吉澤兄一のブログ

お江戸のど真ん中、平河町から、市井のトピックスを日記風につづりたいと思います。

国会のクイズ番組化とツイッター化を憂う。

2012年02月05日 | Weblog
国会議員の皆さんは、議論が嫌いらしい。少々自分が知っていることで、相手を「知っているか」と質問する。知らなかったり、間違っていたりすることを期待し、上げ足をとったり批判したりする。質問する方も答える方も、何とも情けない姿をさらす。

議論とは何か。議論して立法するとはどう討論することか知らない。好き嫌いや知っている知らないや水掛け論は好きらしいが、ご自分の思考過程と相手のそれを照合し、食い違い要素を確認し、お互いの考えをすり合わせる討論の習慣がない。

この度の防衛大臣やこの前の防衛大臣だけが、例外でもなさそうに見える不幸がこの国にはありそうだ。野田総理の任命責任が問われるが、組閣にあたり大臣使命の電話を鶴首し、ご自分の得意不得意も考えず、ただ喜び勇んでこれを承けて、そして今日の姿をさらす田中防衛大臣こそ、ただ今の国会議員なのだ。

かような実情を十分わかっている野党の皆さんだから、国会をクイズやツイッターもどきにする。非難批判中傷で、政府や与党を崩落する。国の政治や国民の生活をより良い方向に進めることを託されている代議士の認識は、とうにお忘れなのだ。多くの方々は、何かの専門的な知識技術や見識をもって選出されたわけではないのだが、だからといって所管のトップの大臣をお受けするには、それなりの識見を持ってくれなければ困る。

クイズ質問やこれに対する○×回答やツイッター質問が横行するレベルも問題だが、これにただ答える閣僚のみなさんにも問題が多い。国会議員のみなさんの喫緊の課題にしてください。
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