写真は銚子で“沖ベーボ”と呼んでいる貝。つぶ貝の一種だろうと思います。近海小型底引きに入っていることがあります。銚子では茹でて、ワサビ醤油で。と、いたってシンプルに食べますが(これだけで十分に美味いですから)、知人のフレンチのシェフはこれをフランス料理のエスカルゴのようにガーリック・バターソースで仕上げます。バターを湯煎し、溶け出したらパセリ&ニンニクのみじん切り投入。それを貝の口に塗って、オーブンで焼き上げ。これまた絶品。刺身、塩焼き...等、素材の持ち味を引き出す和食の素晴らしさは歳を重ねるごとに認識しておりますが、洋食メニューに魚をもっと取り入れると、魚の食べ方が広がって、新たな価値が見えてくるような気がしています。