日ゆっくり探すことにした。CDだけが見つかったので載せたのがこれ。女性カントリー歌手Jan Howard とのカップリングアルバムとなっている。二人とも”往年の”といえる人達・・・忘れていたけれどBook Offあたりで買ったものと思う。二人のデュエットが4曲のほかそれぞれのソロ歌唱が入っているお徳用盤。聴いてみるとやっぱりいいな、何年も会っていなかった人に久し振りにあえた気分。 サウンド的には軽快なドラムとスティールギター、時にフィドル(カントリースタイルのバイオリン)を入れたバック・オウエンズの音と同一するものです。ただバック・オウエンズほどの華(オーラといってもよい)がない感じです・・・人間的に地味だったのかも知れないと思ったりします。

 

米国盤CD Varese Sarabande-302 066 5752 The Very Best Of Wynn Stewart & Jan Howard

(1)Wrong Company  (2)We'll Never Love Again  (3)Wishful Thinking  (4)A World I Can't Live In  (5)The One You Slip Around With  (6)Faded Love  (7)Above And Beyoud  (8)How The Other Half Lives  (9)Make An Honest Woman Out Of Me  (10)Too Many Teardrops Too Late  (11)Playboy  (12)Big, Big Love  (13)Yankee Go Home  (14)Let Me Know  (15)Ages And Ages Ago  (16)Uncle Tom Got Caught  (17)Bring It On Back To Me  (18)Heartaches For A Dime

Wynn Stewart  というカントリー歌手は日本ではそんなに名前の通った人ではありません。手持ちの「カントリー・ミュージックの巨人」(1996年 東亜音楽出版社)という人名辞典を見てみましたがWynn Stewart もJan Howard も載っていませんでした。やはり過去の人というあつかいなんでしょう・・・Wynn Stewart (1934~1985 ミズリー州出身)、Jan Howard (192920~2020.3/28ミズリー州出身)でも確実にCountry & Western の世界で名を成した二人ですね。彼の有名な曲は上記茶色にした曲あたりかな?興味があれば今はそれぞれ昔の音源がCDで出されていると思いますし、You tube でも見ることができるでしょうからのぞいてみられたらと思います

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令和2年4/25(土曜日)

2020年04月25日 | 懐かしのカントリースター

  

Buck Owens のCDを聴いた 

博多での半日の仕事が終わって家に帰りゆっくりとくつろいでいる時にこのCDを聴いた。コロナの影響で病院に来る患者さんはいつもよりかずっと少なくなっている。今は外来患者さんのリハビリを中止しているせいもある・・・いつも来るようなお馴染みさんも来ないほどだから。 

さて、自分にとってバック・オウエンズは理想的なスタイルの Country Music だ、もう一人あげるとすればチャーリー・プライドね。今は昔のカントリー歌手になってしまいましたがサウンド的には今でも好みなんですね・・・自分が真にカントリーらしいカントリーという時に掲げたい歌手。 聴いていて元気が出てくるというかやる気を起こさせるようなCountry Sound なんですね。特にバック・オウエンズはそう。

米国盤CD SundAaZed-SC 6042 Buck Owens  日本盤 TOCK-6651 Buck Owens  Under Your Spell Again

(1)Above And Beyond  (2)Second Fiddle  (3)Tired Of Livin'  (4)I Gotta Right To Know  (5)Excuse Me (I Think I've Got A Heartache) (6)I'll Give My Heart To You  (7)Under Your Spell Again  (8)My Everlasting Love  (9)Take Me Back Again  (10)’Till These Dreams Come True  (11)What The Fools  (12)I'll Take A Chance On Loving You  (13)High As The Mountains  (14)Nobody 's Fool But Yours  

今の時代にも素晴らしい正調派のカントリー歌手は沢山います、でもね バック・オウエンスのサウンドとはちょっと違う。今日のアルバムはBuck Owens のキャピトル・レコードからのデビュー盤です。もちろんバックはレコード時代だけだからその復刻CD盤というわけです。 

Buck Owens の全盛時代はアメリカで新譜が出るとすぐに日本盤も出るという具合だったけれど、僕のような団塊世代にとってはLPレコードはまだそんなに買えない時代だったですね。日本ではアメリカンフォークやビートルズなども同時期に重なっていたので音楽的にはとてもラエティーに富んだ時代・・・だからバック・オウエンスが好きという人は純粋にCountry Music が好きという人に限られていたと思います。 

ジャケットを2枚載せましたが最初ののがオリジナルLPレコードのもので2枚目ののは日本向けだけに出されたCDです。Buck Owens はキャピトルレコード時代が終わると何故かわからないけれど全くといっていいほどレコードが手に入らないようになりました、契約問題がこじれてバック・オウエンスが自分のレコード音源を買い取って出さないようにした・・・とかの憶測があったりもしましたが詳しいことは不明。 あれだけ一世を風靡したBuck Owens 、私もレコードを買いたくても中古盤でさえ手に入らないという時期が長~くありました。 そんな渇望時代に1991(平成3)年だったかなあ?日本だけで彼の全盛時代のLPレコード10枚分が復刻CDとして発売されたんですね・・・私は嬉しくて嬉しくてかなり無理をして10枚ともいっぺんに買いました。 

