ふるさと加東の歴史再発見

少し気をつけて周囲を見回してみると、身近なところにふるさとの歴史を伝えるものがある。

近づく義士祭ー12月14日観音寺で追善法要

2017年12月06日 05時35分54秒 | Weblog
 

 朝の社の街を歩いていると、「義士祭」の幟が目につきます。そして、義士祭のポスターも。12月になると、寒さとともに赤穂義士祭が近づいたことを実感します。
 先日も佐久間良子さんの朗読劇が加東市で行われましたが、佐久間さんを義士ゆかり観音寺境内にある四十七士の墓碑のある菩提所に案内しました。
 加東市域には赤穂藩の領地があり、義士の長老であった吉田忠左衛門は加東郡代でもありました。赤穂浅野家が断絶となった後も当地には分家の家原浅野家が明治維新まで続きました。その浅野家の香華所であった観音寺に義士の150回忌に墓碑が民衆の寄進によって建てられました。それが観音寺の四十七士の墓碑なのです。
 義士の忠義を偲び、顕彰しようという縁の地の人々の思いによって建てられたというところに特色があります。中央に浅野内匠頭、その脇に大石内蔵助、主税親子、そして主君を取り巻くようにぐるりと並んだ四十七士の墓碑。映画の一シーンを墓碑に思い浮かべてみると義士の姿が見えてくるようです。
 14日には加東市義士奉賛会による義士追善法要、地元家原地区の皆さんによる甘酒の接待、社連合区の皆さんによるくじ引き、加東市中学校対抗駅伝大会、スポーツ少年団の剣道大会など多彩な催しが行われます。
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