銚子・角巳之・三代目

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ホシザメの“干しザメ”

2007年04月30日 | 銚子のうまいもの

Img_0888 最近、天気は良くても海は大荒れ、そんな時が多く、夜半に出漁した船が早朝に戻ってくる事が良くあります。で、サメの混獲も多い。早く戻ってきた船で運ばれたサメは生きていることが結構あります(生命力が強いので)。サメと言っても、ホシザメは体長が最大でも1mくらい、おとなしいサメで、噛み付く事はまずありません(カテゴリー:銚子のサメ・ホシザメ参照)さて、先日も生きていたホシザメがいました。いつものように処理してますと、年配の漁師さんが来て、それ一匹くれ.....。どうするんですか?と聞いたら、刺身で食う。との事。前からホシザメの刺身は美味しく、九州や東北では郷土料理になっている事を知っておりましたので、この際とばかり、漁師さんにいくつかのレシピを教わりました。写真はその一つ、天日干しなんですが、この状態は水分が完全に抜け切るくらいに干したもの。エイヒレ、スルメのようになりました。軽く炙って、ツマミに最高です。その前に半生状態のものを炙って食べてみました。これ絶品であります。ショウサイフグの一夜干しは銚子で一般的な美味しい肴ですが、これに負けない。いやむしろこっちの方が美味いかも(あくまで個人的感想ですが...) このサメ、身の色は純白でタイの身かと間違えるくらい。クセは全く無い。干していくと、飴色に変わり、スズキを昆布で〆たような食欲をそそる色に変わっていきます。江戸前ハンペン&スジの主原料であり、刺身でよし、干して、焼いても、揚げても美味しい。ビタミンA効力は魚の中でも群を抜く。これから商品化もして参ります。このサメ、極めてみたいと思ってます。


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