一昨日、日本橋人形町をテクテク歩いているときに、ガラス越しに竹かごを積んでいるお店があった。しばし、足を止めた。つづら屋さん?のようだ。珍しいというか私は初めて見た。小さいけど歴史を感じさせる店構えだった。
その後に飲んでいたわけだが、つづら屋さんの話をすると「ウチの方ではつづらじゃなく行李と言っていた」という意見あり。そういえば行李ってのもある。でも舌切り雀はつづらだった。「つづら」と「行李」と何が違うのだろう?と思っていた。そこで、今日カチャカチャしてみた。
「行李(こうり)」とは、竹や柳、籐などを編んでつくられた蓋付きの箱で、その昔、旅行用の荷物入れや衣類の収納に用いられた道具。半舁(はんがい)ともいうそうだ。
「つづら」は竹などの植物を編んでそれに和紙を貼り、漆などを塗ってできた箱のようだ。
なるほど!つまり、編んだ状態でも使えるのが「行李」で、和紙に漆という加工を施すのが「つづら」ということか?ただ、関取さんが化粧廻し、廻しなどの身の回りの品を支度部屋に持ち込むときに使う箱を「明荷」というが、これは行李という説明も見たし、つづらの説明でも紹介されていた。ん~どうなんだろ・・・。
ところで、私が人形町で見た「岩井つづら店」の店主にインタビューした内容を紹介していたサイトがあり、つづらの製作など興味深く読ませていただいた。ただ、東京にはつづら屋が2件しか無くなったこと。つづら制作の永続は困難であるとのこと。伝統工芸の厳しさを感じた。
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人形町は甘酒横丁を歩いているだけでも、つづら屋さんや呉服屋さん、和菓子屋さん・・・歴史のあるお店が沢山あります。ゆっくり徘徊して、良いお店がありましたら教えてくださいな。