吉澤兄一のブログ

お江戸のど真ん中、平河町から、市井のトピックスを日記風につづりたいと思います。

長年、超難問「ABC予想」に挑戦している数学者たちに万歳-7/14の補記

2022年07月15日 | Weblog

(数学的に)まだ「解かれていない問題」のことを、○○予想という。数学界では その代表的なものが「ABC予想」だという。おおざっぱに言えば「正の整数の足し算と掛け算に関する問題」だという。「a+b=c」が成り立つ自然数(正の整数)a,b,c において、積abcの素因数に関する数論上の予想だという。まだ 証明も反例も確定されていない。

世の中には、このような”まだ解かれていない”難解な問題がいろいろある。遠い将来の地球や宇宙の存在形や人類や生物などの姿および自分のずっと先や死後の世界など。数学界の先生方の”解けない(解けそうにない)問題”の解決にチャレンジしている姿に敬服する。

例えば、a+b=c「a=2,b=3,c=5」は ”互いに素”で積abc(2X3X5)は 30(これをd=30)にし、dを任意の実数k(k>1)で累乗すると、”dはa,b,cの積であるため a,b,c のどの数よりも 大きくなる”と考えられるが、「まれに d<cになる」ことがある。このようにABC予想とは「この”まれ” が 数える程度しか存在しないのではないか」という予想解の問題。※補記:”まれ”に近づく例題を後添。

数学界に限らず ”めったにないかも・・”とか ”おそらく無いかもしれないが・・”とか、”このようなモノやコトは あるかも知れない” とかを、予見したり予想したり想定したりして日々を過ごしている人々も多い。企業家や製品開発やマーケティング担当者ばかりではない。一般の人々の多くも 何かにつけ予想や構想で、明日(解)を探している。

にも拘わらず、この単純で難解なABC予想の解決に 十年も二十年も取り組んでいる数学界の先生や研究者たちをリスペクトしている。

※例えば、(1+8=9)なるa-1,b=8,c=9を考えると、それぞれの素因数はa:1,b:2,c::3なので、積abcは「1x2x3=6」で d=6で d<cとなる。つぎにdをk(k>1)=2で 累乗すると、6x6=36で「d>c」だが k=1.2にすると、6の1.2乗=8.58 となり d<cとなる。すなわち、「k>1のとき、ひとつでもd<cになる組み合わせがあるか」どうかがABC予想のポイントになるだろうということです。                                                          (補記)

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