銚子・角巳之・三代目

写真付きで日記や趣味を書くならgooブログ

超満員!

2008年02月11日 | 日記・エッセイ・コラム

Img_2770 既報の通り、2月9日(土)銚子体育館において、JBL2公式戦・千葉ピアスアローバジャーズと栃木ブレックスの試合が開催されました。会場には人・人・人。2階席は全て埋まり、立ち見も数百名。一階に設けられた特設300席も埋まり、会場全体で1500名以上の来場となりました。私の記憶の中では銚子体育館にこれだけ人が集ったのは、20数年前、アントニオ猪木全盛期の新日本プロレスの興行以来かと。試合は緊迫し、優勝を争う好ゲームが展開されました。今回は、銚子市・健康スポーツ文化都市宣言の一環事業。ある時を境に、この試合は単なるイベントにあらずと感じました。予算は無い、設備は老朽化、頼みは周辺市民のボランティア.....。これ、そのまま疲弊する地方都市の問題そのままかと。手伝ったってお金貰える訳ではないし、仕事を休んだり、家族サービスを犠牲にしたり....。こんな地方に日本最高峰の選手たち、しかも公式戦がやってくる。小中学生は心から楽しみにしている....。これだけ人が集ったのは、邪心や功名心、損得勘定ではなく、地域の誇りとか、意地とか。それが人々の心に伝播したからだろうと思います。会場に入った瞬間に包まれる暖かい雰囲気がそれを物語っておりました。カネがあれば、設備があれば...出来る。という話良く聞きます。でも本当にそうなんでしょうか? ない、ないと嘆くばかりでなく、地域のあるもの探しをして、みんなが力を合わせる。最初に言い訳を探さず、想いを集める....。カネや打算で集った心はいつか離れていきますが、心の繋がりは無限大であります。大きく、広く、浅く、薄く....、カネ払ってあと腐れなく...。こういう精神が蔓延して自給率39%に成り下がった国に暮らしております。少なくとも都会生活ではそう感じました。今地方にいて、小さく・狭く・深く・濃くの世界を身近に感じております。そして超満員の銚子体育館を見ました。会場全体が誇らしく見えてくるようでありました。地域の人々が損得勘定、好き嫌いを越えて力を合わせると、大きな感動が創られ、それが地域全体の活力を生みます。これを“活性化”と言うんじゃないでしょうか?