吉澤兄一のブログ

お江戸のど真ん中、平河町から、市井のトピックスを日記風につづりたいと思います。

秋めいて北海道・道南へ俳句の旅

2015年10月02日 | Weblog
2015年は、9月初旬の予定を下旬に変更し、9月27日からの3日間道南は、JR木古内駅から松前―江差―函館へとバス・ツアーした。一日目のメインは函館の夜景。その日は仲秋の名月。スーパームーン前日の満月と夜景を堪能した。

○秋の旅沈む夕陽や日本海
○秋風にもののふ偲ぶ五稜郭
○もののふの戦場哀し秋の風

江差の街は、いたるところ古の商い文化の匂い。ふっと見た日本海では、沈みゆく夕陽に目を奪われた。五稜郭は、実際翌日の訪問だったが、上2句にわが心を収めた。
9月27日(日)の十五夜と函館夜景を心一人占めし、宿を湯の川温泉啄木帝にとった。

○十五夜の月が囮や流れ雲
○湯の川や十五夜の月風涼し
○秋の風函館夜景一人占め

翌28日(月)は、早起き。朝市をのぞき、函館元町を散策。五稜郭経由で、大沼国定公園にバス・ツアー。

○秋の香や千の風なり大沼湖
○秋霞太平洋上の駒ヶ岳
○紅葉めき誘う赤鬼地獄谷

大沼ー七飯から道央道を、右に太平洋 左に樽前山や洞爺湖を眺め、バスは赤鬼の迎える登別・地獄谷に入る。地獄谷温泉は、夜朝硫黄や塩ナトリウムの露天風呂。ホテルまほろばでした。
そして翌朝(9/ 29)バスは登別―白老と、日高道を一路小樽に向かう。ななかまどやハスカップも北海道を代表する赤や紫だが、道央道や日高道両側を紫で飾る野小菊が見事だ。

○坂道の歩道を朱にするななかまど
○野小菊の紫つづく道央道
○秋雨の札樽道過ぎ小樽かな

レンガや運河の小樽での昼食は、福寿司さん。ガラス工芸やケーキ菓子の店など、市街を散策し、札幌から新千歳空港へ。早や足の北海道道南への俳句の旅でした。

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