吉澤兄一のブログ

お江戸のど真ん中、平河町から、市井のトピックスを日記風につづりたいと思います。

「歩く+旅」トレイル考

2012年11月23日 | Weblog
むかしレジャーといえば、温泉旅行やハイキングやドライブだった。泊まる・食べる・遊ぶが定番で”るるぶ”などのリーフレット・マガジンがでた。泊まるの代表は国内観光旅行で、年間参加人口6000万人と、この10年安定している(レジャー白書)。食べるは、いわゆる”外食”になるが、この10年で1500万人減少し、ただ今の参加人口6000万人だ。遊ぶは、東京ディズニーランドやその他魅力的なレジャーランドが充実し大変な活況である。

長寿高齢化がすすむに従い、心身の健康などを意識したソト(外)行動やスポーツ的な活動が盛況している。アウトドア→山ガール→ウォーキング→ロングトレイルなどと、時代時代のファッションは変わるが、みなさん”エネルギー”消化を意識している。所得レベルが向上しての結果というより、みなさん時間とこころに”ゆとり”ができ、非日常の楽しみや運動を求めるようになったのかも知れない。森林浴や自然浴や四季の風景などを楽しむようになったのかもしれない。

もちろん一部富裕層の増加は、世界遺産めぐりなどの大型海外旅行や豪華客船によるクルージングなどのお客様をふやしているが、ふつうの人々の”ゆとり”アップにともなう非日常やレジャーを広めている。結構な時間(日数)をかけてのロングトレイルなどもトレンドだ。トレイルとは、文字通り”歩く+旅”のこと。いろいろなトレイルがプログラムされている。トレイルブレイザー(競走馬)ならぬロングトレイルや何々一周トレイルや奥久慈トレイルなど、50kmもあれば100kmや200kmなどもある。

このようなトレイルや”ゆとり”活動参加者が増えているのは、高齢者人口が増えたお蔭だ。60歳定年が65歳になろうと、リタイア後を暮らす人口は急増している。ただいま3000万人の65歳以上人口は、2020年4000万人になる。50歳から64歳までの人口が、現在2600万人、2020年2100万人になることに比べると、長寿高齢者の増加は社会的なインパクトだ。

ウォーキングやジョギングやピクニックハイキングなどに、ロング・ショートにかかわらずトレイル人口が増えることを歓迎する。

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