今年は宮沢賢治生誕120年。
花巻市内でもさまざまなイベントが行われているし、
なぜか今朝からTVでもラジオでも賢治さん特集。
特にFMの「ユーミンコード」で特集されているのに驚いた。
ユーミンは自らの「緑の街に舞い降りて」が
いわて花巻空港のイメージソングになっていることもあり
宮沢賢治記念館には何度も足を運んでいるとのこと。
アニメや派手なイベントは賢治さんには似合わないけど
こうやって著作に触れたり、音楽聴いたり、
初秋を感じさせる花巻の透き通った空気の中にいると、
とても身近に賢治さんを感じたりする。
やはりこの花巻の風景に賢治さんはよく似合う。
今日の表題は賢治さんの「農民芸術概論」より。
昨今の世界情勢を鑑みるに
今こそしみじみと心に染み入る言葉だ。
写真は花巻駅前にある銀河鉄道の夜をモチーフとした
夜になるとブラックライトで浮かび上がる壁画。
風の又三郎の舞台となったさいかち淵や
銀河鉄道の夜のイメージを膨らませたと思われる丘、
なめとこ山の熊にでてくるなめとこ山など
花巻市内には賢治さんの足跡が
ほぼ当時のままの姿でたくさん残っている。
今日も
「風と行ききし、雲からエネルギーを」もらおう。
子どもの頃、宮沢賢治全集を図書館で借りて全て読みました
しかし、今改めてその世界に触れると、その思考の奥深さに驚嘆の念を禁じ得ません
これは、あのホセ・ムヒカのスピーチと同じものです
とある雑誌の記事に、「時代はようやく賢治に追いついてきた」などと書かれた記事がありましたが、昨今の情勢を鑑みるに、追いつく、というより周回遅れになっているのではないか、とさえ思えます
度々のコメント、失礼承知ですが、風屋様の思考は、小生にはとても心地よく感じます
一言居士ですが、今後もコメント入れさせていただきます、お願いいたします
マルカン大食堂、存続出来ると良いですね
花巻には何時か訪れたいと思っています、その時に立ち寄れたら幸いです
賢治さんは聖人君主のように取り上げられることが
生誕100年ごろから多くなったのですが
私たち生まれ育った花巻人にとっては
「宮澤さん家のちょっと変わった兄ちゃん」です。
弱いものに寄り添い、面白いと思ったことを
周囲に目も気にせず通したあんちゃん。
虫や花や木々の言葉を解した心優しい人。
強そうに見えて実は心の弱さも併せ持っていて
とても親近感を持てる人です。
聖人として祭り上げる風潮に苦笑いし
今も草葉の陰でマイペースに好きなことを
コツコツやっている気がします。
私は賢治さんが感じたであろう風景や空気を
共に感じることが好きです。
こちらこそ今後ともよろしくお願いします。