吉澤兄一のブログ

お江戸のど真ん中、平河町から、市井のトピックスを日記風につづりたいと思います。

女性力と女性のチカラ

2010年02月27日 | Weblog
 45年、わたくしは、マーケティングという分野でシゴトしてきた。他のことができず、マーケティングという狭い世界の外がわからず、ずっとこの世界で暮らしてきた。リサーチや事実ベースにこだわり過ぎないようにと、ただ思いつきに寄りかかって過ごした時期もあった。実践や解決にこだわり、お遊び的な実業に横道したこともあった。

 時には、化粧品やアパレルファッションの分野に触れたこともあったが、はじめからいままでずっと触れてきた分野は”食べ物”(フーズマーケット/フーズビジネス)であった。主にご家庭の主婦や消費者女性にリードされるマーケットであった。暮らし方や家計や嗜好を無視しては近づけない分野であった。女性の助けを借りなければできないシゴトだった。

 ただいまの自分は、豆乳という比較的小さなマーケットでシゴトしている。日本豆乳協会という団体の事務局長がわたしのシゴトだ。たかだか10社にならない数の豆乳を製造販売しているメーカーの集まりの事務的世話役をしている。少ない数の集まりだから、すぐにまとまる。お互いの理解や協調が早い。特別苦労することもなくシゴトさせてもらっている。

 2年ほど前に市場成長の縮減と底を味わった日本の豆乳市場でしたが、この1~2年の豆乳市場は、大変元気だ。多くの消費財や食品や飲料の市場が縮減している中にもかかわらず、豆乳市場は、前年比20%を越えて増加(生産/出荷量)している。この間の業界や豆乳メーカーの努力が、おいしい豆乳をつくることに努力した結果だが、何よりもそのことが多くの消費者に伝わった結果のように思う。

 そして、このおいしくヘルシーな豆乳とこのような企業や業界の活動を、そのまま消費者や社会に伝え、理解と共感を得るシゴトを推進してくれたのが”女性”だ。製品や市場や企業を消費者目線で理解し、そのまま広報するシゴトをシェアしてくれた女性陣に感謝している。瞬間的だが、いま豆乳市場が元気に見えるのは偏に、女性力を女性のチカラで発揮してくれている自分周りの女性のお陰だと、感謝している。

 ただいまの日本の経済市場の縮減というかデフレをどう脱却するかは、まさに女性力というか女性のチカラにかかっているともいえる。これからも、頑張って世の男性や男性社会を支えてください。
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