風音土香

21世紀初頭、地球の片隅の
ありをりはべり いまそかり

「世界がぜんたい幸福にならないうちは 個人の幸福はあり得ない」

2016-08-19 | 世界・平和


今年は宮沢賢治生誕120年。
花巻市内でもさまざまなイベントが行われているし、
なぜか今朝からTVでもラジオでも賢治さん特集。
特にFMの「ユーミンコード」で特集されているのに驚いた。
ユーミンは自らの「緑の街に舞い降りて」が
いわて花巻空港のイメージソングになっていることもあり
宮沢賢治記念館には何度も足を運んでいるとのこと。
アニメや派手なイベントは賢治さんには似合わないけど
こうやって著作に触れたり、音楽聴いたり、
初秋を感じさせる花巻の透き通った空気の中にいると、
とても身近に賢治さんを感じたりする。
やはりこの花巻の風景に賢治さんはよく似合う。

今日の表題は賢治さんの「農民芸術概論」より。
昨今の世界情勢を鑑みるに
今こそしみじみと心に染み入る言葉だ。
写真は花巻駅前にある銀河鉄道の夜をモチーフとした
夜になるとブラックライトで浮かび上がる壁画。
風の又三郎の舞台となったさいかち淵や
銀河鉄道の夜のイメージを膨らませたと思われる丘、
なめとこ山の熊にでてくるなめとこ山など
花巻市内には賢治さんの足跡が
ほぼ当時のままの姿でたくさん残っている。

今日も
「風と行ききし、雲からエネルギーを」もらおう。
コメント (2)
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