吉澤兄一のブログ

お江戸のど真ん中、平河町から、市井のトピックスを日記風につづりたいと思います。

ただいま、豆乳の『本』作成中!

2017年06月01日 | Weblog
日本豆乳協会に勤務(事務局長)して10年。高齢(75歳)になったこともありこの6月30日、退職する。いわゆるイソフラボン・ショックで、ブーム成長しかけた豆乳(類)の市場が大きく低落した2007年から2008年、協会の小職について10年近くになった。お蔭様で2009年より回復軌道に乗った日本の豆乳(類)市場はこの7~8年、毎年史上最高の実績(生産出荷量)をあげている。

当時(2008)国民一人当たり年間1.3ℓ ぐらいしかなかった豆乳(類)の消費量が、昨年(2016)は、2.5ℓ になっている。飲用牛乳の年間総生産量400万㎘に対して4%(16万㎘)だった豆乳(類)が、8年後の2016年は9%(31万㎘)になっている。(飲用)牛乳も豆乳も同じたんぱく質飲料だが、動物性のそれに対して豆乳は植物性のたんぱく質飲料。”植物性”が時代受けをしているのかも知れない。

このような兆しが強くなった2013年、私どもの日本豆乳協会は「豆乳マイスター」制度をつくり、年一回(12月)の豆乳資格検定試験を実施するようになった。いやしくもこの年(2013)、和食(日本食)がユネスコ無形文化遺産に登録された。この日本食に欠かせない植物性食材が、お米と大豆。みそ汁の味噌や煮物やお刺身に欠かせない醤油に豆腐や納豆など、すべて大豆食品。

そして、飲むだけで植物性たんぱく質が摂れる豆乳。この豆乳、近年は飲むだけでなく豆乳鍋や豆乳スイーツ、豆乳シチュー、豆乳グラタンなどとして家庭に浸透し、街のカフェではソイラテや豆乳スムジーがメニューになっています。このような市場や消費の情況や豆乳および原料大豆の栄養などについての解説に、毎年実施されている豆乳資格検定の模擬問題集を付けた『本』を作成しているこの頃です。A5サイズ約100頁(厚さ8mm)の薄い本です。
コメント (1)
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