秋葉原駅からJRの線路に沿う狭い橋で神田川を渡り、少し真っすぐ行った左側に「ベイプトレジャー(英字)秋葉原」という店があった。以前は無かったので新しくできたようだ。
ウィンドウ越しに眺めると、お洒落な雰囲気。これは何の店?と思ったら、立て看板に「電子タバコ専門」とか書いてあった。電子タバコという存在を知らないわけではないが、その専門店があることに驚いた。お客さん来るの?とか。
それから1ヶ月ほど経った先週、この店の前を通る機会があったので入ってみた。
VAPE(ベイプ)は電子たばこの通称とのことだが、私の電子たばこのイメージとはまったく違っていた。
初心者丸出しでお店の方にいろいろ聞いたけど具体的には覚えられないので、以下の情報はWebサイト参照。
電子タバコの仕組みは、アトマイザーと呼ばれているタンク部分に注入しているリキッド(香りつきの液体)を、バッテリーを電源とした電熱線によって霧状化させ吸引するタバコのような吸引器具。
このリキッドがずらりと並ぶ。壮観。
「試しにいかがですか」と、「イイの?」と。この店では200種類以上のリキッドを無料でテイスティングできるが、こちとら何を試してよいのかも分からない。「タバコは吸いますか?」→「今は吸ってない(2週間前からだけど)」→「吸ったことがあるのであれば、近い味のものにしてみましょうか」とメンソールに近いミントの香りでおそるおそる試す。
ニコチンはないし、燃焼に伴うタールや一酸化炭素などもない。爽やかな感じ。それと、思いのほかファ~っと煙(霧)が広がる。
普通のタバコとの比較について話をしたが、それはタバコの代用として電子タバコがあるという私の先入観によるものだ。しかし、リキッドの8割(と言ったかな?)はタバコ味以外のものだという。喫煙とは関係ない世界になっているようだ。
本体も様々。数千円から数万円で形もデザイン感あるある。中には目盛りで煙の量を調整できるタイプもある。用具に凝りたくなるわけだ。煙管に凝るのと同じかな。
なお、海外ではニコチン入りのリキッドも出回っているらしいが、日本では薬事法で国内販売が禁止されているので店には無い。
また、法律上は年齢による販売及び使用の規制はないけど、この店では、全商品、未成年者への販売を行ってないという。喫煙の誘因になるとか言われるのだろう。
カチャッてみると「有害だ!」とするニュースもあったが、リキッドを特定してないので根拠薄。仮に何かあったとしても、普通のタバコに比べたら・・・と思うのは、喫煙経験があるからだろうけどね。
まぁ、いずれにしても“私の知らない電子タバコの世界”だった。
※お店『Vape Treasure 秋葉原』(今年の8月13日オープン)
http://vape-treasure.co.jp/
電子たばこというものがあることは知っていましたが、たばこの代用品だと思っていました。
たばことは別物なのですね。でも、禁煙対策になりそうですね。
ニコチンを使用したらなんにもなりませんが。
害にならなければ良い商品ですね。
健全な娯楽のようにも見えるし、一歩踏み外せばドラッグの世界へ移行するのではないか、という危惧も感じないではないし…。
いずれにせよ、知らない世界のルポ記事はぼくにとって貴重です。
少し気になったのは、店員もお客さまも若い方で、落ち着いた感じや和を感じるような、年配の方向けのもあればいいのにと。また、禁煙場所で使用したらどうなるのかな~とか。
居酒屋で飲食しているときに、同僚がiQOSを使用していましたが、ほとんど気になりませんでした。自身への害はともかく、他人に迷惑がかからないのであればお酒と一緒。今後、社会的な電子タバコやiQOSの扱いがどうなることやら。