吉澤兄一のブログ

お江戸のど真ん中、平河町から、市井のトピックスを日記風につづりたいと思います。

嘘やごまかしや本当でないことを聞いて(アンケート調査)、何をしているのか?

2013年03月25日 | Weblog
ひとは、ホンネ(本当のこと)を言わない。よほど信頼している人にさえ、時々ウソをいう。よく自分を庇護してくれている親・兄弟にさえ、時にはウソをいう。もちろん、主治医の問診などのようなホントのことを言わなければ自分が危うくなる場合は、本当のことをいう。

最近多い電話やインターネットでのアンケート。相手の顔や口元も見ず、「あなたは何歳ですか?」などと聞く。はじめて会う人には、半分も”本当のこと”を言わない年齢(誕生年)や”きのう食べたもの”などを聞く。支持する政党や(本人や世帯の)収入など”本当のこと”を言う人は、20%もいないというのに、これを電話やインターネットで聞く。

このようにウソや本当でないことを聞いた結果を集計しデータ利用しているのに、アンケート調査は”役立っている”という。本当だろうか?

20年ほど前に私が個別面談深層面接して聞いた結果では、自分の誕生年(年齢)や仕事(職業)やある食べものの好き嫌いなどのようなことでさえ、(初めて会った人には)50%前後しか”本当のこと”を言わない。収入や政党支持(率)などでは、20%前後。両親のことやセックスの悩みなどについて”本当のこと”をいう人は10%に満たない。

しかるに今、政府(内閣)や学校や役所も、新聞やテレビなども、電話やインターネットやインタビューで、アンケート世論調査をしている。企業や団体なども「アンケート」で自社や他社商品などの購買や使用や理解などを調査している。多くのウソやいい加減な回答を調査して、大数や確率や統計などと言って”何か、すること”の根拠や参考にしている。公表したりもする。

ウソ半分以上のデータや情報が、世の中に役立っているというのだから、世の中、真実ばかりで動くのではないということなのだろうか。
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