風音土香

21世紀初頭、地球の片隅の
ありをりはべり いまそかり

初体験

2008-01-09 | 風屋日記
携帯のアドレスを変更した。
以前から割に頻繁にスパムメールが来ていたのだが
ここ1ヶ月ほど前からひどくなり、
一晩に30件ものスパムが溜まっている状態が続いていたからだ。

息子たちに相談しながら2~3日前から準備を始めた。
200件以上登録してあるアドレス帳をすべて調べ、
アドレス変更のお知らせを送る先をフォルダ毎に登録していく。
一斉メールでお知らせするためだ。
その作業が終わったところでアドレス変更手続き。
そして各フォルダからの一斉メールで作業は終了した。
初めてのアドレス変更・・・いやー大変だった(^^;

それにしてもスパムメールってのはどうして存在するんだ?
私のところに来ていたのはほぼ3種類。
まずは出合い系。
「友達見つけよう」を装った、一見楽しそうなものから
いわゆる性的な相手を探すものまで。
次になりすまし系。
「ご利用ありがとうございます。softbankです」ってヤツ。
「mixyからのお知らせ」ってのもあったけど、
それはmixiでしょ(笑)偽ブランドみたいで笑っちまった(^^;
最近多かったのは英語バージョンだね。
外国のホストから一斉に送られているヤツなのかな?
そしてこれらのスパムメールは
すべて何かしらのURLへそれぞれ誘導しようとしている。
引っ掛かる人いるんだろうねー。
だからあんなに手間も金もかかりそうなことをわざわざやって来る。
そんなことを考えつく閑と能力があったら
まともな仕事に生かせると思うんだけどねー。

ところで携帯のアドレス帳を整理していて気がついたけど
もうすでに4人の人達が亡くなっていた。
何だか消せないんだよね。
会社の役員は癌だった。同級生は自ら命を断った。
高校同窓で以前の会社の後輩も昨年突然の急病だった。
そしてよく行っていた飲み屋に勤め、カウンターにいた女性。
そういう店には珍しく大人しくて、でも笑顔がかわいい人だった。
小さい体でいつもニコニコ、常連さんみんなに人気があったよ。
どんな客のどんな歌も楽しそうに聴いていたけど
私がカラオケのマイクを持つと
「昔のフォークが聴きたい」と時々こっそりリクエストをくれた。
携帯の番号やアドレスも、小さなメモに書いてくれたものだ。
ここんとこ夜の町に飲みに出ることが少なくなり
しばらくご無沙汰だったその店に昨秋顔を出したところ
ママから「ヨーコは死んだよ」と聞かされた。
「まったく冗談じゃないよね。
 何で30そこそこで癌で死ななきゃいけないんだろうね。
 このワタシがこんな歳で元気だってのにサ」
ぶっきらぼうに言うママの声も潤んでいた。
入院中もニコニコしていて、一時退院の時はみんなで集まったという。
久しぶりで癌だった事実すら知らなかった私は唖然とした。

そんなことなど思い出しながらの作業だったけど
4人の名前は今回も消せなかった。
コメント (2)
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