吉澤兄一のブログ

お江戸のど真ん中、平河町から、市井のトピックスを日記風につづりたいと思います。

タンスの肥やしの「手ぬぐい」が、人生の色々を回顧させるの話

2022年07月26日 | Weblog

何かの記念品やちょっとしたお返し粗品などと云ったら”手ぬぐい”がスタンダードだったのは昔。いや昭和時代を生きてきた者にとっては、今でも”便利な粗品”なのかも知れない。トシより二人暮らしの我が家で、タンスの肥やしになっていた手拭いが十数枚出てきた。

その中にひとつ。「100周年(西暦2,000年)」と表記された”手ぬぐい”があった、広げてみて ビックリ。自分の高等学校の創立100周年の記念品。いま西暦2022年だから、母校はいま「創立122周年」なのかと、”時の過ぎる速さ”に感じ入った。わたしの高校生活は、昭和33(1958)年入学昭和36(1961)年卒業だから、ほぼ60年前。

男子校イメージで入学したが、女子が7人いた。みな優秀な生徒。市街から17kmも離れた中山間地の中学校出の私は、片道1時間(往路)から1.5時間(復路)の通学に日々約3時間と学校(教室)に7時間の計10時間。家での睡眠8時間と朝食夕食とその前後の4時間の計12時間を合わせて 一日の24時間から引くと、私の自由時間は2時間。当然、部活には参加できず、宿題や予習復習などの時間はない。

そんなでも 楽しい高校時代を終わった私は 昭和36(1961)年、東京に上京 大学に入った。はじめは 叔父叔母の家に寄宿。一年もしないうちに、一人自立住まいをとアパート下宿暮らしになった。いわゆる勤労学生の大学生活を終え、昭和40(1965)年 就職した。昭和を46年、平成を30年、令和を4年生き、その間55年働き、3人の子共と5人の孫に恵まれた。多謝。

コメント (1)
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