普段は「塩」といっても濃いとか薄いくらいしか気にしていないのだが、たまたま「塩」に関係する会社の冊子をいただいたので、何気なく見ていると・・・。
●日本の塩消費量は、世界で第3位!
1位アメリカ、2位中国とはケタが1つ違うけど、世界3位という多さ。どれだけ塩好きなのかと思ったら、工業用も含むようだ。(といっても、どんな工業なのか分からないけど。)
●自然=安全ではない!
輸入品も増えて販売されている塩は1000種以上もあるといわれているが、天日塩は海水の水分を蒸発させただけなので、汚染物質が取り除かれていない事がある。岩塩も採掘されたままでは、重金属や土、ほこりが含まれている可能性があるとのこと。
日本で昔から主に行なわれている製法「煎ごう塩」。いわゆる「火を通して」つくった塩は安心とのこと。「天日塩」という単語だけにつられてはいけないようだ。
●味の決め手は粒の大きさと形!
塩の結晶の形は様々で、標準的なサイコロ型、逆ピラミッド型、薄い板状、針状、樹枝状、球状といった形がある。複雑な形のものほど表面積が大きいため、口の中ですばやく溶け塩味を強く感じる。
粒の大きなもの(岩塩に多い)は、溶けるスピードが遅くまろやかな味わいとなる。
そして、ニガリが複雑さをプラスするようだ。
塩の形など全く意識したことがない(そういう食生活のレベルではない)けど、「塩をつけてお食べください」というときは、確認することにしよう。
●料理用語
「ふり塩」「立て塩」「化粧塩」「呼び塩」「強塩」「もみ塩・塩ずり」「塩ゆで」・・・他にもあるのだろう。さすが、調味料の代表だな。
さらに、「敵に塩を送る」「青菜に塩」「手塩にかける」「ナメクジに塩」「傷口に塩」「塩をまく」「塩梅」とかもあるね。
ちなみに、サラリーマンの「サラリー」は、塩を意味するラテン語「サラリウム」からきているという。その昔、兵士の給料代わりに塩が用いられていたことが由来とか。
海の恵みの「塩」、たまに意識するのもイイかも。
煎ごう塩は、安心で、普段使っているのは、この塩なんですね。
そういうのもあるのだな~と思いましたね。
外国の塩をこしてみると、けっこう色が残るそうです。