吉澤兄一のブログ

お江戸のど真ん中、平河町から、市井のトピックスを日記風につづりたいと思います。

集落がなくなり、地域がなくなる。

2015年10月11日 | Weblog
火山の爆発で街が埋まる。台風や大震災や大津波が、地域を流す。そのような自然災害が、集落や地域を失くす。もっと恐ろしいのは、そこに住み暮らしていた人々がいなくなって、結果 その地域がなくなることだ。年々、勢いを増す限界集落化や集落地域の喪失が怖い。

65歳以上の高齢者人口3500万人、75歳以上の後期高齢者人口でみても1600万人。80歳以上の超高齢者人口は、ジャスト1000万人の日本。国民12人に一人が、85歳。10人に一人が75歳以上のいまの日本。高齢者の一人世帯は600万、近々一人世帯になる高齢の夫婦2人世帯は700万。合わせた1300万世帯は全世帯5000万世帯の26%。4世帯に1世帯になる。

住民の半数が65歳以上の地域は、10年後75歳以上人口が半数の地域になる。その頃、65歳人口は6~70%になっているかも知れない。そして、これらの高齢者が90歳や100歳を超えた彼らの親の”死”を、毎日のように看取る。しばらくもしないうちに、集落地域がなくなるのだ。どうしよう。わたくしには、解決策が浮かばない。

TPPという華々しい経済圏と主たる農業分野の関税撤廃の進行がなくても、日本の地方農業は厳しい。農業を後継する者は年々減り、地方地域は若者の転出者ばかりで、住民が減り、いなくなり限界集落化する。耕作放棄地が増え、背高アワダチソウや蔓蔦雑草ばかりが目立つ。

何とかしたいと思うばかりで知恵構想が浮かばない自分は、政府の抜本的な農業政策や地方創生大臣の実行に期待するばかりだ。輝く一億人自身が減らないよう政策してほしい。
コメント (1)
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