風音土香

21世紀初頭、地球の片隅の
ありをりはべり いまそかり

芸術への興味

2017-11-10 | 文化
◎文学
私という人間を形作ってきたもの。
小学生の頃から本とともにあったと言っても過言ではない。
10代の頃は物書きを目指していたほど。
詩や短歌、俳句をはじめ、小説もノンフィクションも読んだ。
今も「書く仕事」や「書かれたものを編集」する仕事をしているから
「物書き」の世界には近いところにいるけれど
そして書くことはじめ、そういう仕事が全く苦痛ではないけれど、
一時憧れていた「小説や童話を書く」ことは20歳ぐらいの時に諦めた。
「書く」というスキルと、「ストーリーを作る」という能力は
全く別のものだとわかったから。
これからも「書くこと」「読むこと」「書かれたことを編むこと」は
死ぬまで続くと思うけど、物語は作れない。

◎音楽
文学が直接的に自分を形作ったものだとしたら
音楽はその外側で環境を形作ってきたものだと思う。
常に周囲には音楽があったし、積極的に聴いてもきた。
自分が経てきた時代ごとにBGMとして音楽があり
自らも時々演奏する側にも回ってきた。
好きなジャンルも多様だし、あまりこだわりもないが、
志向としては「民族性」「根源性」「素朴さ」がキーワード。
だから楽器ひとつひとつの音がミックスされたオーケストラものや
コンピューターミュージックはあまり聴かないかな。
高校時代、野球部に入ろうか迷ったことがあったけれど
どうせ入らなかったのなら吹奏楽部に入れば良かったと今思う。
心置きなく楽器を習得するには一番いい時期だったなぁ。
いま自分が演奏側に回る時、一番のこだわりは楽器演奏よりも歌。
ロックでも、ブルースでも、ジャズでも、民謡でも、
とにかく、いろんな歌を歌ってみたいなぁ。

◎美術
見るのは昔から好き。
絵画ならモジリアニやクリムト、ビュッフェなどクールなもの。
浮世絵も好きだし、版画やリトグラフなども詳しくはないが、嫌いじゃない。
現代美術はよくわからないけれど、想いが伝わってくるものもある。
しかしながら、自ら手がけることはないかな(^^;
子どもの頃の美術の時間も、描きたい想いだけあって
実際に描けるスキルとのギャップにがっかりしたものだった。
小学校低学年の頃、先生について絵を学んだのだが、
自分が描く絵に先生からどんどん手を入れられるのが嫌で
(こんなもん、自分の絵じゃねーやと思っていた 笑)
ついぞ身につくことはなかった。
高校の選択事業でも美術じゃなくて音楽選んだしね。
繰り返すが、美術全般的にきらいじゃない。
仕事柄デザインやディレクションに携わることもあるけれど
(自分でできなくても)イメージだけはあるから大丈夫。
デザインは芸術的表現じゃなくマーケティングだしね。

◎書
今一番やりたいことかもしれない。時間と気持ちの余裕さえあれば(^^;
昔から好きだったのだが、お茶の世界に触れるようになって
より興味が出てきた気がする。
お茶道具の名物を見に行って、箱書きの方に惹かれたこともあり(笑)
大仰にお軸を書くなんてところまでは望まないけど
茶会記や箱書きなどをさらっと書けるようにはなりたいなぁ。
仕事しなくても食えるような立場になれるなら
真っ先に書を習うかもしれない。
まぁお金の問題もさることながら、この仕事が好きだから
そんな日が来るとは思えないけど(笑)

◎演劇
大学時代に、かじったというより触れたぐらいだけど、
今はあまり身近じゃない。
古典芸能も含め、観るとたぶん面白いんだろうけどね。
優先順位は今のところあまり高くはないかな。

◎舞踏
ごめんなさい。
神楽はわかるけど、
他は一番わからない世界かもしれない(^^;
コメント
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