風音土香

21世紀初頭、地球の片隅の
ありをりはべり いまそかり

最近気がついたこと

2024-03-22 | 社会
NHKの朝ドラと大河ドラマは、ほぼ欠かさず観ている。
会社勤めの頃は見たり見なかったりだったが
ちゃんと続けて観るとなかなか面白い。
特に大河ドラマは日本史を学び直す上でも勉強になる。

ところで、朝ドラは主人公たる女性の半生を描く内容が多い。
(「マッサン」や「らんまん」のように男性主人公ものも
 それを支えた妻の物語がベースになっていた)
当然、とても長い時間の経過を描く。
15分×半年の放送では主だった出来事を追うことになるのだが
時々いったいいつの場面かわからなくなることがある。
「え?昨日の放送から何年経ったの?」みたいに。
人気だった「カムカムエブリバディ」などは3代にわたる物語。
まるでガルシア・マルケスみたいだ。

大河ドラマも同様。
こちらは史実を基にしているから、
勢い歴史的出来事を順繰りに追うことになる。
描くのはその時々の主人公の葛藤や思い、人間関係だから
どれだけ時間が経ってそこに至ったのかわかりにくいこともある。
それは想像して観ればいいのだろうが
ストーリーを追うことに集中していると史実を追うだけになる。
あれがあって、次にこうなって、その結果こうなって・・・
でもね、その間には時間の流れがあるんだ。
自分の人生を思い出してみても同様。
学校卒業して、就職して、結婚して、親になって・・・
その時々のことは今も鮮明に覚えているけれど
それらのことが次々にあったわけじゃない。
就職から転職まで6年、それから25年勤務して退職。
その間はとても長く、いろんなことがあった。
史実的には省略されるんだけどね。

徳川家康を例にあげよう。
学校で習う家康の人生は↓みたいな感じだ。


こうやって見るとあっという間だ。
しかし、じゃあ↓こうやってみて見るとどうか。


「桶狭間の戦さをきっかけにで三河に帰るまで辛かったねぇ」
「信長の元にいた頃は戦さばっかじゃん」
「秀吉の世は案外長いこと平穏だったのかな」
「関ヶ原から大坂夏の陣まで結構長い時間経ったんだ」
「亡くなったのは豊臣滅ぼしてすぐ後だったのか・・・」
こういう年表を見ただけでいろんなことを感じる。
学校の日本史の時間も
上のような年表じゃなく下の年表で学んでいたら
もっといろんなことを感じ、想像しながら
理解もしやすかったんじゃないかな。
コメント    この記事についてブログを書く
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする
« 組み合わせ | トップ | あれから1年 »
最新の画像もっと見る

コメントを投稿

ブログ作成者から承認されるまでコメントは反映されません。

社会」カテゴリの最新記事