風音土香

21世紀初頭、地球の片隅の
ありをりはべり いまそかり

鳥谷崎神社

2008-04-30 | 風屋日記
昨日は花巻の氏神様である鳥谷崎神社春祭。
11時からの式には市の代表や地元経済界のお歴々が
裃をつけた総代の方々とともに列席していた。

鳥谷崎08

ここが鳥谷崎神社。
旧城内にあった、南部藩お墨付きの大社だけあって
なかなか立派なお社。
この正門の隣には花巻城時代の円城寺門が残っている。

鳥谷崎景色08

境内から南東方面を眺める。
旧花巻城は南部藩にとって隣の伊達藩に対する
南端の重要な防衛拠点だった。
天気がいい日は眺めが良く気持ちいい。
見えている山々は北上山系。

鳥谷崎神楽08

直会を終えた後のお客さんをはじめ、
神楽を楽しみにわざわざおいでいただいたお客様も
奉納開始時間にはたくさん集まった。
風はまだ少し冷たかったけど、
日射しが暖かくて見ている人達もみんないい気分。
桜の花もほんの少しだけ残っていたよ。
1時ころから3時半ころまでの2時間半の奉納神楽。
神楽殿前のベンチいっぱいの人達に
最後まで見ていただいた。

7年前はこの奉納神楽がきっかけとなって
その年の秋のタイでの海外公演に繋がった。
シャンティ国際ボランティア会(SVA)との繋がり、
アジア子ども文化祭(ACCF)との出会い、
そして長男の進路選択・・・
考えてみればすべてこの奉納から始まった。
あの時、青年会議所のHさんがここで我々の神楽を見ていなければ
これまでの7年間はまったく違ったものになっていたはず。
感謝。

なお、神楽の幕はいつもの上根子神楽のものではなく
より格式の高い鳥谷崎神社のもの。
この神社は南部の紋である向い鶴の使用を許されている。
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2 コメント

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双鶴 (Parman)
2008-04-30 18:28:02
確かに南部家の家紋の向い鶴ですね。
盛岡の秋祭りでも双鶴を背負った山車運行団体半纏はなかなか許可されないとか。
何年か前、今回に限り許可されたという半纏で町を練り歩いていた姿を「交通整理をしながら見た」記憶があります。

神楽の難しいことは全く分からないので、今我が家で夫婦ではまっている「農薬」の話。

殺菌剤だったら何でも良いと思っていたのですが、回数制限や散布時期まできまっているのを改めて確認。(小生これでも「農学科出身」)
人間だったら風邪ひいて、それが治るまで同じ薬で良いので人間のほうが単純?(笑)

ネットで実家の農薬の在庫を調べ、いつ利用するか調べて・・・・結局自信なくて農薬の販売店に聞いて・・・・それを専門としている県職員の甥っ子(花巻在住)に教えてもらって・・・
体が聞かなくなったとはいえ親父の記憶と経験に驚いたり。
毎週こんな形で過ごしています。(だから夫婦二人だけの寂しさが紛れているのかも知れません)
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>parmanさん (風屋)
2008-04-30 18:44:11
向い鶴の使用を許されている神社も少ないのですが、
神楽で使用を認められているのは早池峰神楽だけ。
(岳神楽の1番弟子である石鳩岡神楽を含む)
それも貴重な存在です。

農業の話はよくわかりませんが(^^;
リンゴのようにきれいな花やおいしい米や野菜を
お陰さまで楽しませてもらっています。
米は母ちゃんの実家の近所の農家から直接買い、
我が家の周囲の農家からも野菜をいただくのです。
リンゴの花は家の周囲を取り囲んでいるので
これは黙って楽しませていただいてます(笑)

農業は最先端科学のひとつだと思いますよ。
特に生物学や化学の分野で。
私の最も苦手な分野なのですが・・・(^^;
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