銚子・角巳之・三代目

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船舶燃料!

2021年06月23日 | 日記・エッセイ・コラム

水揚げ後など、銚子港では写真のような船舶を良く見掛けます...。水揚げ作業が終わった後、
次の航海に向けて燃料の補給...。この船は船舶に燃料を補給する船であります。それにしても
この沈み具合...。水面ギリギリまで...。それだけ大量の燃料を積んでいるということであります。

船舶燃料には、A重油(軽油90%)、B重油(軽油50%、重油50%)、C重油(重油90%)
の三種あり、大型のフェリー、タンカーはC重油で、一般的な漁船はA重油が殆どではないか?
と漁師さん達に聞いたことが有ります。給油量はA⇒Cの順に多く、価格はC⇒Aの順に高い...。

日本全国に約19万隻の漁船がいて、うち約12万隻が動力船。10~20㌧クラスの小型船
が全体の98%を占め、小型船はほぼA重油とのことです。C重油は安い代わりに排ガス等の
問題があり、様々な規制があるようです。総じて燃料費は上がっております....。

魚が獲れるかどうか?海に出て見なければ分からない...。良く話題に出させて頂いている近海
小型底引きでは1航海に約1,000㍑のA重油を使う。魚が獲れても獲れなくても燃料代は
掛かる...。故に漁に出るということは、毎回が勝負事...。本当に過酷な商売です...。