吉澤兄一のブログ

お江戸のど真ん中、平河町から、市井のトピックスを日記風につづりたいと思います。

尊敬や品位のかけらもない国会と政治家

2010年02月14日 | Weblog
 最近の国会風景には呆れる。汚く品位のカケラも感じられない議員の質問や大臣の答弁。喧騒を越える汚いヤジの応酬。質問や答弁のうしろから聞こえる汚い怒号は、まるで野天の酔っ払いのそれ以上だ。品格や品位などを期待していない国会や国会議員の方々ではあるが、情けないことこの上ない。

 バンクーバーに向ったモーグルの若者が、彼の腰だしパンツスタイルで批判を受けているが、最近の国会風景に比べればカワイイものだ。JOCや監督がどうのというより、何十人もいた周りのオトナ選手たちの問題だ。それまで一言の声かけもせず、入村や開会式直前になって、まるで他人ごとのように言うのはマスコミや野党の議員諸氏と同じだ。

 低俗や品位崩落の極みは、12日予算委員会の与謝野馨議員の鳩山総理への質問だ。一日たった昨日あたり、ご自分のあの日を反省したり悔やんだりしているとは思うが、何とも与謝野さんらしくない”平成の脱税王”発言だ。野党になった自民党幹部の与謝野馨さんが、少しぐらい声を荒げて与党政府を攻撃することには喝采もするが、12日の品位のカケラもない質問には落胆した。鳩山さんや小沢さんの最近にはもっともっと失望してはいるのだが、あまりにもヒドイ最近の国会議員と国会だ。

 国民の暮らしを守るとか雇用と景気を浮揚させるデフレ脱却とかおっしゃる与党民主党や政府。マニフェストが公約になっていないとか具体的な施策が見えないとか批判を受けているが、国会の入り口から終わりまで”政治とカネ”問題。鳩山さんと小沢さんの”カネ”質問だけだ。とても脱出できそうにないデフレや就職もできない若者や長く失業から脱出できないでホームレス状態にある人々をどうしようというのだ。政治がしなければならないことを何と心得ているのか。

 政策構想能力や広く深い知識などあるには越したことはない国会議員だが、せめてふつうの人々と同じ程度の知力や常識と少しばかりの品位ぐらい持ち合わせてほしい。子供たちやふつうの人々に尊敬されたり、目標にされたりするようなそんな発言や国会での雰囲気を見せてほしい。この方だけはと思っていた与謝野馨議員には、とくにお願いしたい。
コメント (1)
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