銚子・角巳之・三代目

写真付きで日記や趣味を書くならgooブログ

多古町にて③

2024年04月21日 | 日記・エッセイ・コラム

日本寺は何度か掲載させて頂いておりますが、日蓮宗の名刹。日蓮上人は千葉県(天津小湊)
(南房総:千葉県の南部)ご出身で、千葉県内には日蓮宗の寺院多いです。他方、千葉沿岸部
(銚子を含む)に多いのは真言宗。これは千葉県沿岸部と紀州・和歌山とのご縁によるもの...と。

信仰の道を辿って行くとまた興味深い史実も見えて来るのでしょうが、このことは後日と致し
ます。日本寺、参道を抜けると本堂横に“四恩の鐘”があります。四恩とは、①父母、②衆生、
③国王、④三宝を表すようです。父母、国王はそのままですが、②衆生とは生きとし生けるもの。

これには命あるもの全て(植物も動物も)含まれ、三宝とは仏法僧。仏とはお釈迦様、法とは経典、
僧とは僧侶のこと...。そういう教えに基づく鐘。本日はそのことだけを...。確か構造物は県の重要
文化財ではなかったかと思います。その後ろには珊瑚樹。名前のいわれは分かりませんが...。

火に強く、防火林等として寺院など歴史的建造物の周囲に植えられているそうです。境内には
本阿弥光悦による書、徳川光圀(水戸黄門様)お手植えの桜や屏風、歴史的価値のあるものが多い。
ここはかつて下総多古藩。親藩・久松松平家1万2,000石の城下町...。(続きは次回に)