シャツのほころび涙のかけら

昔よく聞いたNSPのタイトルを拝借。…趣味や日常を綴っています。基本はガンバレ自分!時々覗いてみてください。

つづら・行李

2008-07-31 | 豆知識的な…

一昨日、日本橋人形町をテクテク歩いているときに、ガラス越しに竹かごを積んでいるお店があった。しばし、足を止めた。つづら屋さん?のようだ。珍しいというか私は初めて見た。小さいけど歴史を感じさせる店構えだった。

その後に飲んでいたわけだが、つづら屋さんの話をすると「ウチの方ではつづらじゃなく行李と言っていた」という意見あり。そういえば行李ってのもある。でも舌切り雀はつづらだった。「つづら」と「行李」と何が違うのだろう?と思っていた。そこで、今日カチャカチャしてみた。

「行李(こうり)」とは、竹や柳、籐などを編んでつくられた蓋付きの箱で、その昔、旅行用の荷物入れや衣類の収納に用いられた道具。半舁(はんがい)ともいうそうだ。
「つづら」は竹などの植物を編んでそれに和紙を貼り、漆などを塗ってできた箱のようだ。

なるほど!つまり、編んだ状態でも使えるのが「行李」で、和紙に漆という加工を施すのが「つづら」ということか?ただ、関取さんが化粧廻し、廻しなどの身の回りの品を支度部屋に持ち込むときに使う箱を「明荷」というが、これは行李という説明も見たし、つづらの説明でも紹介されていた。ん~どうなんだろ・・・。

ところで、私が人形町で見た「岩井つづら店」の店主にインタビューした内容を紹介していたサイトがあり、つづらの製作など興味深く読ませていただいた。ただ、東京にはつづら屋が2件しか無くなったこと。つづら制作の永続は困難であるとのこと。伝統工芸の厳しさを感じた。

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2 コメント

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Unknown (我愛羅)
2008-08-01 10:45:50
私が今いる事務所も今月中には人形町に移転する予定ですので、人形町界隈を見て歩こうかた思っております。
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人形町 (kaede)
2008-08-02 11:12:12
そうなんですか。それはそれは。
人形町は甘酒横丁を歩いているだけでも、つづら屋さんや呉服屋さん、和菓子屋さん・・・歴史のあるお店が沢山あります。ゆっくり徘徊して、良いお店がありましたら教えてくださいな。
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