デビュー盤はジャケットが変えられていますが何かある意図があったのかもしれませんが・・・デビュー盤の絵のオリジナルジャケットの人物がどうもバック・オウエンズに似ていないからなのかな? でもそんなことはどうでもよかった、とにかくデビュー盤がCDで聴けることがとても嬉しかったですよ。オリジナルジャケットのCDは最近になって中古で買いましたが、2曲ボーナス曲が入っていました(13)と(14)です。 

1曲目の”Above And Beyod” は有名なカントリー作曲家ハーラン・ハワード 作で軽快なスティールギター、フィドル(カントリースタイルのバイオリン)それに歯切れのよいドラム(あまりうるさくない)と絶妙のデュエットで通されるこれぞBack Owens という曲。Ralph Mooney が弾いているというペダルスチールギターがいいなあ。同じウエストコースト派カントリーでバックよりも先輩のウィン・スチュアートが歌って有名になった曲のはず。(2)Second Fiddle も曲調がよくてスチール、フィドルのほかに玉を転がすようなホンキートンクピアノも入っています・・・いいなあ。もちろん(7)Under Your Spell Again  も佳曲・・・・という具合で、通しで聴くとはじめはどれも同じような曲にきこえるんですが聴きこんでくるとそれぞれの曲の良さが判ってきます・・・バックの盟友だったDon Rich とのカントリーデュオも雰囲気を出しています・・・今では懐かしいサウンドだけど決して色あせない正調カントリー 

コロナ騒ぎで気分低下気味だから気分転換に、元気のために!

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懐かしのカントリー&ウェスタン(ビル・アンダーソン 2)

2020年02月23日 | 懐かしのカントリースター

Bill Anderson (2)

 

米国盤 Decca Records D-4886  I Can Do Nothing Alone / Bill Anderson 

(1)I Can Do Nothing Alone  (2)Standing On The Promisses  (3)Angel Band  (4)Papa  (5)Less Of Me  (6)Where He Leads Me  (7)Just As I Am  (8)Light At The River  (9)Most Richly Blessed  (10)Take Up Thy Cross  (11)I Dreames About Mom Last Night  (12)Blessed Assurance 

ビル・アンダーソンのセクレッドアルバムを聴いた。彼のバンド The Po' Boys をフューチャーしたなかなかの好盤だった・・・何がいいかというときれいなスチールギター、カントリーピアノ等の伴奏でほとんど正調カントリーといっていい音作りだったこと。ビルの音質は優しくややハスキーな方なので正調カントリーといってもマイルドに聴こえて心地よいのだ。今時のエレキギターギンギンのうるさ型カントリーサウンドとは違っている、もちろんSacred Song 集ということもあるけれど。

調べてみると Bill Anderson (1937年11/10サウスカロライナ州生まれ~現在)も現在は83歳になっています、今では Old Country Singer の生き残りといっていいでしょう。僕自身はあまり注目してこなかったカントリー歌手でしたが今こうして聴いてみると昔のカントリーミュージックのよさが横溢しており安心して聴けるな・・・なぜ注目してこなかったんだろうとちょっと反省。 

往年の Decca Records社のカントリースターの一人であったのですが、カントリーにしてはどこか洗練されたシティーボーイ的な雰囲気があったのでどこか物足りない感じがして敬遠気味にしていたというのがほんとのところ。それに、自分的には歌手としてよりか作詞作曲家としての印象を持っていて ” City Lights (街の灯)=レイ・プライスでヒット ”、自身でも ” The Tips Of My Finger ”、 ” Po Folks ”、 ” Mama Sing A Song ”、” Still ” などの洗練された Country Song を 残したこと、そして ” Once A Day " で一介の田舎の主婦だったコニー・スミスを見つけ出してカントリーの大スターにまで至らしめたことかなあ・・・。私的にはビルの全盛時代は1960年代~70年代ではないかなと思っています

このレコード、過日 博多のある中古レコード屋さんで見て290円という超安価だったので買い求めましたが実によいレコードだった。自身が書いている解説の中に ” I Can Do Nothing Alone という曲のタイトルは  It reflect my inner emotions best ” という全ての他者への感謝の念みたいなをあらわしているんだ・・・みたいなことを述べています。

 

 

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懐かしのカントリー&ウェスタン( ハンク・スノウ 9 )

2019年09月12日 | 懐かしのカントリースター


Hank Snow (9)
カナダ盤 Camden Records CAL-2251 Lonely and Heartsick
(1) Lonely and Heartsick (2)There's a Pony that's Lonely Tonight (3)Can't Have You Blues (4)Just Waiting For You (5)In Memory of You Dear Old Pal (6)No Golden Tomorrow Ahead (7)You've Broken My Heart (8)My Two Timin' Woman (9)Broken Hearted (10)Your Sad Kiss Goodbye
今日は故ハンク・スノウを聴きたくて古いLPレコードを探し出してきて聴いた(^^)
ハンク・スノウはカナダ出身だからアメリカで有名になってからというものレコードは故国カナダでもアメリカと同時発売のような形で出されていたようです。
中にはカナダ盤はアメリカと違ったジャケットのものがあったり、アメリカにはないレコードがあったりしてSnow ファンには垂涎ものといえるものになっていました。このレコードは愛馬とギターを持って歩くカウボーイの絵が描かれている......内容的にはスノウのギター弾き語りに哀愁を帯びたスティールギター、フィドル(カントリースタイルのバイオリン) が重なる......といったほぼ全曲メランコリックな哀愁漂う歌です。スノウの初期の作品集とはいえ彼の歌の上手さはやはり抜群だなぁ......と思わせるものになっています。 有名曲があるわけではないですが " I'm Movin' On " 以前のスノウを知るという意味では貴重かなぁ......

