銚子・角巳之・三代目

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H校長先生・講演①

2006年10月13日 | 日記・エッセイ・コラム

100_0570 昨日の続き、TV等で有名なH栄養専門学校のH校長先生の講演の話。演題は食育のすすめ。でサブタイトルには“大切なものを失った日本人”とありました。食育の話になると、大人が子供に食べものの事を“教える”のだという認識になりがちですが、これはちょっと認識違い。講演の論調もそう感じましたし、私も常日頃からそう感じております。食育とは食べものの選択や箸の持ち方等の“技術的な”とでも申しましょうか、そういう領域も確かに存在するのですが、この“食育”が叫ばれ出された時代背景を鑑みると、これは単なる技術の話ではなくて、有る意味“世直し”的な側面が多分に含まれております。いかに食べるか?=いかに生きるか?ですし、健全な精神は健全な肉体に宿る....。講演冒頭では、ある調査報告がなされました。学校の先生や自分の親を尊敬していますか?という問いに対する答え、YES(尊敬している)と答えた割合の世界平均は80%以上に対して日本は20%台。この調査、50%を切ったら国家として危機的レベルを表しているのだそうです。日本のこの数字はこの数十年間で急速に悪化し、その事と食事の関係、社会の風潮が大きく関係しているとか。同世代としか付き合わず、好きな物だけ食べて、嫌いな食べ物は捨てる、しかも金払ってんだ何が悪いと逆ギレ....。すべての因果が“食”とその周辺の風景に凝縮されているようです。人間の人格は8歳までに大部分が決まり、その時期は一生の味覚を決定する大事な期間と重なっている。よって食育。この世代が大人になった日本に期待しよう。こういう風潮。さてさて我々30代はどう致しましょうか?続きは明日