吉澤兄一のブログ

お江戸のど真ん中、平河町から、市井のトピックスを日記風につづりたいと思います。

大事で難しい”間”の取り方

2012年02月18日 | Weblog
何事においても、”間”の取り方が大事だ。呼吸と言ってもいいのかも知れない。英語では、何というのだろう。タイミングと言えばいいのだろうか。この日本における日本人にしかわからない”間”なのだが、どこに何に起因しての言葉なのだろうか。

人は誰でも(ごく一部のホームレスの人は別に)屋根のある家に居住している。その家には、例外なく”間取り”がある。間口や間仕切りがあって、客間や居間がある。日本家屋において、”間”の取り方はその家族の構成やライフスタイルを表す。間合いが取れなかったり、間が持てなかったりは、間取りがよくないことから起こる。

空間や距離と時間のアライアンスが大切なのだ。タイミングや呼吸への間合いともいえよう。あわてて約束の隣の部屋に飛び込んだりすると、これを間違いという。客間や間仕切りを飛ばしてダイレクトに居間に飛び込んだりすると間抜けになる。間がわるい場面に出くわしたりする。

違うということ( be different/difference )と間違う/間違えるということ( mistake,error,wrong )は、まったく違う。間抜けや間に合わすや間が悪いなどの”間”は、英語では何というのだろうか。Time や Interval でもなさそうだが、ずばり Timing でもなさそうだ。Pause ( make a pause )に近いともいえる。

居合いや剣術でも/商談や納品でも/上市や戦略展開でも、大事なのは間合いの取り方と呼吸(タイミング)だ。いつも気を付けたい”間”の話でした。
コメント
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