吉澤兄一のブログ

お江戸のど真ん中、平河町から、市井のトピックスを日記風につづりたいと思います。

”官僚”も15年で時効?!

2009年10月22日 | Weblog
 日本郵政の後任社長が決まった。斉藤次郎氏(73歳)は、元高級官僚だ。大騒ぎして解任(?)された西川社長(71歳)より2歳も”年寄り”だ。この狭い日本には、キャリア官僚か東大法卒かにしか人材はないらしい。

 とにかく、政治家や役人の人材ネットワークの狭さには驚く。毎日、お付き合いしているヒトが、閣僚同士、自民党や民主党同士、所属した主務省庁のお役人や経済界の限られた方や官僚OBなる公益法人やシンクタンクのタレントなどと、地元や選挙サポーターあたりに限られるのだ。

 官僚OBが多い民主党。だから、脱官僚をノリトにしたことに成果するかも知れないと期待した。そして、今回の郵政後任社長の斉藤氏だ。情けない。斉藤さんがいかに優秀でも、高らかに脱官僚をうたう民主党のシグサとは思えない。元キャリア官僚の亀井大臣が、いつまで経っても”官僚臭”が抜けないのは無視するとしても、何も 元官僚でも”15年経っているし、優秀だから”ふさわしいはないでしょう。

 鳩山首相や原口大臣は、どうお考えなのですか。亀井大臣のオシだし、小沢さんのブレーンだから、特別反対する事由はないということですか。民主党の脱官僚は”そのように薄っぺらな”ノリトだったのですか。脱官僚は文字通り過去官僚なのですか。政治家や国民に主権を取り戻すと言ったあの主張は何だったのですか。

 高級キャリア官僚も、退職して15年経てば”官僚や元官僚”ではないと定義したのですか。55歳や58歳あたりで退職し、公益法人や斉藤さんのような東京金融(先物)取引所などのようなところを1施設5年で3箇所渡れば”元官僚”ではなくなるのですか。これが、役人天国官僚100年の国の仕組みなのですか。

 しっかりしてください、政治家さん。民主党の方々も自民党の方々や先の渡辺さんたちも、本気で脱官僚をしてください。脱コンクリートも同じです。
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