吉澤兄一のブログ

お江戸のど真ん中、平河町から、市井のトピックスを日記風につづりたいと思います。

海棠(カイドウ)花閑話

2021年06月13日 | Weblog

このところ巷では、韓国や中国のTVドラマが流行っているという。その中国ドラマ「君、花海棠の紅にあらず」も、大流行中らしい。ここではドラマを外れ、海棠や花海棠や秋海棠など”海棠”の花いろいろで雑談したいと思う。

海棠というと、多くの人は”花海棠”(ハナカイドウ)を指している。花海棠は、バラ科リンゴ属の落葉小高木(果樹)で、日本での花期は4~5月。庭木の中では、最も美しい淡紅色の花を咲かせるといわれる。中国では、その花の柄や色の美しさから”楊貴妃”や”美人の眠り”などといわれている。

ちなみに、海棠(カイドウ)の”棠”は梨を指すらしいのだが、海棠は林檎(リンゴ)の仲間。リンゴ(林檎)の白い花に、うす紅を指したようなピンクの小花をつける。

一方同じ海棠でも、名前が似ている秋海棠(シュウカイドウ)は大分違う。半ば野生化しているように見える秋海棠は、シュウカイドウ科(ベコニア属)で、海棠はバラ科リンゴ属だ。この海棠(花海棠)に似て花を秋に咲かせるところから、秋海棠と名付けられたらしい。ただ、この秋海棠、葉が左右非対象のハート形の印象が強く、花言葉が”片思いや恋の悩み”などになったらしい。

艶麗や温和、美人の眠りや友情などの花言葉を持つ花海棠とは大分違った秋海棠の花言葉は、片思いや恋の悩みや未熟などだが ”どちらの花もキレイで好きだ”と多くの女性に好かれている。

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