クマのこと...について真っ先に思い浮かぶのは、これまた何度も掲載させて頂いてきたこと
ですが、イオマンテ...。アイヌの熊送りのこと。昨今語られる薄っぺらい“共生論”ではない、
人が生きて行くということについての、慈しみと残酷さ...相反する感情のこと...。
イオマンテについて今回は詳細を省略しますが、ある種の信仰、宗教祭事に近いと思われる
一面の他、人を襲う悪いクマについては懲らしめる...。殺したのちに晒すなどの過酷な対応
をしていたという記事を拝見しました。崇め、慈しむ存在のクマも共生できなければ...。
クマ被害に遭った自治体で駆除を行ったところ、可愛そうだ、なんてことするんだという
クレームが殺到しているようです。しかしながら人が被害に遭っている。再び被害に遭わぬ
よう、その有効な代案が無ければ駆除やむなし。人が生きるということはそういうことかと。
ただし遠因は人にあり、無秩序に殺生を繰り返すことは厳に戒めねばなりませんし、これは
国内一部地域で起きている特異なことではなく、様々な分野において生きるとは、共生する
とはどういうことか?真剣に考える契機にすべきことと思います(続きは次回に)