きょう(4月12日)は 世界宇宙飛行の日。1961年4月12日世界初の人(ソ連:ガガーリン)が、有人宇宙衛星船(ボストーク1号)で 宇宙飛行・地球一周し、無事 帰還した日。ガガーリンの名言「地球は 青かった」の発言が、その後の”宇宙飛行”等競争に 拍車をかけた。
2011年4月7日の 国連総会で 採択・制定された「世界宇宙飛行の日」(4月12日)。人類にとっての”宇宙”探査の重要性が確認される日となった。ガガーリンが(1961年4月12日)人類初の有人宇宙飛行に成功してから60年、(ソ連)ロシアが”宇宙大国”をリードしてきたようにみえるが、実は一方の大国アメリカの猛追も大。
ソ連(ロシア)への巻き返しを図るアメリカは、1962年9月「アメリカ人を1960年代のうちに 月に送る」と、ケネディ大統領が演説(ヒューストン/ライス大学)。1967年11月のアポロ4号や1968年10月のアポロ7号なる有人宇宙飛行を実現し、1969年7月のアポロ11号にて 月面着陸、アポロ計画の成就に至った。
アポロ11号の月面着陸から4ヵ月、米国のアポロ計画は「人類を月に送る」ことから「月面の科学的探査をする」ことに主旨をシフトさせた。まずは(12号以降)月面サンプルの採取や地震計・磁力計などの設置、15号では月面車の投入や地質学者の送り込み(17号)などを計画実行し、1972年12月アポロ計画を終了した。
世界宇宙飛行(1961年4月12日)記念の日から60年余、米国のアポロ計画終了(1972年)から50年余の間のロシア・アメリカの宇宙大国競争に中国他の国なども参入し半世紀。いまや 探査や科学および開発を超え、宇宙産業化競争に入っている。地球人類のための旗印を忘れないでほしい。