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吉澤兄一のブログ

お江戸のど真ん中、平河町から、市井のトピックスを日記風につづりたいと思います。

覇者のおごりートヨタと民主党

2010年02月06日 | Weblog
 政治の世界の民主党、市場経済の世界のトヨタは、2009年の覇者だ。50年以上つづいた保守自民党を破り、政権の座についた民主党は、いまや小沢金権政党の様相だ。起訴されないことをもって、与党幹事長をつづけるのだという。時代を捉えたハイブリッドカー・プリウスを機に、世界の自動車市場のトップシェアを得たトヨタも、顧客(満足)第一のノリトを取り下げて欲しくなるような今回の”リコール”騒ぎだ。

 プリウスのブレーキ機能についての消費者とメーカー側の認識ズレの問題も、アメリカ市場におけるアクセルペダル不具合へのリコール対応問題も、根っこは同じだ。遅い。市場や消費者への対応が、どうしようもなく遅い。覇者のおごりの典型だ。民主党の小沢幹事長問題への対応力のなさと同じだ。覇者が、あっという間に社会や一般の人々の感覚からズレたり、遅れたりしていく典型なのだ。

 時代の変化や人々の意識の変化や傾向が、一瞬にそれまでと反対に動くことはよくある。消費者の行動や価値基準が少し変わって来たなと思ったときは、すでにオクレをとっているということが多い。政権党やトップシェア企業が、ある日突然市場や社会の受容を失うことがよくあるのは、この国民や顧客消費者とのズレや距離が大きいからだ。いかに消費者や国民の少し先を歩くかが問われる政治や企業なのだ。

 言い訳や企業側の思いをいろいろ説明することは、余計不安や不信につながる。リコールを早めに広め、完全にして早く市場に戻すことが最良だ。アメリカも日本も、その他の国でも同じだ。本当のところはリコールするまでもないということなど言う必要がない。民主党鳩山内閣も同じだ。小沢さんや鳩山さんのリコールも、早いほどいい。民主党に対する国民の支持や思いを素直に受けとめることが大事だ。

 いま、経済界や企業のトップ豊田章男社長と政界や民主党政権のトップ小沢一郎幹事長の見えざるワンマンやおごり。ともに、リコールして欲しいと願う。
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