風音土香

21世紀初頭、地球の片隅の
ありをりはべり いまそかり

「永遠平和にために」

2016-08-29 | 読書

“平和というのは、
 すべての敵意が終わった状態をさしている”

“戦争状態とは、
 武力によって正義を主張するという
 悲しむべき非常手段にすぎない”

“国家は所有物でも財産でもない。
 国家はひとつの人間社会であって、
 みずからで支配し、
 みずからで運営する。
 みずからが幹であり、
 みずからが根をもっている”

“殺したり、殺されたりするための用に
 人をあてるのは、人間を単なる
 機械あるいは道具として他人(国家)の
 手にゆだねることであって、
 人格にもとづく
 人間性の権利と一致しない”


帯のコピーは「この小さな本から国連や憲法9条の理念が生まれた」

「永遠平和のために」
        イマヌエル・カント:著 池内紀:訳
            綜合社:発行 集英社:発売
コメント
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