風音土香

21世紀初頭、地球の片隅の
ありをりはべり いまそかり

ハンバーーーーグ❗️

2021-03-19 | 食べ物・お店

300gのど迫力。
これがなんとジャズバーのメニューだ。

盛岡の老舗ジャズバー「すぺいん倶楽部」に初めて行ったのは
確か20代後半、医師をしている高校の同級生の結婚式二次会。
バーボンに初めて触れたのがこの時だった。
高校時代からジャズを聴いていた私は
盛岡に通勤してはいたものの、こんな店があるとは知らず
大人な雰囲気にドギマギしていたと思う。
(大学時代、東京の老舗ジャズ喫茶に通っていたのにね)

花巻から通勤していたから盛岡で飲む機会もあまり無く
しかも飲むときは大概大勢でワイワイだったから
この店にはほんのたまにしか行っていなかったのだが
ようやく店の風格に年齢が追いついたせいか(笑)
ここ10年ぐらいの間には年イチぐらいで行くようになった。
なにせ日野皓正さんはじめ一流の方々がライブをやる
全国的にも知られた店だから、それなりに構えて行くことになる。
だから正直言って、
こんなレストランチックなメニューまであるとは気づかなかった。
まだこのほかにもボリューミーなメニューがたくさん。

コロナ禍により、老舗といえども影響が出る。
とうとう昨年、今までの場所から移転を余儀なくされた同店。
先日初めて新店舗に行った。
場所は前のところのすぐそばで、果たしてあの雰囲気がどうなったか
ビクビクしながら恐る恐るドアの前に立ったのだが
以前の店のドアの取手がそのままでほっとした。
店内は、向きは変わったものの違和感がまったく無い。
いぜんのすぺいん倶楽部のままだ。

オーナーの西部さんは80歳を超えたベテランジャズマン。
実は私の前職で以前取締役だった方の高校の同級生ということで
創業100周年のパーティーで演奏してもらったことがある。
(あれからもう30年近く経ってしまった)
元取締役は亡くなってしまったが
西部さんは全く昔と変わらず笑顔で店に立っている。
店も、オーナーも、変わらないって素晴らしい。
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