吉澤兄一のブログ

お江戸のど真ん中、平河町から、市井のトピックスを日記風につづりたいと思います。

廃墟,廃構,廃屋や荒れた無人家と耕作放棄地の増加

2020年01月23日 | Weblog
わたしの実家茨城県北の中山間地。一人留守居していた母が平成の終わりに逝去した実家は、ただいま無人家。廃屋にならぬうちに解体して、キレイな平地にしようと思っている。都会でも、郊外地や農地や中山間地でも、いまは10軒に1~2軒は、廃屋になっている。年々増える耕作放棄地や人の居ない荒れた廃屋が痛々しい。間伐や下刈り手入れも手抜きされている檜や杉林は、利用されない林道に山肌崖が崩れ、保水性も無くしている。


傷み激しいのは、農道や林道や市町村道に限らない。県道や国道など傷みの補修や整備なども間に合っていない。造成や竣工から50年以上も経った高速道や鉄道や橋梁などの老朽化も多い。傷みが激しい。都市や地方の上下水道の地中の道管や地上の電柱などの老朽化も目立つ。戦後の復興発展期から5~60年、バブル期から40年だから、あらゆる社会インフラが老朽化し、今にも廃構になろうとしている。


Googleで”廃墟”と検索すると約1,500万レコードもでる。”廃墟ホテルや廃墟施設”を検索すると、それぞれ600万や500万レコードもでる。ちなみに、「廃墟格付けランキング50」などを検索すると、一番多く50のうち20ぐらい出てくるのが「炭鉱や鉱山跡地や建物」(19)、つぎが、いわゆる陸軍基地工廠跡や発電所などの「跡地や遺構」(12)で、3番目が「リゾートホテル(旅館)や保養所などの宿泊施設」(11)および遊園地(6)や病院や学校など(2)などだ。


都会や観光地の廃墟は、オーナーや事業者などの破産や廃業によるビルやマンションの建物だけではない。自治体や国が管理運営していた小学校や病院や施設の老朽廃墟も多い。地方の人口流出や高齢者の逝去もあるが、人口減少や長く続く景気低迷を遠因とした住む人や利用者の居なくなって荒れた廃屋などが多いのだ。いますぐの手当てが急務になっている。遅すぎるが、国や自治体や関係機関の行動を期待する。オーナーシップや法律や所管がどうのと、先送りするな!
コメント
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