吉澤兄一のブログ

お江戸のど真ん中、平河町から、市井のトピックスを日記風につづりたいと思います。

秋たけなわのふる里の里山

2015年10月25日 | Weblog
毎年10月に思う。この月を何故”神無月”というのか知らない。秋たけなわの10月といえば、収穫や健康。天地自然や神様のお蔭と思われるのに”神がいない月”というのは、納得できない。”神の月”という人もいる。

耕し蒔き育てた黄金色の稲を刈る。果樹畑や庭先の梨や柿が実る。少し里山に入ると、木通や茸。実りの秋を実感する10月。農道から棚田畔道をすぎ、里山に入る。すぐに目に入ったのは、雑木の上蔓に実るアケビ。あまり深くはいらない原野に、細く小さな実を付けた柿の木があった。

庭先や里の畑脇に見る柿の木とは、柿が違う。里の甘柿の多くは、富有柿か次郎柿。どちらも、甘さが売りだ。畑脇や原野の夏期の多くは吊るし干し柿用の渋柿。ときどき粒の小さい細長い筆柿に出会う。多くは渋いのだが3~4個に1個、特別甘い実に出会う。その出会いが楽しく、その柿の木に登る。

この時期になると、自然に出来た山道の脇や落葉の下に茸を見つける。雑木林を仰ぐと、木通や山梨の実が実っている。そんな田舎の里山を、ただ歩く。

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