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懐かしのカントリー&ウェスタン( カール・スミス )

2019年09月05日 | 懐かしのカントリースター


カール・スミス(4)
米国盤 Columbia Records CS-9870 Carl Smith Sings A Tribute To Roy Acuff
(1)Wabash Cannon Ball (2)The Great Speckled Bird (3) Pin And Needles (4)Lonely Mound Of Clay (5)The Precious Jewel (6)Waltz Of The Wind (7)Streamlined Cannon Ball (8)Blue Eyes Crying In The Rain (8)The Wreck On The Highway (9)Fire Ball Mail (10)Wait For The Light Sunshine
鹿児島のカントリー好きの友人K君から " カール・スミス ロイ・エイカフを歌う " というLPレコードを持ってる?......とメールが届いて突然だったのでビックリ。彼とはクラシックカントリーに関しては刃を交えて喧々ガクガクの鍔迫りあいをして通じ合う仲なので何でいま頃?と思ったけれど " 持ってるよ、必要なら今度持っていくよ(^^)" ......とやや上から目線でメールを返した(^^)
本人はもう相当年数このレコードが気になっていたらしく 最近このアルバムが超安値でネットオークションに出ているのを見つけて買うことにしたらしい...(^^) 僕も博多に帰ったら聴いてみるよ とメールを返した🚗

でも私は彼の気持ちがよく解ります......聴きたいなぁと思いながらも見つからずに年数だけが経っていき ある時に偶然出逢うレコードがあって心ときめくことがあることを😊 Carl Smith も Roy Acuff も故人で今は昔のカントリー歌手になってしまいましたが いまだにK君のような化石人間がいることが微笑ましくもあり私的には乾杯〜イ!というところ(^^)(^^)
ちなみにこのレコード、昔ながらのスチールギター、フィドル(カントリースタイルのバイオリン)、カントリーピアノ入りの正調カントリーです(^^)

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伝えなきゃハンク・ペニー

2019年06月08日 | 懐かしのカントリースター


伝えなきゃ ハンク・ペニー
5人目のハンク(^^) この人は日本ではほとんど知られてはいません......ご存知ならよほどのカントリー&ウェスタンファンと断言できます。ハンク・ウィリアムスと同じ南部アラバマ州出身ですが こっちの方が先輩でカントリーでもなぜかウェスタン・スイング畑で有名。余りにもマニアック過ぎるので緩衝剤として隣にジム・リーヴスを載っけました(^^)
話は変わりますが、テキサス州出身のカントリー歌手だったレイ・プライス()がボブ・ウィルスのウェスタン・スイングが好きで南部に演奏旅行に行った時にWestern Swing の曲を演奏したところ聴衆がどう反応していいのか戸惑っている様子で驚いた......みたいなことを書いてある記事を読んだことがあります。所変われば品変わるで広いアメリカのこと 音楽の好みや気質が違っているということなんでしょう。
一般的には昔は Western Swing はテキサス州とかオクラホマ州とかの西部〜中西部で受けが良いカントリー音楽の一種だといわれて名人が輩出した地域......Bob Wills、Hank Thompson ら多数。まぁ一言でいうと明るくて楽天的でスイングする音楽。


私がハンク・ペニーを知ったのは昔出版されていた音楽評論家の高山宏之さんの「 ウェスタン音楽入門 」(後日写真を)の人名のところに載っていたからというだけ......名前だけインプットされたものの肝心の音楽を聴く機会は全くなしだった。
このレコードに出逢えたのも偶然で、ずーっと後年になって東京の大きな中古レコード屋さんでたしか500円でした、名前だけは知っていたから内容なんかわからないまま衝動買い。ウェスタン・スイング オンパレードでした...でもあまり印象に残る曲がなかった。ハンクの代表曲は"Won't You Ride In My Red Wagon" といわれています このレコードにも収録されてました。
米国盤 Rambler Records-103 Tobacco State Swing / Hank Penny & his Radio Cowboys
伴奏陣の演奏が凄い!まだハワイアン風のスチールギターに縦横無尽にスイングするフィドル(カントリースタイルのバイオリン)が時代を感じさせない...曲解説があり見てみると全て1938〜1941年録音とある....ヒェーッまさにカントリー&ウェスタン音楽の奥深さを感じた。同じような曲の連続に疲れて となりのジム・リーヴスを聴いたのだった😵〜😊🐟

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