銚子・角巳之・三代目

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田植え体験

2008年05月23日 | 日記・エッセイ・コラム

Img_3086_2 印旛にて、田植え体験して参りました。千葉を代表する米どころ。ただ農業世帯700軒のうち、専業は10%の70軒にまで落ち込み、平均年齢は64歳なんだそうです。食糧危機に関する話題に事欠かない昨今、体験の機会を得るのは有意義な事。印旛のみなさん有り難うございました。1反(300坪)の田んぼから収穫できる米は8俵前後、米価は1俵1万2000円前後ですから、300坪の作業して10万円に満たない...。これで農業継ぎますか?という事であります。食糧自給率39%、後継者不足は国の根幹を揺るがす由々しき事態だ....。全国の農業従事者の平均年齢は65歳前後。40歳以下の農業従事者は全国で2万人を割り込んだ....。統計資料などから全体像を論じるのはたやすい事です。すでに2万人“しか”いないか、“も”いるか....。少ないながら農畜水産業の現場に後継者、若手は存在している。自給率を上げようとか、そんな事考える余裕も無く、ただ必死に...。体験など交流を通じて、いつしか環境が変って行く....。ある団体の見解。100万回無農薬を叫ぶなら、1本の無農薬ダイコンを買って下さい。全くその通りと思います。流行の地域活性化の議論にも通じるかと。100万回活性化を叫ぶなら、1個の地場商品を。すべて結果としての活性化であり、自給率の向上....。体験するのは良い事だと思います。問題はその後。体験して何を思い、その後の行動がどう変るのか? 自分自身に問うております。