風音土香

21世紀初頭、地球の片隅の
ありをりはべり いまそかり

よく考えればわかる単純なこと

2023-08-19 | 社会
ワタシはリベラルな立場ということになっているし
自分でもそうだよねと思う。
でも右とか左とか簡単にカテゴライズされたくない。
だってリベラル、左派、革新といわれる人や団体、政党を
無条件に応援しているわけじゃないし、
どこか特定の別の国に追随したくもないから。

ワタシが言いたいことは簡単なんだよ。
政治家の皆さんは、物事をすべてマクロで見るのではなく
ちゃーんとひとりひとりに目を向けて欲しいということ。
国籍や出自や性別や性的指向や性自認や信仰や職業や学歴etc
マジョリティにもマイノリティにも目を向けて欲しい。
なぜなら、日本という国や社会は
ひとりひとりの人間によって構成されているのだから。
国や社会なんてのは単なる法的概念でしかない。
構成する人がひとりもいなければ国や社会なんて存在しない。
国も社会も、たくさんの人が共に生きやすいよう
様々な仕組みやルールを作るためにあるもの。
だから「命を捨てて国を守れ」という言葉は本末転倒。

ついでにもうひとつ。
台湾有事とやらや、某国のミサイルとやらに対応するため
防衛費まで異次元になってきたようだけど、
そしてその財源のために社会保険や税金から徴収しようと
いろいろ画策されているらしいんだけど
どんなに金かけて武器買って防衛体制整えようと
たぶん永遠に使うことはないと言える。
なぜなら、ほんの少しの小競り合いがあっただけで
(いや、小競り合いの気配が見えただけで)
円は信用を失って大暴落、株価も大変なことになる。
そうなると国内経済ばかりじゃなく
食料も、生活インフラのための原油なども買えなくなる。
安倍政権時代の負の遺産である「異次元の」金融緩和により
国の借金まで「異次元」になっているから
ものがないとか、食べるものがないとか、冷暖房が使えないとか
あっという間に戦後すぐのような社会情勢になるだろう。
戦中・戦後の食糧難・超インフレも
戦費調達のために政府がガンガン戦時国債を発行し続け
とうとう経済破綻してそれらが紙切れになっちゃったことによる。
過去そういう体験しているのに、また国の借金増やして
金利UPもできずに世界から取り残されつつある。
防衛どころじゃない。
(「それでも防衛」という国も朝鮮半島の北側にあるけど)

本当の意味での防衛力整備は、まずは食料自給率100%。
そして自然エネルギー、再生可能エネルギー整備によるインフラ強化。
他国からの輸入が途切れたとしても
それだけ整備されていればとりあえず生きてはいける。
原発なんて、核燃料が輸入できなくなれば役に立たないし
それ以前にミサイルで狙われれば一発アウト。
政治家の方々はロシア・ウクライナ戦争で学ばないのかなぁ。
ま、「異次元の防衛体制」というのは、言い換えると、
「異次元のアメリカからの武器の買い物」なんだけどね。
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